francoisの読書メモ

ロマンス小説嵌りまくり。
本の紹介と簡単な感想等々書いてます。

「夜風のベールに包まれて」

2012年02月26日 22時15分28秒 | 読了(ロマンス小説)

☆リンダ・ハワード    二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション  2012年2月新刊

☆紹介文 

人気ナンバー1作家 リンダ・ハワード LINDA HOWARD

謎の事件に巻き込まれたウェディング・プランナー
現われた担当刑事は、“一夜かぎりの恋人”で…!?

アトランタの美人ウェディング・プランナー、ジャクリンは自分の仕事にやりがいを感じつつも、彼女自身は恋に臆病になっていた。ある日、市庁舎の廊下で彼女はひとりの男性とぶつかってしまう。

彼に受け止められた瞬間強いときめきを感じた彼女は、その晩バーで再会すると、はじめて抱く衝動のままに
ベッドをともにする。一夜かぎりの相手だと忘れようとする彼女だったが、翌日思わぬ事態が発生。
無理難題を要求していた花嫁が殺され、直前に口論していたジャクリンが容疑者に、しかも担当刑事は前夜の彼で…!?

☆感想等々

読書メーターに書いた感想

《アメリカの結婚式ってこうなのね、と興味深く読みました。二人のロマンス15% サスペンス30% アメリカ式結婚模様50% って感じ(私の独断と偏見)。 ドラマティックな展開でわくわくドキドキではなく ごく普通な生活に殺人事件が起きちゃって、で、ふたりや周りが振り回されていく様をじっくりと読めて楽しかったです。 もうすこしヒーローが彼女に振り回されて ジタバタあがいてくれたらもっと楽しかったでしょうにねぇ。。。。 》

結構昔のリンダ・ハワードの作品は もうドラマティックで ヒーローが独特なで、、、が多かったような気がするけど
この頃のリンダの作品は ちょっと普通な 的に変わってきたのかと思ったり。
もう世紀のラブロマンスというよりは どこにでもありそなって感じだけど じっくり読むとなかなかに面白い。

それにもまして 恋に臆病になっていたヒロインが ヒーローに出会って恋に落ちて  おまけに殺人事件が起きて 
すべてが彼女の意図する方向と真逆になっていく それに振り回され 彼に振り回され 自分の心に振り回され 
次第にかわっていく様が 面白かったのでした。

そういう意味ではヒーローは彼女の救世主で、騎士なのでしょう。
刑事という立場上、彼女を影から見守らなくっちゃならない、、、っていうつらーい立場がもうちょっといっぱいあったら よかったのになぁと思ったのでした。
ヒロインはもう十二分に苦労してましたから。。。

このお話ってロマコメじゃあないかなとちょっと思いましたョ。


「恋はタイムマシンに乗って」

2012年02月18日 19時36分36秒 | 読了(ロマンス小説)

☆スーザン・サイズモア   マグノリアロマンス

☆紹介文

歴史学者のジェーンは、酔った上司のせいでとんでもないことになった。なんと、タイムマシンで十三世紀のイングランドに送られてしまったのだ!過去の世界で自由に動き回るのは危険だと思い、修道院で世話になろうと考える。しかし、聖務停止命令が出されていて、修道女になることはできない。困ったジェーンを助けてくれたのは、その土地をおさめるステファンだ。ステファンの荒れ果てた城の切り盛りを任された彼女は、彼の友人であるダフィッドに紹介される。国王の騎士であるダフィッドは、荒々しい雰囲気ながらも魅力的であり、恐れると同時に惹かれずにはいられない存在となり…。

☆感想等々

読書メーターに書いたもの

ヒロインが歴史学者ゆえに 過去を変えないように変えないようにと努力している様がほとんどをしめていて ロマンス要素が少なかったような。
 ヒーロー、、、実は、、、ってところがみそなんだけど そんなこと全然考えつかなかったのでびっくり。 このお話の山は最後の方で ヒーローの苦悩が私的にぐっときました。

タイムトラベルもの。
タイムトラベルに必須の不文律が物議をかもしそうなお話かもしれないでしょうが ま、ロマンス小説、なんでもあり!的に 結構大目にみちゃいました。
ダフィッドの表にでない苦悩を思うと 味のあるお話かな。 

 


「閉ざされた夜の向こうに」

2012年02月18日 18時53分00秒 | 読了(ロマンス小説)

☆リサ・マリー・ライス  扶桑社ロマンス   2012年2月新刊

☆紹介文

アフリカ某国の米大使館に駐在し軍事分析官として将来を嘱望されていたクレアは、内乱事件に巻き込まれ心身ともに痛手を負う。
一年後、キャリアそして事件前後の記憶も失い、孤独な彼女は悪夢にうなされ続けていた。
自分を守ろうとしてくれる男性が夢に現われるときには温かな気持ちになれるが、彼が実在するのかさえわからない。
そんなときTVニュースで彼女は夢の男性の姿を認める。すがる思いでダンという元海兵隊員のその男性を訪ねるクレアだったが……
スリルと官能のラブ・サスペンス!

☆感想等々

読書メーターに書いたもの

記憶を失って自分をなくしてしまっているヒロインの様子は痛々しくって 涙。けれどヒーローと出会って 彼の庇護のもと 次第に自分を取り戻していくのには 拍手。 ヒーロー 彼女にはめろめろになって 自分を見失っていきそうになるのを必死でこらえる様には 笑。勝利後、もう完全に彼女の手玉にとられている様には 爆笑。 このヒーロー 本当はとっても強いのにねぇ。。。 かなり スラスラと読めました。 ちょっと軽めテイストかな。

久しぶりの更新です。ずっとロマンス小説は読んでいたものの、感想まで書くとこまでいかずにすみません。。。。。

久しぶりにリサ・マリー・ライスのお話を読みました。 「真夜中の・・・」シリーズは めちゃ強いヒーローがヒロインにめろめろ状態で でもって いけいけムードの
なかなかに読んでいてちょっとはずかしくなるような(笑  お話でしたが (もちろん 最後までヒロインを守り抜く ヒーローものです)
これも似たようなものといえば似たようなものかも。。。


けれど 今回のヒロインは スーパー才媛だったのが 事故で記憶とキャリアと生きる気力を奪われて せめて記憶を取り戻すべく ヒーローに会いに行く
そして 全面的なヒーローのバックアップ(精神的、肉体的)を得て 本来の自分をとりもどし 彼女を殺そうとした犯人を追い詰めるという
ちょっと違ったパターン。
失意のどん底から どんどん本来の自分にもどっていく様は とっても爽快!
ヒーローの 「いけいけ!」精神も垣間見えましたが(笑  それ以上に か弱くなってしまった彼女を壊してはいけないと思う心との間の葛藤がユニークで
読んでいて笑えました。そこらへんが私的なツボです~。
それでもって 完全復活を果たしたヒロインにふりまわされっぱなしなヒーローが大好きです~♪

背景にながれているテーマの一つ PTSD(心的外傷後ストレス障害)等々 深く考えれば重たいですが
全体的に ストーリーは軽快で かなーりあっさりめに読めるので
「真夜中の男」などを読む前に 手始めに読んだらいいかなと思える作品。

 

 

 

 


「危険な愛の訪れ」

2011年08月26日 12時45分18秒 | 読了(ロマンス小説)

☆ローラ・グリフィン  二見・ザ・ミステリ・コレクション  2011年8月

☆紹介文

2010年度RITA賞(ロマンティック・サスペンス部門)受賞

息をのむスリル、胸を打つロマンスデビュー時のリンダ・ハワードを髣髴させる面白さ許されぬ恋におちた二人に、不吉な影が忍び寄る…

人気(ひとけ)のない駐車場で、半年前に別れた元彼と待ち合わせしていた美容師のコートニー。だが車内で再会した矢先に突然覆面の男が乗り込んできて、元彼が射殺されてしまった! 彼女はなんとかその場から逃げ出すが、痴情のもつれによる殺人として警察から疑われてしまう。そんななか刑事ウィルは彼女の潔白を見抜くも、出てくる証拠は彼女に不利なものばかり。窮地から彼女を救うべくウィルは懸命の捜査を続けるが、事件の黒幕が次に狙うのはコートニーだった…一気読み必至のノンストップ・ロマンス!原題:Whisper of Warning

 

☆感想等々

読書メーターに書いた感想

紙とタイトルがこのお話と一致していなくて損をしている感じ。それらからはとってもドラマティックな展開が感じられるけれど 実際はもうすこし落ち着いている。ヒーロー・ヒロインにあまり(私的には)魅力は感じないけれど ストーリー展開はピカイチ。全てがよどみなくすすんでいく感じ。もちろんサスペンス部分とロマンス部分のバランスがとってもよくて でもこれはロマサスの サスペンスのウエイトが上といった感じ。読み出すと止まらない。 性格と過去に問題ありなヒロインがこのお話の中ではごく自然に そして生き生きしているなと。


文字数の関係か ここまでしか投稿できなかったけれど 思うに えっ?これがリタ賞なの?と思うのか 否かは 人それぞれですね。
見事な構成力だと思います。 私的には長い小説は一気に読むには大変で 大概途中いやになってしまうことが往々にしてあって そこで読むのをやめてしまうか
ちょっと斜め読みをして最後まではしょって読んで 完了となるかなのに
このお話に関しては全くそんなことがありませんでした。 ヒーロー・ヒロインがとりわけ魅力的でもないのに 私的にはとっても珍しいことです。
構成力のすごさ、 よどみなく 違和感なく 物事がすすんでいく様、一人の女性が無実に罪に陥れられ それをあがきつつ 捕まえる方の刑事である彼が
無実を信じ 彼女を護ろうと 自分の刑事生命までをかける・・・・・・ それが けしてドラマチェックでなく ごく淡々と綴られていくのを読んでいて感じました。

主人公たちは特出して魅力的では無かったけれど 脇役たちは彼らを支えるとっても力強い助っ人 大きなまとまりとして このお話は面白かったと思うのでした。

今すぐにでなくても いつか読んでみたらいいな と思える作品かなと。
それもじっくりと(じっくりと読んでも 結局一気に読んでしまうかな)腰を落ち着けて読んでみることをオススメいたします。


「紳士を射止めるための10の教え」

2011年08月20日 09時39分08秒 | 読了(ロマンス小説)

☆サラ・マクリーン  ラズベリーブックス   

☆紹介文

婦人雑誌の“射止めたい紳士リスト”に載ってしまったことが、侯爵家の次男で古代遺跡研究家のニックことニコラスの災難のはじまりだった。独身女性から誘惑され続け、うんざりしていた時、レイトン公爵から行方不明の妹を捜してほしいと頼まれたニックは、ロンドンを離れた郊外で、美しい鳶色の髪をした伯爵令嬢イザベルを暴れ馬から救う。ニックは自分の名前を知っていた彼女を警戒するが、意外なことにイザベルは“射止めたい紳士”としてではなく、研究家としてニックに彫刻の鑑定を依頼したいという。イザベルは、危機に瀕していた。これまでに父親から借金のかたとして結婚させられそうになること7回。その度に父の約束とは違い、持参金がまったくないという理由で結婚を免れてきたが、そんな父が亡くなり、幼い弟を抱えて大事な彫刻コレクションを売るか、裕福な紳士と結婚するしかないところまで追い込まれていたのだ。実はイザベルも雑誌の記事を読んでいたのだが、なぜか反発を覚えてしまい、他の女性たちのようにニックを追いかける気になれなかった。そんなイザベルが逆に気になりだすニック。おまけに、ニックの存在に気づいた友人たちがイザベルをたきつけてきて―。かみ合わないふたりの恋は?リタ賞ノミネート作家が贈る、『侯爵と恋に落ちるための9つの冒険』に続く大人気シリーズ。

☆感想等々

「読書メーター」に書いた感想

~~

ここ1週間以内で読んだ中で一番素敵なお話でした。テンポもよいし ヒーロー・ヒロインの思いがきちんと表現されていて 感情移入がとってもしやすかったです。ヒロインの全てを護ろうと必死になっている姿はけなげで可憐です。ヒーローの穏やかな いたわりのある接し方も◎!最初から最後まで一気読んでしまいました。お兄ちゃんの方も読んでみたいし 妹のお話も出版されたら是非読んでみたいです~♪

~~

「侯爵と恋に落ちる為の9つの冒険」はまだ読んだことがないけど これを読むまで タイトルから逃げていたような気が。
こういうタイトルは私的に好みではなかったので。
けれど「紳士を・・・」を読んだら もうしっかりはまりました。
けなげなヒロインもよいですし、 過去に手痛い失敗をして でも前向きに彼女を愛して そして 彼女を支えようとする 本当の「紳士」なヒーローにもう感激です。
ろくでもない父伯爵はおいていて 他登場人物はそれぞれに好印象。子どもながらに「伯爵」たろうとするけなげで それでいて粋な幼いヒロイン弟(伯爵)もとってもよかったです~♪


「伯爵の求婚」

2011年08月09日 18時24分09秒 | 読了(ロマンス小説)

☆ グレース・バローズ      マグノリアロマンス   2011年8月新刊

☆紹介文

うだるように暑い夏、避暑地にも行かずにロンドンのタウンハウスで静寂を楽しんでいたウエストヘイヴン伯爵は、
掃除係のメイドに手を出していると勘違いされて、メイド頭のアンナに火かき棒で殴られてしまう。
傷がよくなるまでアンナに世話をしてもらっているうちに、貴族階級の出身で、
学があり美しいアンナなら、自分の花嫁としてぴったりだと思うようになる。
公爵の跡継ぎでもあるウエストヘイヴンは、早く結婚するように父親から圧力をかけられているが、
彼には結婚する気がなかった。
けれど、アンナには惹かれずにはいられない。
しかし、アンナはなにか秘密を抱えているのか、どうしても求婚にうなずこうとはせず……。

☆感想等々

読書メーターに書いた感想

~~ヒーロー兄弟と父&母がユニークでヒーローをサポートしてくれました。特出は父公爵ではと。思ったより長い(ページ数が多くて)読み切るのに大変でした(苦笑  ヒロインの謎がなかなか文中にでてこなくて ちょっとイライラしたかも。ヒロインが動き出すのを待つヒーロー もうすこしそこらへん詳しい描写があったりしたらよいかなと思ったりもしたけど。こういうプロポーズもありなのかと ちょっと意外で でも納得はできたかな。~~

でした。

思ったよりもページ数が多くて 読んでいて疲れました(笑   大きな山場というよりも 物事がいくつもおこっていきながら 二人の仲が進展していく・・・・んだけれど
ヒロインの「謎」が彼女を「結婚します」と言わせないので それは何だろうと思いつつ読むのも面白いかも。


「今宵、悪魔に身をゆだねて」

2011年08月05日 09時19分32秒 | 読了(ロマンス小説)

☆カーラ・エリオット   ラベンダーブックス

☆紹介文

19世紀初頭。イタリア侯爵家の未亡人アレッサンドラは、誰にも言えない事情で娘とともに故郷を離れ、ロンドンで暮らしていた。考古学に詳しい彼女は、保養地バースにある古代ローマ遺跡の発掘調査団に選抜される。引き受けた彼女にはロンドンから遠ざかりたい理由があった。それは“ブラックジャック”と呼ばれる罪深いほどハンサムで魅惑的な男性―ジェームズ・ピアソン卿(ジャック)と一線を越えそうになってしまったから。一方、ジャックは歴戦の戦士でありながら、美術を学んでいた。その画才を認められ、バースの調査団に誘われることに。運命は奇妙に交差し、ふたりはバースで再会する。もはや情熱は抑えきれず、欲望のままに愛し合う。だが、アレッサンドラは過去のスキャンダルにもかかわる危険な陰謀に巻き込まれつつあった―湯けむりただよう泉で燃え上がるロマンス。「罪深き集い」の第2作。

☆感想等々

2011年リタ賞 ファイナリストに選ばれた作品

まずはヒロイン娘がインパクトがあってかわいい!
三部作の中で 私的にこのヒーローが一番のお気に入り。
そして終わり方が好き。
軍人は芸術など不必要と豪語しているヒーロー父に 敢然と立ち向かうヒロインの気高さが好き。

どれもさらっとしていて 気楽に読めるシリーズかな と。


「スキャンダルは恋のはじまり」

2011年08月05日 09時10分45秒 | 読了(ロマンス小説)

☆カーラ・エリオット  ラベンダー文庫

☆紹介文

19世紀初頭。ゴシップ記事でロンドンをにぎわすふたりの人物がいた。侯爵である夫を毒殺したと疑われる未亡人キアラと、数々の奇行で悪評の高いハドリー伯爵ルーカス。キアラは自分への誹謗中傷をやめさせるため、身分の高い婚約者を必要としていた。一方、ルーカスは、自分が持つ古代文書の謎を解いてくれる頭脳明晰な学者を探していた。キアラは自然科学の研究家としても知られ、適任者だった。反目しあうふたりだが、一時的に同盟を結び、互いの利益のために偽装婚約をする。しかし、ロンドンきっての放蕩者ルーカスは、堅物のキアラを攻略せずにはいられなかった。遊び人ルーカスのたくみな誘惑に、隠れた欲望を暴かれていくキアラ。危険なダンスでひと回りするたびに、激しい情熱が募って…。ウイットに富む会話といきいきした人物描写で魅了する傑作ヒストリカル・ロマンス。

☆感想等々

7月にでた新刊 「伯爵のハートを盗むには」のシリーズ「罪深い集い」三部作の1

ヒロインの男の子がかわいくて 聡明でよかった。
悪役がまぁ本当に悪役で憎たらしかったですね。
大きな山はないものの 軽快に読める作品ではと。

このお話の終わりに 三部作の2が入ってくるのでついつい次が読みたくなりますョ。


「伯爵のハートを盗むには」

2011年08月02日 22時18分12秒 | 読了(ロマンス小説)

☆カーラ・エリオット ラベンダーブックス  2011年7月新刊

☆紹介文

19世紀初頭、ロンドン。英国人貴族の母とアメリカ人海賊の父を持ち、世界中を旅してきたケイトも、今は英国人公爵の孫娘として息苦しい社交界をなんとか生きている。だが突然ピンチが訪れた。隠さねばならない自分の過去を知る人物が現れたのだ。“女を堕落させる悪魔”と呼ばれる美しい放蕩者であり、イタリア人伯爵のマルコだ。ケイトはマルコが数年前の記憶を取り戻すことを恐れ、誘いをかける彼を冷たくあしらう。しかし、マルコは強引にケイトに近づき彼女の甘い香りにとらわれたとき、あることに気づく―この香りはナポリの娼館で出会った女性の香りだ、と。その事実を認めたケイトは、祖父の公爵家をスキャンダルから守るため、マルコに交渉を持ちかける。それは、自らの体をを口止め料として差し出すことだった―危険な駆け引きの線上で激しく求めあうスリリングなロマンス。

☆感想等々

ロマンス小説というよりも 冒険小説といった感じが強い。
放蕩者の定義に則せば ヒーローは 女にのめり込むタイプのようで なんか 手が付けられないかも(笑
いろんな小説で 放蕩者がでてくるけど このヒーローはその中でも 「放蕩者」らしい感じかな。

個性の強いヒーローとヒロインがそれぞれ対立しながらも ある陰謀を防ぐべく 協力し合うという どっちかというとスパイものにちかい感じで
この紹介文から想像されるような展開にはならずに びっくりでしたョ。


「オーロラ・ストーンに誘われて」

2011年07月28日 20時11分00秒 | 読了(ロマンス小説)

☆アマンダ・クイック  ヴィレッジブックス   2011年7月新刊

☆紹介文

超能力を研究する組織アーケイン・ソサエティの勇敢な調査員サディアスと、水晶を使って心霊治療をおこなう美貌の女性リオーナ。ふたりは、不思議なパワーを秘めた水晶オーロラ・ストーンを探し求めるうちに偶然めぐりあった。そして彼らと同じくオーロラ・ストーンを手に入れんとする邪悪な人物の罠にはまったサディアスを救うべく、リオーナは尽力し、そのうちにふたりは互いに惹かれあっていく。が、行手に潜んでいたのはさらなる死の危機だった…。ヒストリカル・ロマンスの第一人者が贈るドラマティックな愛と冒険の物語。

☆感想等々

アマンダ・クイックのアーケイン・ソサエティもの 第2弾。ジェイン・アン・クレンツのアーケイン・ソサエティものも含めるとたぶん5つめ位になるかも。
アマンダ・クイックもジェイン・アン・クレンツも(同一人物)も とっても好きな作家さん。
どっちかというとヒロインが縦横無尽に突っ走るのを ヒーローがたじたじとなりながらも上手くヒロインを支えていく そんなストーリーが多いのかも。(←私的主観)
でもって どっちかという 手に職をもつ・・もしくは自立しているオールドミスがヒロインが多くて ヒーローは危険な魅力いっぱいのもてもて殿方が多いようにも。
ま それってロマンス小説の王道?

このお話 ロマンス小説としてはあっさりめな感じ。 でもアマンダ・クイックらしいウィットに富んだ楽しいお話になってて 気楽にさらりと読めてしまうところが
いいかなと。殺人事件 超能力 と言ったテーマのわりにも(あっさり)

ロマンス小説手始めにはちょっとよい?。


前作の「運命のオーラに包まれて」のヒーロー・ヒロインが登場するので 懐かしかったり。でもって またそれを読み返してみたくなったりも。
前作 読まなくても これ単品でも大丈夫です。
特にこのお話はのっけからぐいぐいと読み手を(このお話に)引き込んでしまう気がします。はじめとちらっと読んでみたりすると 最後まで一気に読んでみたくなる作品でしょうか。

 

 


「想いあふれて」

2011年07月21日 21時04分04秒 | 読了(ロマンス小説)

☆リサ・クレイパス  ライムブックス

☆紹介文

19世紀英国。真冬のテムズ川に女性の死体が上がったとの連絡を受け、治安判事直属の警官である捕り手のグラントは現場に急行した。瀕死の状態ながらまだ息がある女性を、彼はひとまず自宅に連れて帰る。襲われたらしい彼女をかくまうというのが表向きの理由だが、実はもうひとつの隠された目的があった。炎のような髪、ロンドンに二人といない美貌。彼女こそ、あらぬ噂を流してグラントを侮辱した高級娼婦のヴィヴィアンだった。しかし、意識を取り戻した彼女はいっさいの記憶を失っていた。かつての高慢さはすっかり影をひそめ、まるで別人のように無垢で、誰にでも思いやりを示すヴィヴィアンに、グラントはどうしようもなく惹かれていく。そして、恋心にせきたてられるように真相を探り始める。大好評ボウ・ストリート・シリーズ、感動の第一作。

☆感想等々

「高級娼婦がヒロイン?と思ったけど なるほどそういうわけだったのねと思ったり。ヒロインが高級娼婦という設定は珍しいなと思って ちょっと期待もしたけど、、、、。でもお話はとっても面白かったですーー。出だしから ロマンス小説っぽくなくてとっても新鮮でしたし。 第2弾にも期待します。」←読書メーターの感想

邦訳で出た順序がちがっていたらしい。口コミでは順序どおり読んだ方がいいよとのことだったので その通りに第1弾から読みました。
あと2弾は図書館の返却待ち。すでに3弾は手元にあるというのに待ちで ちょっと辛かったり(笑

2弾は本編のヒーローの上司のロマンス 3弾は 2弾のヒーローの奥さんの弟のロマンスとなっている様子です。なので やっぱり順序よく読んだ方がいいかな。

高級娼婦がヒロインという設定も面白いかなと思うんだけど あんまり聞かないですね。やっぱりロマンス小説のヒロインは純粋で無垢でないとだめなんでしょうね。
この「想いあふれて」ででてくるヴィヴィアンは確かに高級娼婦だけど とても家族思いでしたョ。


「死神姫の再婚 定められし運命の貴方」 

2011年07月08日 16時10分05秒 | 読了(ライトノベル)

☆小野上 明夜  ビーズログ文庫

☆紹介文

「俺がお前の運命の相手だ」 大人気シリーズ、新章突入!
ライセン屋敷の中を、アリシアは「怪物」から必死で逃げていた。
だが、相手に捕まった瞬間、アリシアの目をまばゆい光が射る!
あの夜以来、カシュヴァーンがきらきらと輝いて見えるのだ。
誰もが呆れる夫婦のやり取りが繰り広げられる中、ついにティルナードとノーラがレイデンへ戻ることに。
家族との別れを寂しく思うアリシアだったが、そこへ援軍を引き連れてゼオルディス新王が到着する!!
今さら、と訝しむ夫婦に王が告げた言葉とは……「運命」すらも大きく変える、新章突入の第11弾!
☆感想等々
私の中で ロマンス小説全盛にあって まだ読み続けている数少ないライトノベルのひとつ。
彩雲国も今月新刊で終わった様子。(まだ 前月の前編も読んでないので 後編は読めません・・・苦笑)
死神姫の再婚の大好きなところは アリシアのとんちんかんでいて素朴で素直なところと カシュのちょっと屈折しているけど アリシア大好きなところだったけど
今回新章突入で もうびっくりな展開について行けませんでしたョ。
なにやらきな臭い感じが漂う昨今でしたが こうきたかと なんとも言い難い展開で ちょっと引いてしまったり、、、
長らくロマンス小説浸りっぱなしで ロマンス小説にない あっけらかんとした それでいて 爆笑できる唯一のお話がこうなってしまったのが 
私的には非常に残念。次が出たら読むかどうかは ・・・・だけど アリシアを忘れられないわ。 彼女には是非とも本当に幸せになってほしいんですもの~♪

「学びの園に葬られ」

2011年07月08日 09時32分04秒 | 読了(ロマンス小説)

☆ J.D.ロブ ヴィレッジブックス 

☆紹介文

私立学校で勃発した謎の毒殺事件の捜査を開始したイヴの前に、突如ロークの昔の恋人が現れ、ロークを誘惑し、イヴを嘲ります。果たしてイヴの対応は? そしてロークのとった行動は? ファンの方なら必読です。(ヴィレッジブックスhp紹介文)

☆感想等々

事件の方はそこそこで 楽しかったです。問題は イヴの前にあらわれた ロークの昔の恋人。
ま、確かに優しくって・・な元恋人の出現じゃイヴはこんなにも振り回されなかったでしょう。美しくて賢くて そしてロークを捨てた女。
その彼女が再びロークをターゲットにするわけで イヴに陰険な嫌がらせをして ロークがあんまりにも狼狽する姿にはびっくりでした。
事件よりも どっちかというと二人の溝とそして それをどう埋めていくかが今回の見所かしらん。
事件は ありえない犯人で ちょっと驚きでもありました。 


「光と闇のはざまで」 

2011年07月08日 09時31分42秒 | 購入本(未読)

☆ クレスリー・コール  ソフトバンク文庫 

☆2010年 ベスト・パラノーマル部門のリタ賞受賞作品

 

 

 


「燃えさかる炎の中で」

2011年07月07日 00時31分15秒 | 読了(ロマンス小説)

☆ベラ・アンドレイ  扶桑社ロマンス  

☆紹介文

ホットショットと呼ばれる森林消防の精鋭クルーの総指揮官・ローガンとカリフォルニア森林警備庁で火災原因捜査官を務める女性・メイヤのロマンス。
森林の放火事件を調査していくうちに2人の心は通い合うのだが、真相に近づくにつれ、2人の命が狙われることに。
現代を舞台にしたロマンティック・サスペンス。

☆感想等々

読書メーター感想

「ロマンスよりも ホットショットの活躍やら その定義、人格等々に重きが置かれているような。。その中にあって ヒーロー かっこよすぎ!気は優しくて力持ち。ヒロインをじっと見守るだけの度量のあるところにぐっときました!! もっとドラマティックかなとおもったけど 思ったより展開は平坦だったかな。 でもじっくり読めて 私的には結構好みでした~♪」