☆リンダ・ハワード 二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション 2012年2月新刊
☆紹介文
人気ナンバー1作家 リンダ・ハワード LINDA HOWARD
謎の事件に巻き込まれたウェディング・プランナー
現われた担当刑事は、“一夜かぎりの恋人”で…!?
アトランタの美人ウェディング・プランナー、ジャクリンは自分の仕事にやりがいを感じつつも、彼女自身は恋に臆病になっていた。ある日、市庁舎の廊下で彼女はひとりの男性とぶつかってしまう。
彼に受け止められた瞬間強いときめきを感じた彼女は、その晩バーで再会すると、はじめて抱く衝動のままに
ベッドをともにする。一夜かぎりの相手だと忘れようとする彼女だったが、翌日思わぬ事態が発生。
無理難題を要求していた花嫁が殺され、直前に口論していたジャクリンが容疑者に、しかも担当刑事は前夜の彼で…!?
☆感想等々
読書メーターに書いた感想
《アメリカの結婚式ってこうなのね、と興味深く読みました。二人のロマンス15% サスペンス30% アメリカ式結婚模様50% って感じ(私の独断と偏見)。 ドラマティックな展開でわくわくドキドキではなく ごく普通な生活に殺人事件が起きちゃって、で、ふたりや周りが振り回されていく様をじっくりと読めて楽しかったです。 もうすこしヒーローが彼女に振り回されて ジタバタあがいてくれたらもっと楽しかったでしょうにねぇ。。。。 》
結構昔のリンダ・ハワードの作品は もうドラマティックで ヒーローが独特なで、、、が多かったような気がするけど
この頃のリンダの作品は ちょっと普通な 的に変わってきたのかと思ったり。
もう世紀のラブロマンスというよりは どこにでもありそなって感じだけど じっくり読むとなかなかに面白い。
それにもまして 恋に臆病になっていたヒロインが ヒーローに出会って恋に落ちて おまけに殺人事件が起きて
すべてが彼女の意図する方向と真逆になっていく それに振り回され 彼に振り回され 自分の心に振り回され
次第にかわっていく様が 面白かったのでした。
そういう意味ではヒーローは彼女の救世主で、騎士なのでしょう。
刑事という立場上、彼女を影から見守らなくっちゃならない、、、っていうつらーい立場がもうちょっといっぱいあったら よかったのになぁと思ったのでした。
ヒロインはもう十二分に苦労してましたから。。。
このお話ってロマコメじゃあないかなとちょっと思いましたョ。