「では、こちらにサインを」
「フルネーム?」
「いえ、ニックネームでも結構ですよ」
目の笑っていない、冗談かも分からない返答に。
あ、そうなの?とバーウェンは鼻歌交じりにサインをする。
この妙なオーラに気付かないとは…。
ある意味幸せなのかもしれないなと思う。
分かってしまったアークレイヴは若干顔を蒼くしながら。
妹のことを思い出す。
あの子は、感じているだろうか。
感じているとしてたら、怯えているかもしれない。
アークレイヴはぬばたまの様子を盗み見た。
心配そうな兄の視線に気付いたぬばたまが、にぱっと笑う。
本当にいい子だ。
兄馬鹿モード全開の解釈で納得する。
「終わったぞー」
「ばーえんさん、それなぁーにー?」
「んー? 大剣、親父の私物、俺お使い」
お使いに何日かけてんだ、という疑問は。
聞いてはいけない気がして。
兄妹は黙っていたという…。
*********************
別に初めてのお使いってわけではないのに、大冒険。
この手のことに関しては、ぬばたまのほうが賢い気がします。
兄妹の時間をとめるとはなかなかやるな。
「フルネーム?」
「いえ、ニックネームでも結構ですよ」
目の笑っていない、冗談かも分からない返答に。
あ、そうなの?とバーウェンは鼻歌交じりにサインをする。
この妙なオーラに気付かないとは…。
ある意味幸せなのかもしれないなと思う。
分かってしまったアークレイヴは若干顔を蒼くしながら。
妹のことを思い出す。
あの子は、感じているだろうか。
感じているとしてたら、怯えているかもしれない。
アークレイヴはぬばたまの様子を盗み見た。
心配そうな兄の視線に気付いたぬばたまが、にぱっと笑う。
本当にいい子だ。
兄馬鹿モード全開の解釈で納得する。
「終わったぞー」
「ばーえんさん、それなぁーにー?」
「んー? 大剣、親父の私物、俺お使い」
お使いに何日かけてんだ、という疑問は。
聞いてはいけない気がして。
兄妹は黙っていたという…。
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別に初めてのお使いってわけではないのに、大冒険。
この手のことに関しては、ぬばたまのほうが賢い気がします。
兄妹の時間をとめるとはなかなかやるな。
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