今年はオリンピックだけじゃない!
いや、個人的には自国開催のオリンピックより気になるのがRaffaello(ラファエロ)没後500年の記念イベント。
その1つとして今回紹介するのが、2月17日からたったの一週間だけ、Cappella Sistina(システィーナ礼拝堂)に飾られたラファエロが下絵を描いたArazzi(タペストリー)
今回その12枚が展示された。
写真:http://www.museivaticani.va
12枚全点が一堂に展示されるのは初めて。
タペストリーはラファエロのスケッチに基づき、1515年から1521年の間に織物の産地として有名なブリュッセルのPieter van Aelstの工房で制作された。
「聖ステバノの殉教」など”Atti degli Apostoli (使徒言行録)”の場面が絹や金銀の糸を使って織られており、バチカン美術館によって修復作業が行われていた。
ラファエロは教皇Leone X(レオ10世)から依頼され、教皇のための礼拝堂の壁の一番下の段に描かれた偽のカーテンの代わりに飾るために依頼を受けた。
たったの1週間だが、これは非常に貴重なチャンス。
これらのタペストリーは普段、保存のためヴァチカン絵画館のヴァチカン美術館のSala VIII(第8室)、通称Salone di Raffaello(ラファエロの部屋)で順繰りに展示されている。一度に12枚展示されるのは初めて。
更にそれがシスティーナ礼拝堂に、とは。
う~ん、イタリアにいたらなら、年末に続いて2時間並んででも見たかった。
なお、ヴァチカン美術館の普段の入場券でこのタペストリーも鑑賞できるという。
あ~なぜ一週間だけなの(タペストリーは非常に繊細だから、ってことは分かるけどね。)
参考:http://www.museivaticani.va
イタリアの友人が、トリノで行われる予定だった東洋フェスティバル(festival dell’Oriente)が新型コロナウィルスが原因で中止になった、という記事をFBでシェアしていたけど、ホントどうなるんだろ。
参考:https://torinonotizie.blog/
私、4月に仕事でイタリアなんだけど…
こういう状態だと映画館にも行けないと友人と話しているくらいだし。
安心してどこへでも出かけられるようになるには、あとどれくらい掛るんだろうか?
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fontanaが投稿されている内容と関係があるかもしれませんね。
すっかり失念していましたが。そのカルトンがこのタペストリーの下絵です。
思い出させて頂き、ありがとうございます。