いよいよ明日2月18日、臨水亭の初釜が開催されます。準備として、相当なアイテムをこなしていきます。
お料理、庭の準備、お部屋の設え、お道具の取り合わせなど、じつに多岐にわたる準備が必要です。
先ず、お料理の下ごしらえ。
かつお節でだしを取ります。煮物椀の素ですね。
昆布とカツオのだし、全ての料理の基本ですね。
続いて、向付のさかなを下ろしたりします。
料理の内容は当日の出来上がりでご紹介いたします。
次はお庭の準備です。
本来なら、この蹲を使って手を清めてから席入りするところですが、明日はあいにくの雨のようです。因みにこの蹲は鎌倉時代に作られたものだそうです。
この青竹の延べ緞は庭師さんにお願いしました。
こちらはお部屋の準備です。
先ずは釜の灰を仕込みます。
濡れ灰を仕込みます。こした灰を番茶で湿らし、さらに裏漉しにかけたものを使います。
灰の中に前瓦を仕込み、さらに灰の表面処理を行います。
鳥の羽を使って、灰を整え、さらにスジをつけます。
煙草盆の火入れにもこの灰を仕込みます。
灰を仕込んだ釜を設えます。灰の表面が風で飛ばないように、本番までビニールでカバーします。右に水差しです。
煙草盆の灰吹きも青竹を切ります。
切る前に長さをあわせます。
こうして明日のお客様の御来亭をお待ちいたします。
上から不昧公は、私のお手前をご覧になっているのでしょうか。
料理を作って、庭の準備をして、釜の灰を仕込み、青竹を切って、お手前の稽古をして、お菓子もつくり、江戸時代のお話しもいたします。
明日、お茶会の様子をご報告いたします。