端と底を行き来するRPG

そのとき、きっと誰かの中心blog。
アーカイブにある作品は人事を尽くした盛者必衰の入れ替え制。

僕の前で弱いところを見せないで

2012-01-12 00:00:00 | SとMの恋愛模様5題(M寄り)
SとMの恋愛模様5題(2)
- 君のために、僕は存在しているんだ -


また怒られた。
何度言われてもその瞬間は忘れてしまう。
他人のことなんてどうでもいいってこと。

僕の前で弱いところを見せないで

兄貴と俺は世界にたった二人きりの兄弟。
たったひとりの大事な人。
常日頃、兄貴以外の人間は風景だ。
ものですらない。
だけど、頼られると放っておけない。
手を差し伸べて、状況打破に奔走してしまう。
兄貴には俺しかいないのに。
ああ、そうでもないか。
兄貴は女性に声をかけて楽しんでいる。
ムカつく、気に食わない。
俺以外の誰かといるのが許せない。
兄貴は俺のものだ。
時間も、言葉も、信念も全部。
俺の大事な人は。
泣かないし、弱音を吐かないし、頼らない。
それが愛しいし、美しい。
だから、エドガー。

俺の好きなアンタのままでいてくれよ……。

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失望しかけているわけではなくて。
カッコいい兄貴だけをみていたい。
だって、兄貴は俺のヒーローだから、ってこと。
ちゃんと「恋人」として思ってはいるけど、それとは別に。

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