日光鬼怒川温泉のホテル・旅館の再生

日経9月30日より
あさや、金谷ホテル観光、鬼怒川温泉山水閣の3社は、以前産業再生機構が再生を手がけ、現在は地域再生ファンドであるとちぎインベストメントパートナーズ（TIP）が主体となって再生を継続していた。再生に目処が立ち、受け皿となる新会社３社は地元関係者や取引先の個人、企業などが設立することになる。地元主導での再生の1つの型になるだろう。

米で製薬・ＩＴ大手企業がＭ＆Ａ

日経9月29日より
米国では大型買収の発表が週明けに相次ぐのを「マージャー・マンデー（Ｍ＆Ａの月曜日）」という。今週明けの２８日は約１兆２６００億円のディールが発表された。ゼロックスはＩＴサービス大手ＡＣＳ社を買収、製薬大手アボット・ラボラトリーズはベルギー化学大手ソルベイの製薬部門を、ジョンソン・エンド・ジョンソンも、インフルエンザ用ワクチンなどに強いバイオ企業の株式を取得した。M&Aが復活トレンドに入った。

ドラッグのセイジョーが介護施設を買収

日経MJ9月28日より
ドラッグストア大手のココカラＨＤ（子会社はセイジョー）は介護施設を運営するタカラケア（茨城）を買収する。タカラケア株全株と施設の土地・建物の売買金額は２億３０００万円。ドラッグストアは競争が激化しており、セイジョーは埼玉県でも介護施設運営を既にしている。

日本航空の再建策

日経9月26日より
　国土交通相は、日本航空再建のため専門家らによる特別チーム「ＪＡＬ再生タスクフォース」を設置した。カネボウ、ダイエーなどの再建に取り組んだ再生部隊から人材を集め、突貫工事で検討を進め、１０月末に骨子を固めて１１月末に最終案をまとめる。

消費者金融業界の規制と影響

日経9月26日より
アイフルが私的整理の一種である事業再生ＡＤＲ（裁判外紛争解決）の利用を発表した。背景にあるのは、業界の規制が強化されているから。総量規制は融資額を借り手の年収の３分の１までに制限するルールである。借り手の源泉徴収票などを確認しなければ融資できなくなるのも規制強化の1つだ。倒産やM&Aがどこまで増えるか、しばらく目が離せない。