Viva お母さん

イタリアに帰る日がすでに秒読みとなっております。
今日は非常に個人的なことなのですが・・・
昨日我が家(正確には家にはいないけど)に新しい家族が誕生しました。
と言っても勿論私が出産したわけではないんですけどね。(笑)

今回の帰国で最大かつ最後の目標だった甥っ子とのご対面。
イタリアに戻る日が近づいていたのに、全然外の世界に出てくる予兆なし！
ということで残念ながら今回はご対面できず・・・となるとみんなが思っていたのになんと土曜日に陣痛。
すんなり出てくるかと思いきや陣痛丸1日。

そして日曜日
この日は2020年、オリンピック東京開催が決まった、まぁ記念すべき日、だったわけですが、まだまだ外に出てくる様子はなく。
それでもじじばばは「号外をもらって来よう」と新聞屋さんへ。
「今日生まれたので号外が欲しいんですけど」とばば
「何時に生まれたのですか？」との新聞屋さんの問いに
「まだ生まれてないんですが、たぶん今日中に」とは答えられず、答えを濁したとか。

夕方には出てくるだろうということで、病院のある浦安へ車で向かうも、母となる妹はベットの上でまだうんうん唸っている。
これはダメなんじゃ・・・明日出直す？なんて言っているうちにようやく分娩室へ
なんでも”波”は日没とともに来るとか。
まぁこれは誘発剤をすでに使っていたので、計算するとそれくらいということだったみたいだけど。
しかしここからも長かった。
じじばば＆私は病室で居眠り。
外ではかなり強い雨が降り出していた。
「サザエさん始まるまでに生まれるかな？」とか言っていると(テレビを見るわけではないです)
6時少し前、ドラマのように遠くから助産師さんたちの「おめでとうございます」という声が
そしてしばらくすると鳴き声が聞こえるじゃないですか。

こうして新しい命は外の世界に出てきたのです。
いやいや、世間のお母さんたちはすごいなぁというのが感想。
安産な人もいるでしょうが、やはりすごいと思います。
本当にお疲れ様でした＆おめでとう!!

若君(まだ名前がないので、冗談でこう呼んでいる)の顔も見て、ほっとして岐路についた私たちを待ち受けていたのは、最近流行り(流行るな!!)のゲリラ豪雨。
浦安から都内、車のワイパーを最速にしてもサイドミラーが曇るし、隣を大型のトラックが通ると水が跳ね上げられるし、さすがに運転が苦でない私も怖かった・・・
しかし、これがゲリラ豪雨と言われる所以なのだろう、川崎を過ぎるころから雨は小降りになり、横浜についたころにはほとんど降っていなかった。
そして、なんとベイブリッジを渡る時、目の前に花火が!!
よそ見は厳禁と思いながらも、ちら見。

妹は歳が離れているため、彼女が生まれた日のことをよく覚えている。
あれから32年、そしてその子が生まれた日のことを私は絶対忘れないだろう。
そして7年後、東京でオリンピックが開催されるころ、この子はどんなふうに成長しているのだろうか？
健やかに育ってほしい。

あ～これで心置きなくイタリアに戻ることができます。
って、今は帰るのがすごく面倒なのよねぇ・・・
中途半端に残したネタも多いのですが、次の更新はイタリアから、となりそうです。