14日、藤田徳人さんの取材に行ってまいりました。その報告をしたいと思います。
この日は、今まで尊敬していてお会いしたかった方とお目にかかることができたので、生涯忘れることのできない思い出深き日となりました。
藤田先生のファンの方が偶然でも、このブログを読んでくださると嬉しいです。
取材は、弊社の(・・といっても私は生徒ですが)編集長(女性)、カメラマン(男性)と私の3人で伺いました。私は取材ライターとしてです。普段着慣れないスーツを着て出掛けたのは、何年ぶりだったでしょうか。
初めて先生にお会いして挨拶を交わした時の印象は、とてもさわやかな方でした。
先生は、ご自身でもおっしゃっていますが、強いオピニオンを発する方なので、ファンの人たちは先生を崇拝していますが、それと対をなすアンチの存在もあります。
でもお会いしてみたら、心優しい方でした。
取材は、先生のオフィスにて、2時間に渡って行われました。
取材が和やかなムードでできるように、といったお気遣いを、ところどころで感じずにはいられませんでした。更にもっと打ち解けると、途中から、先生のオフィスにみんなの笑い声がずっと響き渡っているほどでした。
私が先生にお話を伺っている間、カメラマンと編集長は先生の愛用品やアーティストを感じさせる物、先生が読んでいらした文献等、様々な写真を撮っていました。
今、「テープおこし」をして、笑い声の響く収録した会話聴きながら、取材をOKしてくださった藤田先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
実は、先生に取材を申し込む時、色々悩んだのです。そのお話のいきさつを・・。
私は先月末から今月10日まで、ニューヨーク経由でブラジルに11日間行っていたのですが、その間、ショックな出来事がありました。
先生は現在、お医者さんと作家活動をお休みしていて、昔から大好きな音楽でのブレイクを試みています。
先生は、「昔から音楽業界では芽が出ず、自分は苦しんでいる。自分は普段から、人間行動学を語り、夢の実現の仕方を偉そうに書いているが、書いているだけでは、人を納得させることはできない。だから、音楽業界では今、負け組みだけれど、少しずつ上り詰め、いづれは成功し、夢の実現の仕方を実際にみんなに見せることによって、負けている人たちを勇気づけたい。」という夢をお持ちなのです。
そして、ファンの人がアクセスするブログに、自分の書いた詞をお載せになっていたのです。
ところが、心無い人っているんですね・・その詞を替え歌にして、茶化したアンチがいたのです。先生は「せつない」という言葉と理由を書き残して、ブログを閉鎖してしまわれました。
歌詞って、魂と心をこめて作ったものですよね。しかも、真剣に取り組んでいる人にそんなことをするなんて、私も許せませんでした・・それを知ったのは、サンパウロに泊まっているホテルのPCから、そのブログにアクセスした時のことでした。
普段から、先生のブログにコメントしていたので、もしかしてハンドルネームくらいは覚えてくださっているかな、と思って、メッセージをローマ字で送信しました。日本語では打てないPCでしたので・・。(苦笑)
そしたらなんと、先生が直々にお返事を下さったのです。それもローマ字で!
「励ましの言葉をありがとう」という内容と、そして最後に、「僕はローマ字でなくても大丈夫だったのですか?」という内容でした。
もう、その時の私の驚きといったら・・。また私は返事をローマ字で書きました。先生から直々にメールをいただけたことのお礼、そして先生は普通に日本語で打ってくださって大丈夫です、きっと私が万が一読めないとかわいそうだと思って、ローマ字で打ってくださったんですね!という内容のものでした。
すると、先生は、メールを再び下さったのです。そして、ご自身が今作っている歌の曲を添付してくださったのです。「是非お時間あるときに聴いてください。ブログの件は残念だけれど、また今度は音楽ブログを配信する予定です。また、そこで会いましょう!」というメッセージでした。今度は日本語でメールくださいました。(笑)
日本に帰った後、その曲を聴き、感想を書きました。それだけを書いて、取材依頼はやめようかな、と思っていました。
なぜなら、そんな事件の後、ズカズカと土足で先生にお話を聞かせてくださいなんて言うのは、あまりにも無神経な感じがしたのです。
でも考えに考えた挙句出した結論はこうでした。
私の所でこの企画を握りつぶすのでなく、どんな趣旨の取材か、先生に内容だけはお伝えしようと思ったのです。やはり先生に決めていただこうと・・。
そして、この取材依頼は前々からの企画であること、先生の今のお気持ちを尊重したいということを、曲の感想とともに、勇気を持って書いて送りました。
すると、本当にすぐ、お返事くださいました。
取材をお受けしてくださること、そして、その事件は皆さんが心配するほどのものでは全然なく、今は曲作りに集中している、といった内容でした。
言葉にできないほど、嬉しかったです。
先生は、私がメールであまりにも喜んでいたので、そんなに喜んでいただけるなら、取材、サービスしますよ、(色々と話しちゃいます、という意味)とまでおっしゃってくださいました。
そしてお言葉通り、笑いを交えながらも、取材の質問には一つ一つ真剣に答えてくださいました。
また逆に、先生のユーモアで、私が突っ込みを入れられたも所ありました。(笑)
そして、普段なら、あまり口外されないだろうな、と思われるような、貴重なエピソードもお話くださいました。
強気な藤田先生ワード、炸裂でした。私を含めたファンは、きっとこの藤田先生の強気と自身に満ち溢れた言葉が聞きたいのだなあ、ということを、改めて認識させられました。
最後に撮影したのは、初めて先生がギターを持った写真です。今まで作家さんのお顔しか公開されていなかったので、音楽でブレイクしたらお宝写真になるなあ、と思います。
多彩なアーティスト魂を持った先生を、私はずっと応援していきたいと思っています。
さて、これからまたテープおこしの続きをしようと思います。
今後も、この取材が本になるまでの経過を書いていきたいと思います。
11月発売になりそうですが、藤田先生のファンの方は楽しみにしていてくださいね。
あと、残念ながら齋藤薫さんは、現在は取材を受けつけていらっしゃらないとのことでした。
執筆に専念されていらっしゃるとのこと。ものすごく感じの良い秘書の方から、本当に、何度も何度も電話で取材をお断りすることについて謝罪されていて、こちらの方が申しわけなるほどでした。
きっと、秘書の方は齋藤薫さんがもちろん選ばれた方なので、当然のように素敵な方なのだろうなあ、と想像してしまうほどで、断られても、全然こちらが嫌な気持ちにならない、素敵な電話対応をされる方でした。
奥田英朗さんは現在、予定していた作家さんから取材をお断りされてしまったクラスメートが、トライする予定です。
みんな本気です。
前後しますが、ブラジルでの夜の話、次にアップします。ではまた。