今週始め、やっと初雪の便りが届いた。
北海道各地、初雪は例年に比べ遅れているようだ。
今年は変な天気が続きましたね。
夏は雨不足に秋は逆に雨の日が多く、その影響を受けたのも支笏湖も
例外ではなかった。
今シーズンの釣りも残り僅かとなり、僕は数少ないチャンスをものにしようと
支笏湖に向かった。
湖面は荒れていて風はかなり強く、そして大増水、Dループの分だけ前にでなければ
ならない為、かなり厳しい状況だった。
なんとか丁度よいストーンを見つけて、それに乗っかることができた。
そして、僕は風に負けぬようナローループを形成できるように意識をしながら
キャストを繰り返した。
まあ、かっこいいこと言っているけど、なかなかうまくはできないんだけどね。
今日は水がいい感じで動いていて、正直何かありそうな予感はしていた。
自分のイメージしている状況が一致している。
リトリーブを繰り返している手にグンっと生命反応が伝わってきた。
最初はそのまま手繰り寄せようとしたが、いつもと状況が違うのに気付いた。
即、テンションをキープしながら、手元のランニングラインをリールに収納して
リールとのやり取りが始まった。
何回かラインを出されながら、手元まで寄せるけど、またすぐ沖の方に走りだす。
1回目、2回目とライディングを失敗して3回目でようやくネットに収めることができた。
正直、いつバレてもおかしくない状況だった。
そしてネットに収まったのは、71cmのメスのブラウンだった。
僕にとっては70超えはトロフィーサイズ、支笏湖の女神は僕に最高の
プレゼントを贈ってくれた。