今月は久しぶりに良く読めた。
面白い作品にも出合え良い1か月であった。
2月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3798
ナイス数:91
村上海賊の娘(三) (新潮文庫)
読了日:02月27日 著者:和田 竜
村上海賊の娘(二) (新潮文庫)の感想
刺身は酢か煎り酒で食べる。九条は陸続きではなく島であった。雑賀党の鉄砲傭兵集団。知らないことが多すぎる。石山本願寺がどういうものだったか知ることができた。これが本当であれば、親鸞も嘆き悲しんだことでしょう。
読了日:02月25日 著者:和田 竜
村上海賊の娘(一)(新潮文庫)の感想
『大阪湾は大雑把にいえば楕円形をしている。この楕円形にはふたつの切れ目がある。一つが明石海峡、一つが友が島水道』大阪湾に入ろうとすれば、どちらかを通らなければいけない。』地図で確認する・・・。その通り。大阪に住んでいてこんなことも知らなかった。淡輪に海賊衆がいたことも驚いたが、最後の方、淡輪の海賊衆と景とのやりとりは面白かった。浄土真宗は昔勉強したことがあり、その一文を読み懐かしくもあった。
読了日:02月24日 著者:和田 竜
本日は、お日柄もよく (徳間文庫)
読了日:02月23日 著者:原田マハ
日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル (ハヤカワ文庫JA)の感想
高校生のころによく読んだ。改めて読むと面白い面もあるが、たいがいは馬鹿げているし、えげつない描写が多い。自分の人生に多少の影響を与えている作品だと思うと、もう少し別の小説に出合っていればとも思ってしまう。今になって学生の時、途中から筒井康隆氏の小説を読まなくなった理由が分かった。
読了日:02月23日 著者:筒井 康隆
花散らしの雨 みをつくし料理帖
読了日:02月17日 著者:高田 郁
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)の感想
酔っている時は、面白くも感じず、書棚の片隅に置いていた。何年か経ち、酒が抜けたところで読むとようやく読んでよかった。もっと、早く読んでいおけばよかったと感じた。「あれこれ考えず、ひとつの道を進む。」良い言葉がみつかった。つづきを読みたい。
読了日:02月11日 著者:高田 郁
インビジブル (文春e-book)の感想
戦前の満州の話からつながる戦後の大阪の闇の話。満州で家族を得た幸せとその後の転落。想像すると悲しく、虚しくなってくる。日本と麻薬の関係は本当にあったのか(ヒロポンは知っていたが)、気になる。小難しく感じたところもあったが、内容としては面白いと思えた。
読了日:02月09日 著者:坂上 泉
かもめのジョナサン 完成版 (新潮文庫)の感想
孤独・飢え・病気に耐える。スピードという恐怖、体が壊れるのではないかという不安にも耐える。誰にも助けられず、心を支えてくれる人もいない。(親や師匠は助けてくれているか)そんなに強く生きられる人は存在するのだろうか?誰にもできないことなので、尊敬され 拝められる。いつしか、神格化され、信じれば・拝めていれば・祈っていれば 我々凡人は努力することなく救われるということになるのだろうか?
読了日:02月07日 著者:リチャード バック
1973年のピンボール (講談社文庫)の感想
淡々と仕事をこなし、双子と淡々と過ごす。ありふれた生活であるが、作品では新鮮に感じる。鼠の苦悩。ビールを飲めど、バーに行けど、その悩みは解決しない。先延ばしになるだけだし、そのままでも良いような気もする。ピンボールの話は面白く読めた。
読了日:02月06日 著者:村上春樹
風の歌を聴け (講談社文庫)の感想
デレク・ハートフィールドが気になる小説であった。内容について、他者の酷評もあり、その通りでよく分からないところがあるが、全体的に淡々としていて人間としての煩わしさがなく、あっさりと読めたのが良かった。なんとなく生きていて、なんとなく人と関わりができて、ビールと音楽あって、景色を眺めることがある。そんな印象。続きがあるようなので、読んでみたい。
読了日:02月04日 著者:村上 春樹
黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)の感想
黒猫とアッシャー家の崩壊は恐ろしかったが、その他は理解できなかった。難しく、苦痛であった。その他の作品も読もうか悩む。
読了日:02月03日 著者:エドガー・アラン ポー
たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説の感想
【別式女】江戸時代殿様や高禄の武士の護衛を男装した女性の武芸者がつとめた。【国際親善協会・新日本女性】お国のために誇りをもってあちら(アメリカ)の兵隊を慰安せよ。つまり抱かれなさいという仕事【山田朝右衛門】江戸時代に御様御用(おためしごよう)という刀剣の試し斬り役を務めていた山田家の当主が代々名乗った名称。死刑執行人も兼ね、首切り浅右衛門、人斬り浅右衛門とも呼ばれた。
その他ググって分かった言葉も多かった。しかし、推理小説としては物足りない。時間とお金があるか、昭和の時代を知りたい方にはお勧め
読了日:02月02日 著者:辻 真先
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