胃の内視鏡検査は過去に何度か受けたことがあるが、麻酔で寝ている間に終わっていたので、特に苦しいことはなかった。
しかし、今回は健康診断の中で行う内視鏡検査のため、局部麻酔のみと言われ、それを予約をした。
2022年10月6日(木)が健診日。
鼻からの胃カメラなので痛くないか、「オエ~」とか「ゲッ~」とか苦しくないか健康診断当日までずっと心配であった。
結果からいうと多少は痛かったし、「オエ~」ともなり、よだれも出たが、まあしょうがないかというぐらいの感じで終えた。1年後の健診で受けるかと聞かれたら、嫌だけど健康のためならまた受けると答える。ここは個人差が出るところ。
苦しいそうにしている患者を見ながら体をひねりながら検査している先生も大変なんだろうなあ~、とも思う。
経鼻胃内視鏡、簡単にいうと、鼻カメラ。順番は下記のとおり。病院によって異なるので参考まで。
1.名前を呼ばれ、後ろに少し寄りかかる椅子に座る。自分のマスクはビニール袋にいれ、新しいマスクを渡され、付ける。
2.小さなコップを渡され、白い液体の薬を飲む。胃の中の泡を取り除き、観察しやすくするための消泡剤。
3.鼻の通りをよくする薬を両方の鼻腔に噴霧。
4.2分間、時間を空ける。
5.鼻からの出血を予防する薬を両方の鼻腔に噴霧。
6.2分間、時間を空ける。
7.ゼリーの麻酔を両方の鼻腔に注入。
8.少し時間を空ける。3~5分ぐらい?
9.検査室へ移動。
10.検査台の上に左側を下にして横になる。眼鏡を外すのかと聞いたら、「モニターが見えなくなりますよ」と言われ、つけたまま。ちょうど見えるところにモニターがあるが見る余裕はあまりなく、見たとしてもあまりよくわからなかったと思う。
11.通りのよいほうの鼻がどちらかと聞かれ、左と答え、左の鼻の穴に内視鏡(スコープ)を挿入される。
12.後ろにのけ反るようなぐいぐい押される感じではないけれど、中に内視鏡が入ってくる。やはり初めは少し痛く、先に進むとからだの中に異物が入っている感じもある。記憶が定かではないが「軽く押します」「空気を入れます」等と言われた気がする。
13.約5分(?)ぐらいの検査が終わり、抜くときの最後に「オエ~」となり、よだれが出た。しかし、ここでひと安心。鼻を強くかむと鼻血が出るので、軽く拭く程度。
14.自分のマスクをつけ、すぐに先生の話しを聞く。先生が撮影した画面を見ながら検査の結果を説明。特に大きな問題はなさそうで検査終了。
15.局部麻酔なのでふらつくこともなく、検査室を出た。
以上が経鼻胃内視鏡検査の流れである。
最近は、胃の中を直接見てほしいという人が多くなってきているようで、バリウムより経鼻内視鏡を選択する人が増えてきているらしい。私が受けたクリニックは、6,600円。今年5月に3室から5室に増設したとのこと。確かに待合い室に多くの人がいた。
約1時間後に普通の生活に戻っていいですよ、と看護師に言われ、10時40分と書かれた紙を渡された。普通の生活とは飲食してもよい、ということである。ちょうど10時40分に帰宅したので、朝食でホットコーヒーと一緒に食パン、バナナを食べた。この時は特に問題なかったが、夜に喉が少しヒリヒリした。コーヒーを飲んだ時にまだ喉の麻酔が効いていて、少し火傷のような状態になったようだ。熱いもの、辛いものは、数時間後に口にする方が良いようである。翌日のランチ後にもなぜか胸の中にモヤモヤ感があったが、夕食後にはなおっていた。
自分が1年後に経鼻胃内視鏡検査を再度受ける前日にこのメモを読んだら、心の準備ができ、少しは気が楽に検査を受けられるかもしれないと思い、メモを残した次第である。
<経鼻胃内視鏡検査のメリット>
・ 嘔吐反射がかなり少なくなるので、検査中の「ゲェーッ」「オェーッ」がほとんどないこと(もちろん個人差はある)
・ 検査中に自由に会話ができる(基本的には先生が現在の状況を説明するのを聞くだけ。何か不都合なことがあれば、伝えることも可能。たぶん?)
・ モニターに映し出される自分の胃の映像をリアルタイムで見れる(初回はたぶん見てる余裕なし)
・ 鼻への麻酔が微量であり、身体への負担が軽く仕事に戻れる