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2023/10/05

2023-10-05 19:56:33 | 日記
【アリスとテレスのまぼろし工場、気になった所(ネタバレあり)】
某か日本神話に纏わるモチーフが存在するのだと思うが、不勉強な自分は全く分からず/(^o^)\。
そうした事に詳しい、知り合いの方達に聞く為に記事を作成…。

●物語の舞台構造:
・見伏(みふせ)という田舎町の製鉄所で大爆発が発生。街の神(大口真神?)はその爆発が起こる前の状況をコピーして、町が一番栄えていた頃を切り取った空間(まぼろし)を作った。
・その空間では歳を取らないし子供が大人になる事も無い。
・まぼろし空間の住人は町の外に出る事は出来ない(塞がっている町の外へのトンネル)。
・その仮想空間の外では普通に現実の人達が生活している(まぼろし空間の亀裂から現実世界の光景が垣間見えるが、製鉄所から出る狼のような煙が亀裂を塞ぐ)。
・工場の大爆発は現実に起こった事で、主人公の父親達など、爆発事故が起こった時に製鉄所で働いていて本来は(現実世界では)死んでいる者達でも、爆発事故が起こる前にコピーされて閉じられた世界で生きている。
・まぼろし空間の住人が自分の存在を望まなくなるなどして、存在に亀裂が生じた場合、亀裂を修復する狼のような煙の口に呑まれて消える。

●物語の概要:
・劇中のまぼろし空間の主人公達は何年も(10年以上も?)中学生のままで、外に出る事も成長する事も出来ず閉塞感を感じていた。
・主人公がヒロインの事が気になる(退屈凌ぎに主人公の気を引く遊びをしていた)。
何やかんやあり、工場でヒロインが世話をしている謎の少女の世話を主人公も手伝う事に。
・実はその少女は現実世界からまぼろし空間に迷い込んだ存在であった。
その少女の存在から、まぼろし空間に亀裂が生じ…という粗筋。

●日本神話の要素:
・製鉄所の釜?に神道のもののような飾り。
製鉄所の所長も神主のような格好をしたり。
・大口真神は製鉄と由来の深い神様なのだろうか。日本神話、神道の事についても疎く分からず。
狼少年のような嘘つきの睦実、狼少女のような五実など、キャラクターのほうにも「狼」要素が。

認識哲学の要素:
・エネルゲイア:アリストテレスの哲学で「今成し遂げている状態」と「今成しつつある状態」が同時に起きている状態。
大口真神によって、まぼろし空間の見伏には永遠のエネルゲイアが齎された状態らしい。
・「希望とは目覚めている者が見る夢」:アリストテレスの格言の一つ。
だとすると自分達がまぼろし空間にいる、現実の自分とは異なる存在であると認識出来ていない主人公達が希望を見られないのは当然の事?
・「青春豚野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」という一種のループもの作品でも、「誰も自分の事を認識出来ないのなら存在しないのも同じなので、どんな格好をしていても良い」とバニーガールの格好をした人物が登場するそうだが、そうした認識哲学の要素とループものの親和性が高いのだろうか。
・貨物列車の「とまれみよ」の看板→「止まれ見よ」と「止まれ御世」のダブルミーニング。

●その他、気になった事:
・最後、まぼろし空間の主人公達も怪我をして明確な「痛み」を感じたり血を流すようになった。その後の様子は不明だが、主人公は現実世界の製鉄所にまぼろし空間の亀裂から絵を描いた模様。
・現実世界から迷い込んだ少女の名前が「五実(いつみ)」。五三で53で、神道で重要な数字のような事を聞いた覚えがあるが、よく分からない。┐(´д`)┌
別のメディア作品でも、「53」という数字が所々でフューチャーされている作品を最近読んだ覚えがあるが、何かしら共通のモチーフがあるのだと思う。
「53」の逆の「35」だと三五教(あなないきょう)という神道の一派が存在するが。
・1から5までの数を足せば15。1と5を足せば6。これにも神道の要素があるとか聞いた事がある。五実(53)と睦(6)実の名前の由来?
・「5」という数字もフューチャーされているように思う。製鉄所の「5」という数字がエンディング部分でも、映画パンフレットでも目立った。五等分の花嫁みたく、「5」という数字の特別な意味でもあるのだろうか。 
・主人公の名前に「正宗」とある。
「五等分の花嫁」の主人公、上杉某のように、最近のメディア作品では戦国武将のような名前をつけるトレンドでもあるのだろうか。

●よく解るまとめ動画のリンク:

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