
9月29日中に被害を受けた教師が念のため病院に行ったところ、激しく蹴られた腰のケガで全治1日の診断が下った他、福岡県警による任意の捜査協力時に「学校側と対応を相談したほうが良い」とのアドバイスを受けたことから、博多高校の管理職と被害を受けた教師とで再度話し合いを行った結果、「限度を超えている」との判断から9月29日夕方ごろに被害届の提出を行ったことが分かりました。
加害生徒については事件翌日の9月29日については、炎上騒動の余波や精神的なショックで登校できなかったものの、保護者から「9月30日には保護者同伴で登校する」と連絡を受けていました。しかし、本人が9月29日の夜傷害容疑で逮捕されたため、現在に至るまで学校側は本人から直接の事情を聞けていないとのこと。
なお、9月30日には保護者らが学校側に対し、加害生徒の退学を願い出ていましたが、学校側は「本人と話し合えていないため、保留にしたい」と届け出を預かっていました。そして10月2日に身柄が釈放となった際、加害生徒側から「やはり出校は難しい」との返答があった他、本人からも「退学願いを受理してほしい」という要望があるという連絡があったことなどから10月3日付で生徒の退学を認めたとのこと。
取材に応じた副校長は、本人との話し合いができなかった旨については残念としたうえで、「本校の校則にのっとって厳しい処分がでた可能性もある。今回は本人と保護者の意向を尊重した」と話しました。