去年の5月。かの香織さんのコンサートを見た。

しかも、最後にサインを頂いたときに写真を撮らせていただいた。僕の無感覚で老人のように鈍いシャッターのタイミングに、ちゃんとポーズを合わせてくれていたのは、撮った後に気ずいた。というか、その時、前のかのさんから、殺気が少しあったので、なにかしてるのは判った。その後、僕がなんて言ったか、ありがとうございました的なことを言ったとき。かの香織さんの目は、僕の幸せを念じていたのか、まるで、時空を越えて僕を応援してくれる感じの目でした。おかげで２，３日物事が上手く運んだ気がします。
　そう、コンサートの感動と言うのは、凄いですよね。人格さえ変えてくれそうなコンサートを何回か経験しました。かの香織さんのコンサートはとりあえず、安らぎでした。そして、初めて、かの香織に会えた感動でした。叔母さんになったとはいえ、非常に純粋な心を持っていて、歌手として仕事をしていました。
　さてと（清水靖晃さんのＨＰの名前）。かのさんのエンジェルズソングから、天使の詩をここに書きます。もちろん無許可です。ごめんなさい。かのさんに興味のある人は、是非、このＣＤを買ってみてください。

sony　music MHCL1081-2 エンジェルソングス　　かの香織

満天の星のどこかに
必ずだよ
不安のあとには必ず
静かで美しい世界があるはずなんだ
荒涼とした街のかたすみで
きみが悲劇に襲われたとしても
きっとその次には
静かで美しい世界があるということを
思い出してみて

静かで美しい世界
それは
懐かしい蜜月の空気と夢の匂いに近い
きみの涙とひきかえに
繰り返し甘い香りの韻をふみながら
泣きやんだきみの星空で木霊（こだま）してる

ほんとうの星空は
私たちの心の中にあるんだ
繊細に
確かな場所で息をしている
少し気づきにくいけれど
ほのかに
ただほのかに息をしている

ね、、
毎日が見えなくなったら
きみのチャンネルを少しだけそこに変えるのってどうだろう

或る日　空を眺めていたら聴こえてきた

「暫く逢っていなかったけど元気だった？僕の友達。
　だけどいつだって　この透明な空のステイションから
　きみを観ていたんだ
　きみを受けとっていたんだ

たとえ

　きみが住む惑星の生命が
　一夜にして木端微塵になる日が来たとしても
　僕たちは
　手を離さない
　僕たちは失なったりなどしない

もう誰もきみを悲しませやしないだろう
そう、

　恐れる必要なんてもうないんだ

　きみは空につながっている
　きみはいつだって
　僕につながってひとりなんかじゃないんだ」