フィッシャーテクニックのブロックキット

知育玩具・技術教育教材として優れたフィッシャーテクニックのブロックキット、キットの組立方法・新製品情報などを紹介します。

構造物の補強方法(筋交いの使い方)

2011年03月26日 | ブロック
3月23日 先般からジェットコースターを組み立てていますがフィッシャーでは構造物の補強をどのようにしているかを簡単に説明します。構造物は角型のはり(長さは120、60、30、15の4種)をつなぎ合わせて組み立てますがそのままでは強度がないので筋交いをいれて丈夫にします。筋交いは直行用とたすきがけに使う斜め用に分かれていますがこれは正方形の底辺と斜辺の関係で底辺の√2が斜辺になりますから直行用に対応して斜め用の筋交いが用意されています。ブロックは15mmが基本形ですからスパン幅が30mm、45mm、60mm、75mm、120mmに対応して斜め筋交いは42.4mm、63.6mm、84.8mm、106mm、169.6mmになります。90mmに対応した127.2mmはありません。主として塔屋の場合は75mmまでしか使うことはありません。2m位の高さまではスパン75mmで充分です。
写真の左端のように長さ120mmのはりを4本組立てスパン幅を最小の15mmとして筋交いで補強するとき使用する部材は
角型はり120mm  4本    直行筋交い30mm  8本   斜め筋交い42.4mm  8本
リベット4mm   32個
になります。これは最大限使用した場合ですがその用途に応じて減らすこともできます。
 

この構造物を体験できる最高のキットが「スーパークレーン組立キット」です。3種類のクレーンを組み立てることで力のモーメントから始まって構造物の安定・不安定、ラーメン構造やトラス構造の反力・応力に至るまで体験的学習できますので正に遊んで学べる「構造力学学習おもちゃ」です。しかも組み立てたクレーンはリアリティがあり迫力がありますので充分にご満足いただけます。
 
 

また「機械と構造」にも橋梁やクレーンを組立ながらトラス構造を中心に丈夫な構造とは何かが学習できるようになっています。
 



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