一瞬見せた男らしさに堕ちてしまった。
A+:船長→剣豪、航海士→狙撃手
真新しい船の上。
航海士の的確な航路選択により安全な船旅中。
船の船首に腰掛けて。
ぼーっと意識を手放している人物一人。
この船の船長、モンキー・D・ルフィである。
「どったぁ?」
「んー? あー、ウソップかぁ」
「ずいぶん、気ぃ抜けてんじゃねぇか」
妙に大人しいルフィに気付いてウソップがやってきた。
調整中だったのか、手にはパチンコ。
目には映したが、頭で処理した様子もなく。
上の空のまま、ルフィは話し出した。
「ゾロってかっこいいよなー」
「あ? あーまぁ、勇敢だしなぁ」
「危機的状況の時にあいつ笑うだろ?」
「知らねぇよ」
「笑うんだよ」
あくまで、上の空。
少し惚気られているらしいことに気付いて。
退席しようとするも肩をつかまれて動けない。
「おおおおおお、落ち着け!」
「俺、あっさり仲間にしたけど。
とんでもなくいい男を引き込んだかもしれねぇ!」
本人いたく大真面目。
ここまで聞いてウソップは、はっはぁん?と理解した。
察しのいい彼は、手を差し伸べることにする。
「ルフィくん、ジョリーロジャーの絵柄は決めたかい?」
「ん? あー、まだだ」
「じゃあ、それを描いて感想を聞け」
「ゾロに?」
「そう」
途端に目が煌めく。
分かりやすい船長を見送って。
さて、と気持ちを切り替えた。
「…自分が分かんないわ」
「どうした?」
「ああ、ゾロ。 聞いてよ」
「おぅ?」
「あり得ない人物に好感を持ってるの、しかも最上位」
「ふぅん?」
『海賊ごっこは終わったんだ!!!』
「…そこまでは何とも思ってなかったのにな」
「印象なんてそれこそ変わるもんなんだからよ。
一過性かもしれねぇって割り切れ」
「あんたもそういうことあったりするの?」
「一応な」
「意外だわ」
「そりゃよかった」
「何よ」
くっくっと笑うゾロを小突く。
一過性。
そうでないことを思い知るまであと少し。
****************************
あの「海賊ごっこ~」をどのタイミングで。
誰の前で言ったのか遠い記憶の彼方。
下手すりゃ、ジャンゴ戦ですらない可能性がある。
なのに、捏造でGo
原作読み返す体力がないので、間違っていても許して。
このゾロはお兄ちゃん気質。
ルフィはきちんと17歳やってます。
A+:船長→剣豪、航海士→狙撃手
真新しい船の上。
航海士の的確な航路選択により安全な船旅中。
船の船首に腰掛けて。
ぼーっと意識を手放している人物一人。
この船の船長、モンキー・D・ルフィである。
「どったぁ?」
「んー? あー、ウソップかぁ」
「ずいぶん、気ぃ抜けてんじゃねぇか」
妙に大人しいルフィに気付いてウソップがやってきた。
調整中だったのか、手にはパチンコ。
目には映したが、頭で処理した様子もなく。
上の空のまま、ルフィは話し出した。
「ゾロってかっこいいよなー」
「あ? あーまぁ、勇敢だしなぁ」
「危機的状況の時にあいつ笑うだろ?」
「知らねぇよ」
「笑うんだよ」
あくまで、上の空。
少し惚気られているらしいことに気付いて。
退席しようとするも肩をつかまれて動けない。
「おおおおおお、落ち着け!」
「俺、あっさり仲間にしたけど。
とんでもなくいい男を引き込んだかもしれねぇ!」
本人いたく大真面目。
ここまで聞いてウソップは、はっはぁん?と理解した。
察しのいい彼は、手を差し伸べることにする。
「ルフィくん、ジョリーロジャーの絵柄は決めたかい?」
「ん? あー、まだだ」
「じゃあ、それを描いて感想を聞け」
「ゾロに?」
「そう」
途端に目が煌めく。
分かりやすい船長を見送って。
さて、と気持ちを切り替えた。
「…自分が分かんないわ」
「どうした?」
「ああ、ゾロ。 聞いてよ」
「おぅ?」
「あり得ない人物に好感を持ってるの、しかも最上位」
「ふぅん?」
『海賊ごっこは終わったんだ!!!』
「…そこまでは何とも思ってなかったのにな」
「印象なんてそれこそ変わるもんなんだからよ。
一過性かもしれねぇって割り切れ」
「あんたもそういうことあったりするの?」
「一応な」
「意外だわ」
「そりゃよかった」
「何よ」
くっくっと笑うゾロを小突く。
一過性。
そうでないことを思い知るまであと少し。
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あの「海賊ごっこ~」をどのタイミングで。
誰の前で言ったのか遠い記憶の彼方。
下手すりゃ、ジャンゴ戦ですらない可能性がある。
なのに、捏造でGo
原作読み返す体力がないので、間違っていても許して。
このゾロはお兄ちゃん気質。
ルフィはきちんと17歳やってます。
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