本日11/10、ボクシングの世界タイトルマッチ2試合をDAZNで観戦。
まずはWBCスーパーフライ級タイトルマッチ、王者ジェシー・バム・ロドリゲス(Jesse "Bam" Rodriguez) vs 挑戦者ペドロ・ゲバラ(Pedro Guevara)。
ゲバラはライトフライでWBC王座、スーパーフライでWBC暫定王座に就いたこともある強者だが、ロドリゲスはレベルが違う。
第3ラウンドにロドリゲスはワンツーでゲバラからダウンを奪い、最後は強烈な右アッパーを決め、ゲバラが二度目のダウンをしたところでジ・エンド。
スーパーフライ級はこのロドリゲスと、先に井岡一翔を破ったフェルナンド・マルティネス。マルティネスは井岡と再戦するという話だが、是非ロドリゲスと対戦し、スーパーフライの最強を決めてもらいたい。
それにしても、ロドリゲスはこんなに大物になるとは思わかなった。ライトフライ級時代、いきなりスーパーフライ級の王座決定戦に登場してクアドラスを破って名前を知ることになった。マッチメイクが気に入らなくてチケットを捨てたが、今思うと観ておけば良かった。
続いて、IBFウェルター級タイトルマッチ、王者ジャロン・ブーツ・エニス(Jaron "Boots" Ennis)vs 挑戦者カレン・チュカジャン(Karen Chukhadzhian)を観戦。
この二人は昨年1月にIBF暫定王座をかけて対戦し、その際はジャッジ3人がエニスにフルマークを付ける大差の判定でエニスが勝利。今回はIBFの指名試合として再戦した。
今回もエニスが圧倒するかと思いきや、第4ラウンドまではほぼ互角のようにも見えた。試合が動いたのは第5ラウンド。チュカジャンはエニスの強烈な左をもらった後、さらに右、左、右と連打を食らい、自ら膝をついてダウン。
まともに打ち合うとパワーとスピードに勝るエニスに分があるのはわかるが、チュカジャンはホールディングが多すぎた。第10ラウンドには1点減点された。
結果はエニスが3-0の判定で勝利。ジャッジはそれぞれ12ポイント差、8ポイント差、6ポイント差だったが、私の採点では2ポイント差。
チュカジャンは危ない角度のパンチをエニスに当てており、KO率の高いエニスは粗さが目立った。一発で倒すようなパンチがないチュカジャン相手で良かったが、このディフェンスだと強豪との対戦では厳しいのではないかと思う。
クロフォードが去ったウェルター級の王者はあまりよく知らないが、是非こちらも統一戦で誰が最強か決めてもらいたい。
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