photo by Fukashi Hojo
北里大学病院小児科集中治療室(PICU)2011.7.21救急入院後3日目
Copyright（C） Hideki Ishihara 2011 Tokyo JAPAN 
Beyond The LINE／境界線の向こう側 『Beyond The LINE／境界線の向こう側』
（Prologue）Bell and pulse of dignity
／尊厳の鐘と鼓動 (鐘：北條慈音 唯一の音源収録)
北里大学病院小児科集中治療室(PICU)2011.7.21救急入院後3日目
Copyright（C） Hideki Ishihara 2011 Tokyo JAPAN
ENBAN・縁絆 緊急報告
真の「縁」と「絆」の主人公 北條慈音(ほうじょうじおん)満16歳が、7月21日に 北里大学病院(相模原市南区)に救急搬送、救急救命治療のおかげで、当病院小児科集中治療室(PICU)に入院中。http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-229.html
重度体幹機能のハンディをもって生まれ、眞の縁と絆を体現しつづける北條慈音が、
7月21日、午後の食事中に喉を詰まらせてしまいました。
両親、北條不可思・里恵も必死で人工呼吸をし、119番連絡をしました。
救急救命で駆け付けて下さった救命士の方々、受け入れて下さった北里大学病院の救急救命治療のおかげで、1時間以上の心肺停止の状態でありながら、命を取りとめ当病院小児科集中治療室に入院中でございます。
現実は厳しく、以前の如き意識レベルの回復は望めません。北條不可思・里恵は、救急救命には心から深く感謝いたしております。しかし、延命治療は望んでおりませんでした。
ENBAN・縁絆の主人公
救急搬送から数日は動転したままに過ごしました。
実際の日数と、我が身の状態の暦が合わないままに、混乱もしておりました。
命の不思議を味わせて頂いたのですが、自呼吸を始め、あの足の指と瞳でサインを出し始めました。
現在は、再生ではなく、新生慈音との生活をまっさらな状態から築いていくために、ひとつひとつ学んでいるところです。
緊急の ENBAN・縁絆通信を出させていただいて以来、多くの方々から心を寄せていただき、支えられ、励まされています。地元をはじめ国内の各地にいらっしゃる各界各氏、ニューヨーク(アメリカ)、マラガ(スペイン)、ローマ(イタリア)・・・の各国いらっしゃる各界各氏の慈音に頂いたお心は決して忘れることはありません。深く感謝いたしております。
この先に不安がない訳ではありません。絶望の淵に落ちるかもしれない恐怖を完璧に払拭することも出来ません。
けれども、思えば、【ENBAN・縁絆】を始めた時もそうでした。進む術も知らないまま、やりたいって声を上げたら、たくさんの人と出会い、助けられながら続いてきました。
だから、つたないままに始めてみようと思います。
医学の力にも、看護の力にも目を見張ります。ただただ感嘆するばかりで、なんの知識も経験もないことにへこみまくりました。でも、医学者で、保健所の所長を勤めている広島時代からの友人 福永一郎博士(台湾で開かれている国際会議の最中でもホットラインを繋いでいてくれていました。)にもアドバイスを受けながら、慈音のこれまでとこれからを、ご縁のあったドクターや看護師の方々に背中を押してもらいながら、私たちらしく繋げていけたらいいなぁと願っています。
現在は、慈音の容態も落ち着いて、次のステップへと進めそうです。
秋が深まる前に自宅に帰ってこられるといいのですが、焦ってもいけません。
今般は、 ENBAN・縁絆の主人公：北條慈音の父と母として、深謝の意つくせません。
おかげさまでありがとう
namo-amidabutsu
北條慈音の父と母
北條不可思・里恵 拝
北條慈音(ほうじょうじおん)満16歳http://fukashihojo.com/contents/localnavi1225448829750.html
読売オンライン 親と子 伝え合う心(読売新聞)
