いま婦選会館に何が起こっているか!

もう黙っていられない。婦選会館は市川房枝の婦選運動を続けてきた日本婦人有権者同盟にとって運動の拠点です

え!? 使用中の建物でもやはり耐震工事はできるのね

2007-08-25 08:44:58 | Weblog
暑い、暑い夏休みが終わりました。超高層ビル群が立ち並ぶ新宿のホッとする一角、婦選会館に通ずる並木道で、ミンミンゼミが鳴いています。今年は郊外のわが家でも異常に蝉が多いのですが、「新宿で、蝉の声!」と感動。いつまでこういう夏の光景が渋谷区代々木のこの地で保たれるのか?

同盟と記念会の攻防はその後、多少、ちょっと衝撃的な形の衝突?などもありましたが、基本的には何も変わりません。衝撃的などと聞くと、「それって何?」と歯がゆいでしょうが、後ほどお話ししますね。なにしろ、このブログはチェックされているので、あちらのけしからん攻撃は皆さんに一刻も早く知らせたいが、こちらの手の内は読まれてはいけないなと思います。詳しいことがお知りになりたい方はぜひ同盟に直接遊びに来るか、電話で問い合わせてくださいね。

同盟の夏休みの1週間閉じられていた婦選会館は、入るとかび臭く、ムッムムと熱く、気分が悪くなりそうでした。その2日後にボランティアに来てくださったKさんは、東京で今夏最高の暑さを記録した日で、気分が悪くなられて(たぶん熱中症)、もう大変だったようです。同盟備え付けのクーラーもかなりガタがきてますから。やはりボランティアで来てくださった別のKさんは婦選会館の階段で小さな小さなヤモリに出会って「キャー」。赤ちゃんヤモリがいるということはその両親や兄弟もどこかにいるのでしょう。ゴキブリで絶対に「キャー」とは言わない〔本当は嫌なのだけれど〕、記念会の「婦選会館は危ないのです」というのにも絶対に「キャー」とは言わない(これは全然怖くない)、ずうずうしい私は「ヤモリは屋守で婦選会館を守ってくれるのよ。先生の化身かも」と、Kさんを無茶苦茶勇気づけて、まあ、同盟は平常通りに事業を続けています。

そして、8月23日、同盟の3つの部会があった日、鍵問題で入れないため私がお迎えに行ったSさんが「いよいよ婦選会館の工事が始まったのかと、驚いたわ」でも、それは、婦選会館の耐震改修工事ではありませんでした。

Sさんが驚いたのは、婦選会館へ続く並木道の中間にあるマンションの工事でした。かなり大掛かりそうな工事なので、このマンションの友人を訪ねてきた人ということで、私は、さりげなく、住民に何の工事か伺ってみました。経年劣化による耐震補強なども含む改修工事で11月頃までかかるそうです。もちろん住民の方々は、工事期間中、マンションにお住まいでOK、事務所はお仕事継続OKなのだとか。Sさんは、「え、そうなの?」と何だか納得いかないようでしたが。だって、私たち、もう工事期間も知らされないまま、立ち退きを強要されていますものね。

耐震問題や財政難は本当? 新しい事実が

2007-08-17 09:00:47 | Weblog
暑い日が続いていますが、皆さまお元気ですか。
電気代節約のため、クーラーはできるだけ控えめに、朝夕打ち水などでエコ的に過ごそうという私の生活をあざ笑うかのように、気温はどんどん上昇して、フーフー言う犬猫や家族とのんびり夏期休暇を過ごしているはずのわが家にファックスや電話が……。

A「見ましたか、ルネッサンスのニュース」
私「はい、会員の方からファックスいただきました」
A「あれを読むと、婦選会館が安全に使われなくなったというのは、嘘のようですね。記念会が移ったニューステートメナーの方が危険だとか」
私「そうです。「婦選会館は危険だ、大地震が起きたら私たちは民事的・刑事的責任を免れない」、と言われて不審に思ったのですよ。そんな馬鹿なと、だから、同盟は現在も婦選会館の事務所で頑張っているわけですが、記念会の主張が全く根拠のないことだと解雇された方たちの努力で今回わかりました」
A「婦選会館が行った耐震診断とその結果の耐震診断書というのはインチキなのですか?」
私「耐震診断書の計算書に数値の誤りが何箇所かあるようで、慎重さに欠けると指摘されています。数値の誤りが、単なる入力ミスか、故意か、わかりませんが、耐震診断書が全くでたらめだとは意見書は言っていません。それより、記念会が、耐震診断書を勝手に解釈して、同盟や社会、そして理事や評議員たちにした説明、その後の処置が、非常におかしいようです」
A「ふーん。事業を特化するというので、すごく驚いたのだけれど、財団の財政状況はそんなことをする必要がなかった、むしろ、今回の政策転換で、財団自身が存続できない可能性が強いということですよね」
私「そうなのですよ」
A「財団の理事・評議員の方たち、財団に関係ある方たちはこういう資料をきちんと見ているのかしら。このままでは、財団はなくなってしまうようね」
私「それがとても心配です」
A「あなた、意見書というのを持っていないよね」
私「いえ、先日、酷暑の中、ある方がお持ちだというので、いただきにあがりました。ルネッサンスニュースやインターネットで、大まかなことはわかりますが、意見書には、専門的なことも含め、建物としての婦選会館・事業を運営してきた記念会の現実のディテールが書かれています」
A「え、持っているのだ。その入手先は」
私「入手先は、今は秘密。同盟と記念会は車の両輪だった。みんなが知り合いなのですよね。今回、こういうことが起こってしまった背景には、同盟・記念会・理事・評議員・維持員の意思疎通のまずさがあったかもしれない。そこをほぐしていかないといけないのかもしれませんね。同盟に解雇された職員の方たちの意見書があります。実費でコピーしますので、ぜひ、読んでみて下さい。その時に、コピー代プラス少しカンパして下さるとうれしいです。この意見書を作成するのに、解雇されたお2人は、多額の資金が必要だったのです。これを読むことで、私たちは、将来の同盟の運動を、記念会のあり方を真剣に探っていかなければいけない気がします」