昨日は、町田市の成瀬くりの家保育園様で、卒園式を終えた5歳児さんに苔玉づくりに挑戦して頂きました♪
5歳に苔玉が作れるか?という懸念もありましたが、全くの杞憂に終わりましたよ。
みんな元気に、個性的な苔玉を作ってくれましたー♪
それでも、植物選びには結構悩みました。
①まず丈夫であること
②5歳の掌に収まる根の大きさ
③子供たちが知っている草木でること 等々
はじめはアイビーやプミラ等の観葉植物も考えましたが、それではふわりが関わる意味がない。
子供達に、日本の草木の素晴らしさを伝えることも大きな意義と感じていますから、生産者さんに色々と相談。
結果、「もみじ」の幼木に決定。
オーソドックスですが、小さな根の、扱いやすいものが見つかりました。
こういう活動を話すと、面白がってくれる同業者さんも多く、色々と協力くださいます。
まだまだ、植物業界で出来ることは沢山ある、皆で協力して広げていかないとと感じます。
頑張って作った苔玉の水遣りです。
大きなバケツに水を張って浮かべます。
島みたいに水に浮かんで、あっちにプカプカ、こっちにユラユラ。
自分の苔玉を見失わないように、真剣に見張っています 笑。
最後に流しのタイルの上に並べて品評会。
自慢の苔玉の完成です♪
この後に、卒園の植樹もしました(その様子は後日)
昨年から関わらせて頂いて、卒園する5歳児さんとも何度かイベントさせて頂きました。
少しは顔も覚えて頂いたようで、なんだか感慨深いです。
愉しい中にも、イベント中に家庭の環境をポロリと口にする子もいて、切なくなる瞬間もいくつかありました。
元気いっぱいに見えても、心の中に様々な葛藤を抱えている、多感な時期なのだと思います。
ほんの一瞬関わる間にも、色々な感情に取り巻かれるのですから、日々関わる先生方のご苦労は如何ばかりかと想像します。
それでもね、この大切な時期に、慈悲深い大人に囲まれ、季節や行事を大切に過ごす日々はかけがえのないもの。
いつか、この思い出が、樹木の根のように育って、ちょっとやそっとのことでは倒れない、丈夫な心と体を支えてくれることと思います。
苔玉づくりや植樹の体験は、心に一瞬だけ吹く風のようなもの。
思い出の中に少しでも残ってくれていたら嬉しいです。