「先生1.8万人減らせる」 財務省が「機械的に」試算(朝日新聞) - goo ニュース
「40人学級は国を誤る」 下村文科相、財務省方針に反論(産経新聞) - goo ニュース
この2本のニュース、どう思います!?
確かに財務省は国の財政を管轄するところですからね、いわゆる「お財布事情」が苦しければ「財布の紐」を締める、という…それが仕事といってしまえばそれまで。
だからといって、机の上でソロバン弾いて(←古い)考えるだけじゃ…。
財務省は35人学級で“成果”が見られない、ので40人学級に、と。
なぜ?なぜ?
単純に「お財布事情」からの言い訳にしか聞こえないんだよね…。(実際そうだろうケド)
そうすれば(35人→40人学級)、教員の配置数も削減、給与も浮く。。。と。
一方、文部科学大臣は「40人学級」に対して否定的。
実際そうですよ。35人学級で成果が出ないなら、むしろ30人学級にして教員の目が行き届く体制にする。
もしくは40人学級にするというのなら、1学級に複数教員を常時配置する。
(現在、一部で行われている、補助教員の体制ではなく)
学校の先生が本来の「勉強を教える」「授業の準備を整える(教材研究・指導方法の検討)」を後回しにして事務処理に忙殺されていることに目をつぶったままじゃ…。
学力を本当にあげたい、って言うのならソコでしょ。予算を使うのは。
小学校できちんとした基礎学力(と学習習慣)が身につかない。
「わかった!!」という知る喜びを経験しないまま…。
↓
中学校で勉強についていけない(勉強の仕方がわかんないからね)。
受験対策は塾任せ←経済格差が学力格差に。
↓
高校受験、つまづき。かろうじて合格した学校でも苦しい思い。
一部は退学し、フリーターなどに…将来は?
↓
大学、これもまたかろうじて合格したが…高校分野を学びなおすことに時間を費やす。
何のための大学?就職活動のため?履歴書に○○大学卒、って書きたいから?
↓
就職…。できればラッキー。就職浪人当たり前。
…う~ん。
これこそ、国を挙げて検討しなければならない課題じゃないのかな?
基礎・基盤がガタついたままじゃ、いつか綻び、崩れるよね。
今、目の前にある「お財布事情」ではなく、10年後、20年後、30年後の大人をどうやって育てていくか?
つまりは、今の「こども」に如何に「いい投資」をするか?ということ。
ここに着目して「いいお金の使い方」をしていただきたいもんです。
…たいした税金も納めてませんが(笑)