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『地域医療支援病院』ってどんなところ?

地域医療支援病院について

2023-01-13 00:20:23 | 地域医療支援病院

ひとまとめに病院と言っても、主たる専門性や規模、設備が異なるため、どこでも同じ医療を提供することができるわけではありません。日本の都道府県の各地域には数多くの病院が存在します。現在、高齢化社会が進む世の中では、こうした各地域に点在する医療機関同士の連携が求められる動きが強くなってきているのです。そんな動きの中核を担う存在が地域医療支援病院です。地域医療支援病院とは、1997年に改正された医療法によって発足されたもので、各地域の医療機関の中核になり得る資質をもった大規模な病院のことを指します。

地域医療支援病院が担っている役割は、大きく分けると2つあります。1つ目は、地域な存在する規模の小さい病院、患者にとってはかかりつけ医がいる病院との連携を図り、必要に応じて紹介してもらいより高度な医療を提供することができるようにするということです。その一環として、地域医療支援病院では、医療設備や危機の共同使用も認めています。2つ目は、地域の病院に勤めている医療従事者の教育です。その地域に住まう人々がより良い医療を受けることができるように、定期的に勉強会や研修などを開催し、医療従事者のスキル向上をサポートします。

このように、地域の病院を繋ぎ、医療体制を整える役割を果たしている地域医療支援病院ですが、最大の特徴は都道府県の承認を得ているという点です。承認を得るためには数多くの要件を満たしている必要があります。つまり、勝手に名乗ることは許されない、きちんと行政に管理された病院ということです。


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