テレビを点けたら、多部ちゃんが「悲しくてやりきれない」を歌っていた。
え?
ああ、映画「あやしい彼女」か。
韓国映画のリメイクね。
へえ、中国やベトナムでもリメイクされたのか。
大ヒットやん。
基本的には一日中曇っていたのだが、晴れたり、小雨が降ったり、安定しないお天気だった。
それでも、洗濯物を取り入れたて買い物に出ようとした時に雨が降ってきたというのは、まあ運が良かったのかな。
ゴディバって、あのピーピングトムの伯爵夫人のことだったのか。
気が付かなかった。
ちっとポイントが付いていたので、欲しいものリストの中からDVDを注文した。
お目当てはあの「放送禁止歌」ですがね。
▼Tatsuya Mori TV Works~森達也テレビドキュメンタリー集 [DVD]
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【DISC1】
■『ミゼットプロレス伝説~小さな巨人たち~』(1992年9月30日放送)
日本のプロレス黎明期には興業の花形として、またはお茶の間の人気者として一世を風靡した存在でありながら、いつのまにかメディアから黙殺され忘れられた存在となった小人プロレス…唯一現役で活動していた2人(リトルフランキー、角掛ひとし)のもとにかつて逃げ出した選手がまた復帰を願い出た。OBたちも続々集まってきて、実に30年ぶりにテレビマッチ-それはまるで小人プロレスオールスター戦-が実現する。
小人レスラーが語るプロレスラーとしてのプライドとスキル、全日本女子プロレスの会長やレスラー達からのリスペクト、愛情を丹念に描いた傑作。森達也は実現不可能と言われていたこの企画を通した後にプロデューサーに回り、ディレクターには後に『こどもの時間』で映画デビューする野中真理子を起用した。
●『職業欄はエスパー』(1998年2月24日放送)
ドキュメンタリー映画『 A 』の編集作業と並行する形で、撮影・編集が進められた作品。秋山眞人(超常現象研究家)、堤裕司(ダウジング)、清田益章(スプーン曲げ)ら、エスパーを職業に選んだ3人の超能力者の日常を寄り添って描いた逸品。彼らの超能力は本物なのか、彼らは嘘をついていないのか、そして森達也は彼らを信じているのか…カメラが徐々にあぶりだしていく。企画自体は、1993年に一度正式に決まりかけたが、清田益章がカメラの前でスプーン曲げを披露することを拒絶してロケ途中で頓挫した作品。その間の経緯や彼らと撮影者である森達也との愛憎も含めてのルポ『スプーン』が2001年に出版された。
【DISC2】
●『1999年のよだかの星』(1999年10月2日放送)
醜い容姿のために仲間から嫌われ居場所を失った鳥「よだか」を描いた宮沢賢治の童話「よだかの星」にインスパイアされた形で動物実験を扱った作品。人間の日常生活に必要な化学物質の商品化の際に義務づけられる動物実験だが、薬品や化粧品等の大手クライアントが公にしていない影の部分に触れることになるため、テレビ業界ではタブー視されている。本作は動物実験反対だけの立場ではなく、動物実験は人類のために必要とする研究者、新薬を必要とする難病患者、動物実験絶対反対の愛護団体の葛藤を各々描くことで、森達也らしい白と黒の間にある矛盾をはらんだ「生」が提示されていく。
●「放送禁止歌」~唄っているのは誰?規制するのは誰?~(1999年5月22日放送)
ドキュメンタリー映画『A』発表後最初の作品であり、森達也の名前をさらに高めることとなった衝撃作。
公序良俗に反する、差別を助長する…様々な理由で放送を見送られる「放送禁止歌」。「なぜ放送されないのか」、「誰が規制をするのか」を森は追う。
その過程で、最大の放送禁止理由と言われる部落差別問題を確認すべく直接部落解放同盟本部へと向かう。そして、身内ともいうべきテレビ局へも森はカメラを向ける…。企画自体は6年越しの企画。各局ドキュメンタリー番組担当からは「放送禁止歌を放送できるわけがない」と一蹴され続ける。ようやくフジテレビでの放送が決まり撮影を進める中、「放送禁止歌」とは形骸化したもので、実体などないことがわかる。
そこから企画は「過去の規制の検証」から「現在の規制の主体を炙りだす」ことに徐々に変質してゆく。放送後、解放出版社から部落差別問題についての取材を加える形で、同名の「放送禁止歌」として出版された。
※OA時と同じ楽曲ノーカットバージョンでの収録となります。
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▼幻泉館日録:放送禁止歌 #2
▼幻泉館日録:放送禁止歌
▼幻泉館日録:放送禁止歌手
▼幻泉館日録:放送禁止 自主規制
▼幻泉館日録:『放送禁止歌』(1999年)