Diminishing Vision
from Studio-kurage 3rd CD「ミニマリズム進化論」
compose&arrange/takezou
lyric&song/foolen
日本語訳:
私の過去は鉄の籠に篭ってる
私の真実はリボーンで包装しいてる
やがて月光は
私の最後の景色と謎になるの…?
降り注ぐプラチナの雨を見たの
涙の粒で水晶の塔を作ったの
雲の迷宮を歩いてた、彼らは
ペーパータオルで私を抱きしめた
この物語は隠されたのに長すぎて
そろそろ締める時が来た
アルファベット表の果てへ歩くと、一匹のゼブラとしか出会わなかった
いつも雪降るこのガーデンに花は咲かない
宙から眺めよう。そして
光る海に漂う私を、見つけてください
私は…
遠く地平線の向こうで、遠く蒼藍の空の向こうで
遠き街明かりの上で、遠き真夜中の昏さの上で
遙かな星々を越えて、銀河の果てまで
この白き壁さえ壊せば、いつか夢見た世界へ
今…もしも…なにもかも…だから…
すべては消えてゆく、すべては崩れ去る
すべては消えてゆく、すべては崩れ去る
すべては消えてゆく、すべては崩れ去る
すべては消えてゆく、すべてが崩れると...
いつか触れた色に変わる
風に吹かれて、遠くへ…
一千の鴉が私の窓に留まる
誰かが忘れた鞄を持ってくる
もう始発の時間は過ぎてしまった、私はただ
高く高く昇った朝日の闇に目を泳ぎながら
溶かした境界線に逆さまの夢を数えずつ――
私は知ってる。春花の香りを、夏草の匂いを、
秋葉の声を、冬の陽の抱擁を、
幾つの日々は瞬きの如く、幾つのサインは失った切符
幾つのページは空白へ、幾つの言葉は謎に変わる
大気の中で私は息をする
一欠片の安らぎを
今も…信じる…
私の日々は鉄の籠に篭ってた
私の真実はリボーンで包装された
月光よ、あなたは
私の最後の友達と謎になってくれますか?
やがて永久の雪の雨は流れるのだろう(雨の粒は流れるのだろう)
塵まみれで銀灰な輝きへと溢れるのだろう(塵まみれな輝きへと)
私の世界はモノクロ(私の世界はモノクロ)
誰にも知らない鬼ごっこ
凍える想像の籠はもう追いつかない(純白の世界に迷い込む)
最後の幕へ手を伸ばすその時(最後の静寂な舞台)
たったひとつの奇跡でさえ…(それはただの旋律)
ただただ奇跡を祈って…
光の洪水の中で一つの声が響く
新月しか知らない音符と共に滴る
子守唄を歌うのね
私のために歌おう、小さな子守唄…
----------------------
ミニマリズム進化論、M3無事頒布できました!
CDを手持ちしていただいた皆様どうもありがとう。お疲れ様でした。
当日大変だったんのようですが、今度こそその大変さを身で試してみたいなぁ・・・
ではでは、自分が作詞&歌担当した6曲目のDiminishing Visionの話。
英語だと分かりづらい点もあろうと思いますので、日本語&中国語訳を掲載してみた。
一応意訳になりますので元の歌詞と違う点も幾つあります。そこは了承してください。
デモを頂いたから楽曲の雰囲気に魅せられて自分であるが、テーマを決める段階で結構迷ってました。
悩む悩むところでインスピレーションになったのは、
昨年読んだC. S. Richardsonの「The End of the Alphabet」という小説でした。
ネタバレにしちゃ悪いと思うのでストーリーはここで伏せておこう。
実際、小説と曲、両方の物語は全然関係がなかったんです。
同じなのは
「少しずつ、少しずつ、終わりへ向かってゆくだと知りながらも、時はひたすら進む。」
というモチーフだけ。
The End of the Alphabetは二人のカップルの話で、Diminishing Visionは一人の女の子の話。
失うものはまったく違うんですが、「喪失」の道に歩くことは一緒です。
そんな道の途中で辿り着いた希望も絶望も無力感も悔しさも切なさも甘美な記憶も・・・全部彼女だけのものになる。
そういう思いで作った歌詞でした。
複雑な気持ちの表現として、隠喩もたくさん入ってみた。
英語は単語に音節少しないからしんどかったのもあるが(え
さて、
いっぱい書いてたんですが、解釈する自由は皆様に任せておきたいんですw
彼女は何を失っているのだろう。(←ヒント:タイトル)
どんな風に周りのことを考える、
そしてどんな気持ちでいられるのだろう。
この物語をどんな形で受け取るのも、あなたのものになりますように。
============================================
中文:
我曾活過的日子被困在鉄籠中
我用緞帶將我生命的真實包裝
而月光啊
你會成爲我最後的舞台與謎題嗎...?
我曾見過紛紛下落的白銀之雨
我曾用涙珠做出水晶之塔
我曾走過雲層堆成的迷宮
它們將我擁在紙手帕中
他們已經把這故事藏得太久
是落幕的時候了
走向字母表的盡頭,我只遇到了一匹坐著的斑馬
這終年落雪的院子内沒有花開
從空中向下望吧,然後找到
漂浮在海浪幽光中的我
我將...
向著遙遠的地平綫,向著遙遠的天穹,
在萬家燈火的上方,在深夜陰霾的上方
穿越遙遠的群星,直到銀河的盡頭
打破這面白色的牆壁,飛向夢中的世界
此刻...如果我...無論我...所以...
一切都在崩塌,一切都在墜落
一切都在崩塌,一切都在墜落
一切都在崩塌,一切都在墜落
一切都在崩塌,一切都消解為...
那何時曾觸碰過的色彩
隨風逝去、向遠方...
千只烏鴉落足在我窗畔
帶來誰人忘卻的行李箱
已過了第一班車的時刻而我卻
在旭日初升的黒暗中默默張望,
細數逐漸模糊的境界綫上那倒逆的夢境――
我知道春日花開的香氣,我知道夏日草坪的味道,
我知道秋日落葉的聲響,我知道冬日陽光的抱擁,
毎一天都是回望的倒敍,毎個路標都是丟失的車票,
毎一頁都正變成空白,毎個詞都正化爲不解之謎,
在空氣中我呼吸著
一瞬的平靜
仍然...相信...
我活著的日子被困在鉄籠之中
我曾用緞帶將我生命的真實包裝
月光啊、你能不能
成爲我最後的朋友和謎題?
那永久的雪花之雨即將傾倒而出吧 (雨水將傾倒而出)
流入那蒙塵的昏銀色光幕 (向著蒙塵的光幕)
我的世界沒有色彩 (我的世界裏沒有色彩)
一場誰也不知道的捉迷藏
凍結的想象力之籠如此無力 (我迷失在白色的世界中)
我伸手只為趕上最後一場默劇的舞台 (最後的默劇)
倘若能有一個奇跡... (只若一段旋律)
我渴求一個奇跡...
在光之洪水中一個聲音響起
滴落著只有新月才知道的音符,
輕聲哼唱著搖籃曲,
為我歌唱吧、小小的搖籃曲...
----------------------
英語歌詞可能不是很好讀(?)所以就順便追加了日文和中文翻譯版的歌詞,
因爲這兩份翻譯並不是直譯而是以意譯爲主,還請拿到CD的各位對照著看XD
關於這首Diminishing Vision。
曲子從拿到demo就完全被迷倒了,結果太喜歡反而很難決定主題...
想來想去,最終從前年讀過的「The End of the Alphabet」得到了靈感。
實際上如果去讀小説也會發現、兩邊的故事完全不一樣,
借用的只是「已經知道"終點"就在眼前,但只能眼看時間慢慢向那方前進」的主題。
The End of the Alphabet講的是一對夫婦、Diminishing Vision則是孤身一人的女孩子。
他們所失去的東西完全不同,相同的是"喪失"的過程。
在這條路上所踫到的絕望也好、希望也好、悔恨也好、痛苦也好、甜美的回憶也好...全都會成爲"自己"的一部分。
而最後一切都將溶化在歌聲中。大概就是這樣的主題了。
歌詞中偷偷用了不少的隱喻,不過就不在這裡一一揭開了w
故事中的她所失去的到底是什麽呢。(←請仔細看標題)
她所"看到"的世界究竟是什麽樣子呢。
這個答案就交給各位去自由判斷吧。
不管以什麽形態解讀這個故事、都希望它能就此成爲屬於你的東西。
from Studio-kurage 3rd CD「ミニマリズム進化論」
compose&arrange/takezou
lyric&song/foolen
日本語訳:
私の過去は鉄の籠に篭ってる
私の真実はリボーンで包装しいてる
やがて月光は
私の最後の景色と謎になるの…?
降り注ぐプラチナの雨を見たの
涙の粒で水晶の塔を作ったの
雲の迷宮を歩いてた、彼らは
ペーパータオルで私を抱きしめた
この物語は隠されたのに長すぎて
そろそろ締める時が来た
アルファベット表の果てへ歩くと、一匹のゼブラとしか出会わなかった
いつも雪降るこのガーデンに花は咲かない
宙から眺めよう。そして
光る海に漂う私を、見つけてください
私は…
遠く地平線の向こうで、遠く蒼藍の空の向こうで
遠き街明かりの上で、遠き真夜中の昏さの上で
遙かな星々を越えて、銀河の果てまで
この白き壁さえ壊せば、いつか夢見た世界へ
今…もしも…なにもかも…だから…
すべては消えてゆく、すべては崩れ去る
すべては消えてゆく、すべては崩れ去る
すべては消えてゆく、すべては崩れ去る
すべては消えてゆく、すべてが崩れると...
いつか触れた色に変わる
風に吹かれて、遠くへ…
一千の鴉が私の窓に留まる
誰かが忘れた鞄を持ってくる
もう始発の時間は過ぎてしまった、私はただ
高く高く昇った朝日の闇に目を泳ぎながら
溶かした境界線に逆さまの夢を数えずつ――
私は知ってる。春花の香りを、夏草の匂いを、
秋葉の声を、冬の陽の抱擁を、
幾つの日々は瞬きの如く、幾つのサインは失った切符
幾つのページは空白へ、幾つの言葉は謎に変わる
大気の中で私は息をする
一欠片の安らぎを
今も…信じる…
私の日々は鉄の籠に篭ってた
私の真実はリボーンで包装された
月光よ、あなたは
私の最後の友達と謎になってくれますか?
やがて永久の雪の雨は流れるのだろう(雨の粒は流れるのだろう)
塵まみれで銀灰な輝きへと溢れるのだろう(塵まみれな輝きへと)
私の世界はモノクロ(私の世界はモノクロ)
誰にも知らない鬼ごっこ
凍える想像の籠はもう追いつかない(純白の世界に迷い込む)
最後の幕へ手を伸ばすその時(最後の静寂な舞台)
たったひとつの奇跡でさえ…(それはただの旋律)
ただただ奇跡を祈って…
光の洪水の中で一つの声が響く
新月しか知らない音符と共に滴る
子守唄を歌うのね
私のために歌おう、小さな子守唄…
----------------------
ミニマリズム進化論、M3無事頒布できました!
CDを手持ちしていただいた皆様どうもありがとう。お疲れ様でした。
当日大変だったんのようですが、今度こそその大変さを身で試してみたいなぁ・・・
ではでは、自分が作詞&歌担当した6曲目のDiminishing Visionの話。
英語だと分かりづらい点もあろうと思いますので、日本語&中国語訳を掲載してみた。
一応意訳になりますので元の歌詞と違う点も幾つあります。そこは了承してください。
デモを頂いたから楽曲の雰囲気に魅せられて自分であるが、テーマを決める段階で結構迷ってました。
悩む悩むところでインスピレーションになったのは、
昨年読んだC. S. Richardsonの「The End of the Alphabet」という小説でした。
ネタバレにしちゃ悪いと思うのでストーリーはここで伏せておこう。
実際、小説と曲、両方の物語は全然関係がなかったんです。
同じなのは
「少しずつ、少しずつ、終わりへ向かってゆくだと知りながらも、時はひたすら進む。」
というモチーフだけ。
The End of the Alphabetは二人のカップルの話で、Diminishing Visionは一人の女の子の話。
失うものはまったく違うんですが、「喪失」の道に歩くことは一緒です。
そんな道の途中で辿り着いた希望も絶望も無力感も悔しさも切なさも甘美な記憶も・・・全部彼女だけのものになる。
そういう思いで作った歌詞でした。
複雑な気持ちの表現として、隠喩もたくさん入ってみた。
英語は単語に音節少しないからしんどかったのもあるが(え
さて、
いっぱい書いてたんですが、解釈する自由は皆様に任せておきたいんですw
彼女は何を失っているのだろう。(←ヒント:タイトル)
どんな風に周りのことを考える、
そしてどんな気持ちでいられるのだろう。
この物語をどんな形で受け取るのも、あなたのものになりますように。
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中文:
我曾活過的日子被困在鉄籠中
我用緞帶將我生命的真實包裝
而月光啊
你會成爲我最後的舞台與謎題嗎...?
我曾見過紛紛下落的白銀之雨
我曾用涙珠做出水晶之塔
我曾走過雲層堆成的迷宮
它們將我擁在紙手帕中
他們已經把這故事藏得太久
是落幕的時候了
走向字母表的盡頭,我只遇到了一匹坐著的斑馬
這終年落雪的院子内沒有花開
從空中向下望吧,然後找到
漂浮在海浪幽光中的我
我將...
向著遙遠的地平綫,向著遙遠的天穹,
在萬家燈火的上方,在深夜陰霾的上方
穿越遙遠的群星,直到銀河的盡頭
打破這面白色的牆壁,飛向夢中的世界
此刻...如果我...無論我...所以...
一切都在崩塌,一切都在墜落
一切都在崩塌,一切都在墜落
一切都在崩塌,一切都在墜落
一切都在崩塌,一切都消解為...
那何時曾觸碰過的色彩
隨風逝去、向遠方...
千只烏鴉落足在我窗畔
帶來誰人忘卻的行李箱
已過了第一班車的時刻而我卻
在旭日初升的黒暗中默默張望,
細數逐漸模糊的境界綫上那倒逆的夢境――
我知道春日花開的香氣,我知道夏日草坪的味道,
我知道秋日落葉的聲響,我知道冬日陽光的抱擁,
毎一天都是回望的倒敍,毎個路標都是丟失的車票,
毎一頁都正變成空白,毎個詞都正化爲不解之謎,
在空氣中我呼吸著
一瞬的平靜
仍然...相信...
我活著的日子被困在鉄籠之中
我曾用緞帶將我生命的真實包裝
月光啊、你能不能
成爲我最後的朋友和謎題?
那永久的雪花之雨即將傾倒而出吧 (雨水將傾倒而出)
流入那蒙塵的昏銀色光幕 (向著蒙塵的光幕)
我的世界沒有色彩 (我的世界裏沒有色彩)
一場誰也不知道的捉迷藏
凍結的想象力之籠如此無力 (我迷失在白色的世界中)
我伸手只為趕上最後一場默劇的舞台 (最後的默劇)
倘若能有一個奇跡... (只若一段旋律)
我渴求一個奇跡...
在光之洪水中一個聲音響起
滴落著只有新月才知道的音符,
輕聲哼唱著搖籃曲,
為我歌唱吧、小小的搖籃曲...
----------------------
英語歌詞可能不是很好讀(?)所以就順便追加了日文和中文翻譯版的歌詞,
因爲這兩份翻譯並不是直譯而是以意譯爲主,還請拿到CD的各位對照著看XD
關於這首Diminishing Vision。
曲子從拿到demo就完全被迷倒了,結果太喜歡反而很難決定主題...
想來想去,最終從前年讀過的「The End of the Alphabet」得到了靈感。
實際上如果去讀小説也會發現、兩邊的故事完全不一樣,
借用的只是「已經知道"終點"就在眼前,但只能眼看時間慢慢向那方前進」的主題。
The End of the Alphabet講的是一對夫婦、Diminishing Vision則是孤身一人的女孩子。
他們所失去的東西完全不同,相同的是"喪失"的過程。
在這條路上所踫到的絕望也好、希望也好、悔恨也好、痛苦也好、甜美的回憶也好...全都會成爲"自己"的一部分。
而最後一切都將溶化在歌聲中。大概就是這樣的主題了。
歌詞中偷偷用了不少的隱喻,不過就不在這裡一一揭開了w
故事中的她所失去的到底是什麽呢。(←請仔細看標題)
她所"看到"的世界究竟是什麽樣子呢。
這個答案就交給各位去自由判斷吧。
不管以什麽形態解讀這個故事、都希望它能就此成爲屬於你的東西。