新江ノ島水族館立体生物図録 第2弾
オットセイ(メス)/膃肭臍
オットセイの名前は、漢方の強精剤「膃肭臍」の日本語読みがそのまま付けられた。
膃肭臍とはオスのペニスを乾燥させたもので、江戸時代には日本でも盛んに製薬されていた。
一方、英語では、アシカ科の仲間にもかかわらずfur seal(毛皮アザラシ)と名付けられた。
毛皮の主流だったアザラシよりも質のいい毛皮が取れるので、特別毛皮のいいアザラシと呼ばれるようになったのだ。
いずれにしてもオットセイにとっては、奪われるペニスと毛皮の商品名で、うれしくない名前である。
現在では国際保護動物であり、新江ノ島水族館には、特別に許可された2頭のオットセイが飼育されている。
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