うごくものに、こころ、うごく

~うごくものは車やバイクや鉄道だけではありません~

GPXにハザード&ウインカーポジションを追加する(その2)

2011-09-15 | バイク
(前回の続き)
前回苦言を呈した中古品のハンドルスイッチ、文字が何もないと余りにも寂しいので、ラベルプリント用紙を使って、表示を自作してみた。


前面ハウジングはGPXのもの。後面ハウジングがZZRのもので、GPXに合わせてグリーンの文字で「PASS」「CHOKE」とハザードマークを作成して貼ってみた。
こうしてみると、ハウジング自体の色味もはっきり判るほど異なっていることがわかる。

さて、このGPXと同型のハウジングだが、文字色がグリーンでハザードスイッチが付いた仕様のハウジングは本当に少ない。
当方が調査した限りでは、ゼファーのごく一部の年式とGPX400Rに採用された位しかないようだ。前面ハウジング裏面にはハザードスイッチ取付用のネジ穴があるのだが、他に一体どの車に採用されていたのだろう?

当時のカワサキのラインナップから考えると、GPX750R、GPZ400R、ZX-4にはプッシュキャンセル式ではないスライドタイプのウインカースイッチが採用されていたし、GPZ1000RXやZX-10、エリミネーター250はGPX250Rと全く同じスイッチ。エリミネーター750や400は独自のスイッチが付いていた記憶がある。
そう考えると、緑字印刷が残った状態の中古品を探すのは至難の業であることがよく判ると思う。

1993年ごろから緑字印刷のハンドルスイッチは姿を消し、白字印刷のものが主流になる。更に1995年ごろからはデザイン自体が角ばったものから曲面を多用したものに変わり、この角ばったデザインのスイッチは約10年ほど活躍したことになる。

バイク人気がまだまだ高かった80年代を生きた、このスイッチのデザインに懐かしさを覚える方は多いことだろう。




-----


コメントを投稿