自分で言うのもなんですが、私は小さい頃、お絵かきが得意でした。
ひびすけくらいの年で描いた人物画には、ちゃんと首もあり動きもあり、
4歳くらいの頃には、そこらの小学生より写実的なイラストを描いていたもんです。
ゆえに、自分の娘には小さい頃からそこそこの画材を与え、
情操教育は絵や工作を中心にして…
なーんて、赤ちゃんの頃から勝手に夢想しておりました。
が。
ひびすけは、絵に興味ゼロ。
描く絵ときたら、未だにぐしゃぐしゃという線ばっかりだし、
そもそもあまりお絵かきをしたがりません…。
その代わり大好きなのが、歌と文字です。
ジュークボックスのように陽気に歌が飛び出すのは、
子供らしくていいのですが、微妙なのが文字に対する興味です。
こちらは早期教育にまったく興味がないどころか、
早すぎる文字の習得は弊害がある!…くらいに思っていたのに、
2歳半くらいから、ジイジが買い与えたあいうえおカードでひらがなを覚え、
まだ3歳前ですが、シンプルなひらがなはほとんど読めます。
ジイジやバアバが、ひびすけを預かるときに、間がもたないので、
つい、あいうえおを教えちゃう、というのもあるみたい。
絵本を勝手に読んでる様子は、読みの下手な小学校一年生くらいの感じです。
いやいや、自慢じゃないんです!
幼児のうちは、文字のない感覚の世界を十分堪能してほしいと思っていたのに、
子育ては理想通りにいかないものです。
バアバに「しょうがないのよ、あの子、アンタが小さい頃より、
ずっと文字に興味あるんだもん」と言われ、
まあ、それも個性と思うことにしました。
そんなひびすけさん、今習得中なのは、濁音と半濁音。
「“ひ”にてんてんがつくと“び”?」
「“ひ”にまるまるがつくと“ぴ”?」
と毎日のように聞いてきます。
おかしかったのがコレ。
「“あ”にてんてんは、“ありゃりゃ”?」
グッ
その子供らしいボケが、お母さんは好きです
本日の一枚
ひびすけ三ヶ月の頃の写真です。
ひびすけと呼ばずにおれなかった男っぷりよ!
その年の年賀状に使い、「女の子です!」と解説もつけたのに、
その後、何人の人に「お子さん男の子だったよね?」と言われたことか(笑)。
当時の写真を見ると、ひびすけは決まって、
「ひびちゃん、おかあさんのおなかのなかにいたんだよねー、
ひびちゃんあかちゃんのとき、ハゲだったんだよねー」
とうれしいそうに言います。