(ウレぴあ総研)
我が国、日本には、たくさんの素晴らしい和の文化があります。特にファッションの分野では、着物はの評価が世界的にも高く、海外の先進的なブランドも、着物やその日本的な柄をデザインに取り入れたプロダクトを発表しています。
でも、今では、すっかり洋服の文化が定着している、私たち。
ちなみに、この欧米化は、すでに明治代には上流層に、大正時代にはサラリーマン層が広まっていったのだそうです。とはいえ、この頃、まだまだ、女性や子供たちは和装をしていましたが、第二次世界大戦中後、アメリカからの援助物資などにより、洋服が広く広まったといわれています。
それと同じように、今では、汗を拭いたり、お風呂に入るときには、タオルやハンカチが一般的ですが、昔は木綿の平織り布である、手ぬぐいを使っていました。現代でも、お祭りの時や剣道部のお稽古の時などに使われていますが、バッグの中にいつも持ち歩いているという人はあまりいないかもしれません。
でも、そんな手ぬぐいが最近、見直されつつあり、和装にも洋装にも合う、美しかったり、可愛らしいデザインがたくさんあるんですよね。今回は、使いこなせたら、便利でお洒落!そんな手ぬぐいをご紹介します。
どういう風に使う?
まず、その名前からもわかるように本来は、手を洗った後や汗などをぬぐう用途として使われてきました。でも、こんな使い方もいいのです。ファッションのアクセントに、季節の柄なども楽しめるので、額に入れて飾ったりとインテリアに、プレゼントを包むときのラッピングに、いろいろな用途で使えるので、プレゼントに。
こんな柄があります。
昔からある伝統的な柄、四季折々を感じられる柄、ファッションとしても楽しめる現代的な柄など、実にさまざまです。早速、ご紹介していきます。
■コーヒー豆柄
こげ茶色が渋いコーヒー豆柄。シンプルではありますが、違う方向を向いているコーヒー豆があったりして、オシャレ。
コーヒー好きの人のプレゼントにもよさそう。
■ハリネズミ柄
スウェーデンを代表する陶芸デザイナーである、LISA LARSON(リサ?ラーソン)さんの初のイラスト絵本「BABY NUMBER BOOK」に登場する、ハリネズミがデザインされた手ぬぐい。ほのぼのしてしまいます。
■自転車柄
Holiday-s rideと名づけられた手ぬぐいは、思わず、自転車でお出かけしたくなる柄。
少しずつ違うデザインが可愛い。
■キャンディ柄
これは、ポップで可愛い!
ハンカチやランチョンマットに、お部屋に飾ってもいいですね。
■オオサンショウウオ柄
日本の特別記念物に指定されているオオサンショウウオ。
白と赤に赤のアクセントがいい。
■琵琶弾く白骨柄
桜と月が印象的な和柄……ではありますが、よく見ると、白骨(ガイコツ)が琵琶を弾いているというシュールな柄。しかも、その演奏を聴きながら、これまた白骨が踊っているという。
ユーモアと和柄の融合が素敵。
■月見うさぎ
日本の伝統的な柄が、ビビッドなカラーで印象的に。
そそぎ染めという手法で手作業で作られています。
■柑橘柄
みかんとレモン。美味しそう。
■ソーイングセット柄
お裁縫の時間ですよ~。
やさしいカラーリングとレトロな柄が、なんだか懐かしい。
■夜の湖柄
黒地に色調を抑えた、それでいてカラフルな色使いが印象的。
アートですね。
■シンデレラ柄
ロマンチックなおとぎ話のワンシーンが、手ぬぐいに。
シンデレラがかぼちゃの馬車を降りて、お城に向かうところでしょうか。
手ぬぐいの柄とは思えないファンシーさ。
■月の満ち欠け柄
夜空を見上げながら、今日は、どんな月かなと照らし合わせて使いたい月の満ち欠けがデザインされた手ぬぐい。月好きさんに。
■パンダカフェ柄
ほっこりとまったりとしたデザイン。パンダたちがカフェに集っています。
横浜伝統の型染め手法である「捺染(なっせん)」で染め上げているという本格派。
■スターウォーズ柄
あれ、どこかで見たような???。
そうです、花札の「ススキに月」の札とスターウォーズがコラボレーション。何気ないオシャレに。
■スーパーマリオ柄
いわずと知れた人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の柄。ゲーム好きはもちろん、子どもにも喜ばれそう。手ぬぐいは、色々なキャラクターとコラボレーションしています。
■国旗柄
国旗は国旗でもフィンランドの国旗柄。
水色と白のコントラストが爽やか!
■草間彌生デザイン かぼちゃ柄
世界的にも活躍する、前衛的な日本の彫刻家、画家、小説家である草間彌生さんデザインの手ぬぐい。
この色のコントラストとかぼちゃのデザインがアーティスティックですね。
■さくらももこ 富士山柄
さくらももこさんデザインの富士山の柄。
わかりやすく、おめでたい印象です!
■ツモリチサト 気球柄
ツモリチサトさんデザインの気球の柄。ほんわか、やさしいカラー。
バッグにつけたりファッションの一部としても。
いかがでしたか? これは!という柄はありましたか?
日本の伝統をまもるため...というのは、少し大げさかもしれませんが、それでも、職人さんたちの技やこの文化を未来に伝えていくために、普段の生活に、ちょこっと取り入れてみるのもいいかも。
工夫次第で、色々な使い方ができる手ぬぐい。 さあ、和の文化を、見直してみませんか?
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