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海洋堂 BIRDTAESー2(バードテイルズ2)より
タゴガエル(田子蛙)
本州、四国、九州の山地の渓流にすむこのカエルは、見た目は普通だが、繁殖方法が変わっている。
タゴガエルは、3~6月の産卵期になると、渓流沿いの岩の隙間や、地下をゆっくりと流れる伏流水(浅い地下を流れる水質の良い水)に、大きな卵を30~160個ほど産み付ける。
この数は、1000個以上も珍しくない、日本のカエルの産卵数にあって、格段に少ない。
卵は卵黄が非常に大きい。
孵化したオタマジャクシは、餌をとらずに、この卵黄だけを栄養分として成長し、変態して上陸する。
餌探しのリスクがない分、卵の数も少なくてすむ、ということなのだろう。
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