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熱帯夜に試したい!快眠テクニック

2023-08-09 08:26:10 | 日記

暑くて寝苦しい夜は、なかなか寝付けなかったり途中で目が覚めたりして、寝た気がしない、なんか怠さが抜けないそんな日を減らして質のよい睡眠を得る行動をしてみませんか。

熱帯夜でも今より快適に眠り、日中を元気に過ごすための試してみて欲しいテクニックをご紹介します。

熱帯夜に試したい!快眠テクニック

快眠テクニック1.体温コントロールをする

■温かいものや辛いものを使った食事をとる
私たちの体は、深部体温(カラダの中心部の温度)が下がることでぐっすりと眠れるようになっています。

深部体温を下げる簡単な方法は、まず体温を上げて、その後体温が低下していくのを利用することなんです。

つまり眠りにつく3時間くらい前に、温かいスープや、唐辛子の入った料理などを食べると効果が期待できるんです。

■お風呂に入る
辛い物や暑い日に温かい物はどうもという方で、しかも暑い日はつい、シャワーで済ませがちな方は、湯船につかることで深部体温のコントロールにつながり、眠りにつきやすくなります。

このとき、40℃以下のお湯に15~20分程度つかると、リラックス効果が得られます。

注意したいのは、入浴のタイミング。

寝る直前に入浴してしまうと、なかなか深部体温が下がらず、かえって眠れなくなる場合があります。

布団に入る1時間前には入浴を済ませ、ほてりを落ち着かせることが快眠のポイントです。

快眠テクニック2.冷房と扇風機を活用する

睡眠時はカラダをあまり動かさないため、直接冷風が当たると寝冷えの原因に。冷房や扇風機を使いこなして寝苦しさをとることが大切です。

冷房の吹き出し口を水平にすると、体に直接冷たい風が当たらないので体が冷えにくくなります。

また、冷えた空気は上から下に流れていくので、ムラなく部屋の温度を下げることができます。

設定温度は、26~28℃くらいに設定し、3~5時間ほどでオフになるタイマーを利用しましょう。

扇風機を使うときは、首ふり設定にしたうえで風を壁や天井に向けると、体を冷やさない程度のそよ風を感じることができます。

快眠テクニック3.湿度コントロールをする

湿度が高いのも寝苦しさの原因の一つ。

湿度が15%下がると体感温度は1℃下がるとされているため、除湿をするだけでも寝苦しさを和らげることができます。

寝室内の湿度は50%~60%が理想的です。

冷房のリモコンや部屋にある湿度計など確認できる機能があれば、チェックしてみるのもひとつの方法です。

快眠テクニック4.吸湿性のよい寝具を選ぶ

睡眠中でも、体温を調整するためにコップ1杯ほどの汗をかきます。

熱帯夜となると500ml以上発汗することも。汗を吸収し、湿気を外に逃がしてくれるコットンのパジャマを着ると不快感をもたらすべたつきを感じにくくなります。

タオルケットやシーツも吸湿性のよいものを選び洗濯をこまめにすると効果的です。

快眠テクニック5.氷枕や保冷材を使う

氷枕・保冷材で後頭部や首元を冷やすと、快眠効果が期待できます。過去の調査では、暑さによるストレスが減り、途中で起きてしまう回数や寝苦しさによる寝返りが少なることが分かっています。

またペットボトルに水入れ凍らせた物を、たらいなどに入れて枕元に置くのも効果的です。

最後に

ちょっとしたテクニックを実践するだけで、質の良い睡眠につながることがあります。

出来るものがあれば試して今よりも体をを休め、蒸し暑い夜を乗り越えませんか。


発酵と熟成 何が違うの? 発酵と腐敗は紙一重

2023-08-08 07:49:37 | 日記

その昔、納豆を食べている時に「納豆って豆を腐らせて作ってる食べ物だろ」と友人は、言っていました。

私自身も、一時そう思ってました。

しかし、冷静に考えて腐った食べ物が美味しいなんて事あるの?

そもそも、発酵と腐敗ってどう違うのか?

みなさんもそんな事考えたことありませんか。

食品に時間や手間をかけておいしくする技法は多々ありますが、その中でも発酵と熟成は当たり前の技法です。

しかし、食品をおいしくするにはそれなりの時間を要する過程で、腐敗していることに気づかない場合もあると思いませんか。

具体例や菌の種類も交えて、発酵と腐敗と熟成の違いについて調べてみました。

食品を発酵・熟成させる意味

栄養たっぷりな発酵食品は納豆やヨーグルトなどのそのまま食べられるものから、味噌、食酢などの調味料まで幅広く存在します。

しかも安価ですぐに食べられる物がほとんど。

健康ブームの中でも食品の質をより上げる発酵、熟成食品ってよく見聞きする言葉になりました。

食品を寝かせて発酵や熟成することによって、その食品が持つ旨みを更に引き立てることができます。

今や発酵や熟成は豊かで健康的な食生活を送る上で欠かせない状況です。

特定の食品に発酵や熟成を施すことによって、人の体に有益な状態をもたらしてくれることが発酵や熟成です。

発酵食品は腐らない? 実は発酵と腐敗は紙一重

後でもう少し解説しますが、発酵食品は腐らないなどの説が出回っていますが本当なんでしょうか?

しかし、いくら発酵食品と言っても腐敗しやすい食品もありす。

代表的なものとして、甘酒などは特に腐敗しやすい食品なんです。

塩分やアルコールが多いものは腐敗菌を防御するため味噌や醤油などは腐りにくい部類ですが、糖分を多く含んだ甘酒は腐敗菌が混入しても防御する成分が含まれていないからです。

食べる機会の多い納豆も、もともと腐っているから大丈夫とよく見聞きしますが、発酵食品であっても適切な環境に置かなければ腐敗することもあるんです。

発酵と腐敗は菌の種類が違う

菌の働きで食品を良くも悪くも変えますが、菌=悪いものだと考えている方も多いことでしょう。

菌には種類があり、良い菌と悪い菌が存在します。

発酵と腐敗は菌の種類が違う1・悪い菌

食品の腐敗を促す悪い菌は「腐敗菌」と呼ばれ、タンパク質やアミノ酸を分解してアンモニアなどの強烈な臭いを放ちます。

目では見えない微生物は人の手指や空気中、土壌中など様々な場所に点在しており、そこから食品に付着します。

製造元を離れるとその過程で菌の付着は起こりやすくなりますが、食品工場で菌の付着を一切なくすというのは非常に困難です。

微生物が食品の中で増え、成分が変わることによって腐敗します。

発酵と腐敗は菌の種類が違う2・良い菌

良い菌は腐敗ではなく、発酵して体に有益な状態を与える菌です。

「発酵菌」と呼ばれ、ヨーグルトでお馴染みの乳酸菌や麹菌などの菌は食品の質を高める良い菌です。

また、酢を作るために必要な酢酸菌や納豆を作るために必要な納豆菌といった酵母菌もお腹の調子を整えたり血液の流れを良くする欠かせない菌です。

発酵と腐敗と熟成の違い

発酵や熟成といった食品に何らかの手を加える製法は、普段食べている数多くの食品を作り出す上で必須です。

しかし、発酵と腐敗と熟成はどれも時間を置くことが多いため、違いが分かりにくい部分があります。

一歩間違えれば腐敗になってしまうこともあるため、発酵と腐敗と熟成の違いについてです。

発酵と腐敗と熟成の違い1・発酵

発酵とは、微生物の動きによって食品の中の物質が変化し、人の体へプラスになる物質を作り出すことです。

発酵した食品は人の体に嬉しいだけではなく、保存に向く性質になったり、食べたときによりおいしいと感じる旨み、風味をアップさせる働きもあります。

発酵過程でアミノ酸やビタミンが生成されることで栄養価が高くなるため、発酵はおいしく体に良い食品作りをする上で必要なのです。

発酵と腐敗と熟成の違い2・腐敗

腐敗とは、食品の中に含まれる微生物の働きで物質が変わり、人に悪影響を与えるもののことを指します。

腐って食べられない状態に当たる腐敗は、微生物が関与する点までは発酵と同じです。

しかし、発酵との違いは変化した状態が人に有益か有害かが大きな違いです。

実は発酵と腐敗にはきちんと決められた定義がなく、発酵か腐敗かを決めるのは作り手の判断に任されています。

目的のものを作ることができれば発酵、食べられないのであれば腐敗といった具合に、同じ現象が起きても発酵になることもあれば腐敗になることもあります。

発酵と腐敗と熟成の違い3・熟成

熟成とは、特定の食品に温度や湿度、時間などの条件を設けて長期間置き、化学変化が生じることです。

発酵や腐敗のように、熟成に関しては必ず微生物が必要になるというわけではありません。

厳密には微生物が産んだ化学物質がお互いに反応している状態ですが、そこで微生物が死んでいる場合があるため、生きている微生物が関わっているわけではないのです。

熟成は微生物なしでも食品が持つ酵素の働きなどにより寝かせることで分解され、旨みや香りが良くなります。

熟成は発酵と同じように見えても過程や製法が異なります。

意外?発酵食品の具体例

発酵食品を意識的に取り入れている方も多いですが、手軽に続けやすい納豆やキムチ以外にもたくさんの発酵食品が存在します。

意外?発酵食品の具体例1・調味料

醤油、味噌、酢、タバスコ、ワインビネガーなどが調味料類の発酵食品です。

各調味料は非常に種類があり、使う材料や製造法など細かく異なります。

意外?発酵食品の具体例2・野菜類

野菜由来の発酵食品はいわゆる漬け物のことです。

ピクルスやキムチ、メンマ、ザーサイ、わさび漬け、ぬか漬け、奈良漬け、べったら漬け、野沢菜、ザワークラウトなどがあります。

意外?発酵食品の具体例3・豆類

豆由来となっている発酵食品は納豆やテンペ、バニラビーンズ、腐乳、豆腐ようなどです。

意外?発酵食品の具体例4・乳製品

乳酸菌を使用して作られる発酵食品は、チーズやヨーグルト、サワークリーム、発酵バターなどがあります。

意外?発酵食品の具体例5・肉類

肉を使用する発酵食品は、生ハムやサラミ、キビヤックなどがあります。

作り方は非常に幅広く、酵母を使ったりカビを使ったりと様々な製造方法があります。

意外?発酵食品の具体例6・魚介類

魚介類の発酵食品は、塩辛やくさや、なれ寿司、かつお節、へしこ、アンチョビ、ホンオフェ、舞昆などがあります。

地域や国によって数多くの魚介類を用いた発酵食品が存在します。

意外?発酵食品の具体例7・酒類・お茶

酒類の他にも、発酵食品に当たるお茶も存在します。紅茶やウーロン茶、プーアール茶などがお茶の発酵食品で、日本酒や焼酎、ビール、泡盛、ワイン、マッコリ、甘酒、酒粕などが酒類の発酵食品です。

意外?発酵食品の具体例8・パン

発酵食品という観点ではパンも該当します。酵母菌とイースト菌などを小麦粉と合わせ、発酵したものを焼きます。

このように、日本以外に他国を含むと書き切れないほど発酵食品は存在します。

熟成の具体例

熟成品1・味噌・醤油・酒(ワイン)

発酵食品のカテゴリーに含まれる味噌や醤油、酒ですが、これらは過程で発酵と熟成が行われているため発酵食品とも熟成食品とも言えます。

味噌や醤油はアミノ酸と糖が反応して色が変わり、褐色したのち香りがアップします。ワインなどの酒類も酸味と渋味がまろやかさに変わり、より洗練された味わいへと変化します。

熟成品2・黒にんにく

自己発酵させることにより熟成された黒にんにくも人気が高い食品です。

にんにくを熟成させることにより、糖度が増しておいしくなります。

熟成品3・肉や魚

熟成させる食品の中で最も登場頻度の高い食品は肉類や魚介類です。

タンパク質が分解されてアミノ酸が増えることにより、おいしさの深みが高まります。

熟成させたエイジングフィッシュやエイジングビーフは人気が爆発的に高まり、今では食の一部として定着しています。

最後に

発酵や熟成は食品をおいしくして質を上げる作用がありますが、腐敗と紙一重な部分があるため区別が難しいと言われています。

実際、明確な定義はないですが発酵と腐敗と熟成の状態を知って、毎日の食生活に役立ていただけたら嬉しいです。


楽しい旅行中も太りたくない! そんなときは

2023-08-07 06:48:03 | 日記

旅行って日常生活と違い楽しみなイベントです。

そんな旅行中は、ダイエットを忘れて食事を楽しみたいけど、やっぱり太りたくない!と思っている方いませんか?

ダイエットを始めて効果が出始めたころやダイエット完了期日が近い時などダイエットのことを考えると、せっかくの旅行も楽しさ半減ですよね。

ストレスを減らして、旅行中でもできる「体重キープ」で乗り切る、そんな食事の食べ方や選び方があれば試してみたいと思いませんか。

旅行中も体重キープで食事を楽しむ工夫

旅行中も体重キープ1・バイキングで食事のバランスをコントロール

朝食や昼食がバイキングの場合はしっかり食べてOKですが、夕食の場合は控え目にするのがお勧めです。

バイキングで気を付けたいのは、お皿に盛るバランスです。

野菜や海藻類などのサラダや副菜はお皿の半分、肉・魚・大豆製品などの主菜、ご飯・パンなどの主食はそれぞれお皿の1/4程度に盛るのが理想。

バランスよく盛りつけ、旅行中に偏りがちな食事をコントロールするよう心がけて楽しみましょう。

また、野菜や海藻類・きのこをしっかりとることで、不足しがちな食物繊維を補い旅行中の便秘改善におすすめです。

旅行中も体重キープ2・食事は就寝の2時間前まで

夕食は遅くならないようにと夕食後の間食にも注意。

食後すぐに寝ると活動量が減るので、消費エネルギーも減ってしまいます。

また、遅い時間まで飲食をしていると体内時計がずれ、太る原因のひとつになると言われています。

一般的に消化には2~5時間程度かかる言われています。

遅くとも就寝の2時間前までには食事を終え、軽い運動をしたり、普段よりゆっくり入浴を済ませたりするとよいでしょう。

旅行中も体重キープ3・移動中の間食は控え目に

バスや電車で移動中に口寂しくなり、つい間食をしてしまうことはありませんか?

移動中の間食も旅行中の醍醐味ですが、少し控え目にしてメインの食事を楽しむ方に気持ちを切り替えましょう。

けど楽しさに負けてどうしても我慢できないときは、食べるものを選んで砂糖がついていないドライフルーツや乾燥野菜チップ、シュガーレスの飴やガムなどで乗り切ってみては。

また、間食は就寝前を避け、エネルギーを消費しやすい午前中から夕方頃までに。

旅行中も体重キープ4・お酒は適量に

お好きな方にとっては、旅行の楽しみのひとつでもあるお酒。

これだけは譲れない。

しかし1日のお酒の適量は、ビールなら中瓶1本、焼酎なら0.5合、ワインなら2杯程度とされています。

しかし旅行先で適量で済ますなんて出来る方少ないですよね。

そんな時はお酒を飲むと食欲が増進すると言われているので、前後の食事を和食や野菜中心にする、間食を控えるなど、ほかの食事で調整しましょう。

おつまみに揚げ物類は一品までとし、枝豆や冷ややっこ、野菜スティックなど低カロリーのものを選んでお酒を楽しんでみては。

旅行中も体重キープ5・ゆっくりよく噛んで食べる

食事は、いつもより気にかけて噛む回数を増やし、ゆっくり食べるようにしましょう。

いつもより噛む回数を1.5~2倍くらいに増やすと、飲み込むまでの時間が長くなり、全体的に食べる量を減らすことができたという研究結果があるので試してみてはいかがでしょうか。

また、厚生労働省では健康づくりを視点に、ひとくち30回以上を目標としています。

よく噛むことで、ご当地グルメや旬の食べ物をゆっくり味わえるという点でもおすすめです。

旅行中も体重キープ6・自炊ができるホテルを選ぶ

旅行で太ることが気になるなら、自炊のできる旅行をしてみてはいかがでしょうか。

例えば、キャンプなとお勧めです。

またコンドミニアムをはじめ、最近は自炊ができるミニキッチンや共有キッチンのあるホテルが注目されています。

旅行中に疲れてしまった胃腸には、大豆製品やささみ肉など脂質が少なく消化に良いものを、便秘には食物繊維がとれる野菜や海藻・きのこ、果物を選びましょう。

現地のスーパーなどで食材を調達し、そのときの体調に合った方法で調理することができます。

とくに長期旅行は外食が続くので、いったん体をリセットしたいときにおすすめです。

最後に

せっかくの旅行ですので、楽しむことは大前提ですよ。

「体重キープ」で乗り切るためのコツを思い出して、出来そうなものを試してみてくださいね。

それでも体重が増えてしまったら、旅行の翌日から普段の食生活に戻し、1週間くらいを目途にカロリーコントロールをして、徐々に体重を元に戻しましょう。


コーヒーは発酵食品って知ってました?

2023-08-03 07:57:39 | 日記

香ばしい香りと苦味のバランスが絶妙のコーヒー。

多くの健康効果も高いと言われ、毎日のようにコーヒーを楽しまれている方も多いと思います。

そんなコーヒーは発酵食品ってご存知でしたか?

そうコーヒーは、納豆やキムチと同じ発酵食品なんです。

クセのある味わいのコーヒーは発酵というプロセスを踏むことで味の行方が左右されます。

嗜好品として楽しんでいる方も多いコーヒーの発酵方法からコーヒー酵母、乳酸発酵、麹菌、酸素が関わる複雑な情報をまとめました。

そもそもコーヒーってなに?

コーヒー豆はアカネ科の植物であるコーヒーの木から収穫されます。

コーヒーの果肉は完熟した状態になるとサクランボのように鮮やかな赤色になるため、コーヒー豆は別名コーヒーチェリーとも呼ばれています。

そんなコーヒーは気軽に飲めるものと答える方、こだわりを持っていると答える方、様々な楽しみ方があります。

コーヒーは突き詰めていくと非常に奥が深い飲み物です。

市販されているコーヒーは粉末のものからドリップして飲むものなど、個々の嗜好によって好みの飲み方ができます。

しかし、そんな世界中で愛飲されるコーヒーは独特の香りやクセのある味わいから、発酵食品のカテゴリーに入るのではないかと疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

コーヒーは発酵食品

コーヒーは発酵食品か、という点ですが、結論から言えばコーヒーは発酵食品です。

コーヒー豆が収穫されてから私達が普段目にする状態になるまでに様々な工程を踏んでいきます。

そもそもコーヒーはコーヒー豆を収穫した後に、果肉を処理加工して種の部分が見慣れたコーヒーの元になります。

コーヒー豆の生産処理は味わいが変化するだけではなく、輸送や保存の関係で腐敗を防ぐために行われます。こういった生産処理のことを「プロセス」と呼び、様々なプロセス方法を実施されることで口に入れた際の香りや味わいが変わります。

ちなみに、このコーヒー豆の生産処理は他にも「コーヒー加工方法」や「精製」とも呼ばれます。

コーヒー豆は製造過程で発酵

コーヒーの実が馴染んだ豆の姿になるまでには、木の育成から収穫、生産処理、脱殻、焙煎という順番を経て消費者の元へ届きます。

コーヒーが発酵する段階は生産処理を行う際に進んでいきます。

コーヒー豆が発酵食品に含まれるということは、ヨーグルトなどの乳酸菌を体内に取り込めるのかという疑問が出てきますが、焙煎が終わっているコーヒーは既に死滅した乳酸菌のみが含まれています。

生きたまま体内へ送ることはできませんが、死滅した状態でも腸内で善玉菌のエサになってくれるため、コーヒーは適度に飲むと体に良いと言われています。

しかし、コーヒーの発酵に関しては効用を期待するというよりも、発酵することによって発生する香りや味わいを楽しむという方向性に期待されています。

コーヒーの発酵方法

手間をかけずに飲めれば良いという方や、コーヒー豆によって抽出する道具を変えるほどこだわりを持っている方など、コーヒーにかける熱量は違うものの、万人に愛されるコーヒーはどのような発酵方法を経ているのでしょうか。

大きく分けて2種類の果実を取り除くための方法があります。

コーヒーの発酵方法1・水洗式(ウォッシュド)

水洗式(ウォッシュド)と呼ばれるプロセスは、その名の通り水につけて発酵させることで果実を除去する方法です。

コーヒー豆の果皮と果肉を機械で除去してから水へ浸すと、ほぼ完璧に果肉を除去することができます。

水を使ったこの方法は、水の中に含まれる微生物の増殖が進むことで、その働きによりコーヒー豆を分解(発酵)していきます。

ただし、水洗式で発酵したコーヒー豆は腐敗に近い状態の欠陥豆になってしまうことが多く、その場合は取り除かれてしまいます。

水洗式で作られたコーヒーは香りや質の良い酸味を味わえ、この方法を定番として取り入れているのはブラジルやエチオピア、イエメン以外の地域です。

コーヒーの発酵方法2・非水洗式(アンウォッシュド)

非水洗式(アンウォッシュド)と呼ばれるプロセスは、乾燥をメインに果肉を除去する方法です。

果皮と果肉を天日干しにして乾燥させた後に、機械的に除去が行われます。

乾燥させる間は虫の被害や不純物が混ざる可能性も高くなりますが、しっかりと熟した味わいと香り、コクが楽しめます。

非水洗式では果肉に残った微生物が酸素と触れて増え、果肉や種の部分の発酵が進んでいきます。

ブラジル、エチオピア、イエメンなどの地域がアンウォッシュド式を主流としています。

ちなみに非水洗式の方が乳酸菌発酵が進みやすいのだそうです。

コーヒーの発酵で多くの味が楽しめる

コーヒーは非常に歴史の古い飲み物です。上記で触れた製造方法や発酵などを用いて現代まで飲み続けられていますが、嗜好の広がりからコーヒーは多用性を求められる時代になりました。

コーヒーがもともと持っているおいしさを異なるおいしさにシフトさせられないかと、今現在でも試行錯誤が続けられています。

次は上記でご紹介した以外の方法で作られるプロセスについて触れていきます。

アナエロビックファーメンテーション

アナエロビックファーメンテーションは日本語にすると「嫌気性発酵」です。もともとワインの製造工程で見られるこの方法を、コーヒーのプロセスにすることで特別な発酵が起こります。

発酵酵母の中には酸素を嫌うものがおり、酸素がない環境で活発になる酵母やバクテリアが存在します。

それらを活発にさせるために、タンクや容器などにコーヒーチェリーを入れて酸素をなくした環境で発酵させる方法がアナエロビックファーメンテーションです。

一般的な発酵と比べ、フルーティーな香りや独特の甘みが発生します。

ハニープロセス

ハニープロセスは前述した水洗式と非水洗式の中間である「半水洗式(セミウォッシュド)」とほぼ工程が同じです。

ハニープロセスは中米産のものに対して言い、果皮、果肉を除去してから乾燥させます。

コーヒー豆には殻の部分に「粘液質(ミューシレージ)」と呼ばれるネバネバとしたものが付いていますが、ハニープロセスはこの粘液質を付着させたまま乾燥が行われます。

その結果、ハニープロセス独自の甘い香りと味わいが引き立ち、クセのない魅力的なコーヒーが出来上がります。

また、ハニープロセスは粘液質をどの程度残すのかによって呼び方が変わり、90%除去されているものをホワイトハニー、75~80%除去されているものをゴールデンハニー、50%除去されているものをイエローハニー、20~25%除去されているものをレッドハニー、全く除去していないものをブラックハニーとしています。

マロラクティック(乳酸発酵)

マロラクティックという方法は上記でも少し触れましたが、もとはワインを製造する際に用いられる発酵プロセスです。

この方法は添加された乳酸菌の働きでリンゴ酸が乳酸に変化し、酸味を軽減させて広がる風味を引き出します。

コーヒーの果実に含まれるリンゴ酸が乳酸発酵することにより、甘さやなめらかさがアップしたコーヒー豆に仕上がります。

麹菌

コーヒーを発酵させる過程で麹菌を使ったものに注目が集まっています。

その元となっているのは、幻のコーヒーと謳われるほど希少価値の高い「コピ・ルアック」という高級コーヒーです。

東南アジアに生息するジャコウネコがコーヒー豆を食べて排泄した豆を使用します。

ジャコウネコの消化器官で発酵されたこのコーヒー豆は、麹菌を使うことで再現できるのではないかということで、麹菌発酵したコーヒーを開発しました。

麹菌発酵されたコーヒーはクリーミーで軽い口当たりと甘さが付加され、丸くカドが取れた味わいになるようです。

酵母の力で発行

そもそも酵母とは、含まれる糖をアルコールと炭酸ガスに変える善玉菌(微生物とも言う)のことです。

パン作りに詳しい方はコーヒー酵母や〇〇酵母という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、発酵や酵母などは良く似ているため違いが分からないという方も多いことでしょう。

酵母は簡潔に言うと目的のものをアルコール発酵させる親のようなものです。

酵母があるから発酵するのですね。

コーヒーにも同じことが言え、コーヒー豆から起こした酵母をコーヒー酵母と言います。

ナチュラル思考の方が多い現代では、コーヒー酵母のような自家製酵母を1から作り、パンやケーキ作りに活用しています。

コーヒー酵母を混ぜて作ったパンはふっくらと膨らみ、良い香りを放ちます。

最後に

コーヒーは発酵食品か、についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

コーヒーはただでさえ種類が多いため、情報の多さに困惑させられる食品です。

歴史を刻んできたコーヒーは普段目にする段階では既に発酵し終えていて、それが普段楽しんでいる香りや味わいに直接アプローチされます。

一杯のコーヒーに手間暇がかかっていることを考えると、丁寧にゆったりとしたコーヒータイムを楽しみたいものですね。