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個人の責任ではなく事業者の責任 (カリブの海賊)
2007-03-25 17:05:23
kynthmさんの掲示板ではお世話になっています
ユーラス報告書、詳細がでているとは知りませんでした。ある知人の専門家の意見でも、シュミレーション事実は真実かも知れない。しかし、今回の報告書の内容は真実の如何にかかわらず、事業者に圧倒的に有利な報告書だと思わせる内容だと言っていました
PC上なので簡単にしか見ていませんが報告書について、なにか本質的なものが抜けている報告書のように思いました。ここまで深刻なシュミレーション結果になるのであれば、事前に知見を持って、メンテナンスマンにどれほどの教育をしていたのか。固定ブロックの重要性や、アラーム発生後の迅速な対応の徹底。
これは、教育を担う事業者に全ての責任があるといってよいでしょう。メンテ員の非はゼロではありませんが、あたかも、全く危険性を教育されずに起こったJCOの事故を髣髴させます
 
 
 
Unknown (mizu)
2007-03-26 16:09:23
カリブの海賊さん、こんにちは!コメントありがとうございます。
ユーラスの詳細報告書、私も最初に見たときには気づきませんでした。後になって出たのでしょうか?
外部委員の名前まで出しているので、シュミレーションの結果は問題ないのだと思います。ただ、このシュミレーションでは、過回転が原因で設計上の耐力を超え崩壊に繋がる可能性がある。ということが分かるだけです。実際にどの位の回転数で、どの位の力がかかったのかが分からない。データがないので推測でしかない。

またなぜ過回転に至ったのか。「作業員のミス」だけですまされているのがどうも気にかかります。
当日、またその前からの作業員の配置状況、教育体制、本社の管理体制など触れられたくない所には触れない。という感じが受け取れます。
 
 
 
基礎の施工不良が原因? (あほさんきまま)
2007-04-07 19:44:36
① 過回転を招いたボルトの保守の問題はあったにせよ、なぜ、このような最悪ケースを考慮した風荷重の想定をしないのか(公共性の高い機械・構造物は「フェール・セーフ」の考え方をとるのが一般的である)外国からの輸入機材である、この風車タワーの 基礎へのローディング・データは日本の国情を考慮したモノになっていたのか疑問
② H14年の沖縄電力での同様の基礎からの倒壊のケースと似ているが、こちらのケースは想定外の暴風状態での事故なので、やむを得ない側面もあるが、今回の岩室WFのケースは25m/s程度の風環境下で起こっているので、もっと詳細な検討報告書があってしかるべきと考えるがいかがが?
③ 報告書には、原設計の基礎の計算書でアンカーボルトの引き抜き検討を行っていないとあるが、通常の基礎の計算では必ず行うのが常識の検討を省いた理由はなにか?このケースの様にアンカーフレームごとスッポ抜けるようなコンクリート破壊は根本的な危険性・設計ミスがあったのではないか
④ 基礎部とアンカーフレーム、鉄筋を連成したFEM解析を試みているが、ペデスタル部分と肝心なフーチング部分とを全体系で解析した形跡が公表報告書からは観られないが、 FEM解析のモデル化(要素分割や拘束境界条件、荷重のモデル化)は妥当なのかこれだけの資料では判らない。
⑤ フーチング部のコンクリート打設と、ペデスタル部分のコンクリート打設に、いわゆるコールド・ジョイントが元々無かったか?(連続打設が行われているか疑問)
⑥ 基礎と鋼製タワーの基部を完全固定する場合には、コンクリートの根巻きを行うなど相当程度の固定の確保が必要であると思われるが、どのような基礎とタワーの締結が行われていたのか
 
 
 
Re:基礎の施工不良が原因? (mizu)
2007-04-08 17:16:44
あほさんきままさん、初めまして!コメントありがとうございます。
私は構造力学には不案内で、今回のブログでも構造部分の内容についてはほとんど触れていません。あほさんきままさんは、専門のようですね。いろいろ教えて頂けると嬉しいです。
調べていたところ、風車の構造基準というのがないようなのですが、どうなのでしょう?回転する機械である以上、建物等とは異なる基準が必要かと思うのですが。

今回の事故の報告書は事業者がまとめた物なので、どうしても事業者依りになってしまいます。今後の風力発電の信頼性を高める上でも外部機関や学会等での調査、報告を期待しています。
 
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