マンチェスターでの1週間の夏期講習が終わり、帰ってきた。
いつもだったら、あれもう1週間経った?っていうほど時間が経つのが早いのに、1週間前がかなり昔のことのように感じられるのはそれなりに充実していた証拠か。主な出来事を箇条書きにすると、
①マンチェスターに向かう途中で車が故障
変な匂いがするので何かなーと思っていたら、いきなりボンネットから煙が出だし、エンジンの温度のメーターが最高値を振り切り、警告ランプがチカチカしだしたのでやばいと思い、道路脇に停止。RAC(日本のJAFのようなもの)を呼んで、近くのガレージまで運んでもらう。加入しておいて良かった。
②3回のレッスン
この講習会に参加した目的は、前の学校でお世話になった先生にまたレッスンしてもらうことだったので、これがメインと言ってもいい。1回目は、講習会中の演奏会で弾くベートーヴェンのソナタop.31-No.3(狩り)、2回目は新曲ショパンのバラード4番、3回目はこれまた新曲ベートーヴェンのソナタop.109をそれぞれ持っていった。レッスンは1回1時間だったので、もちろん時間内では全てをカバーすることはできなかったけど、これからの課題がいろいろと分かったので、これをきっかけにまた自分で曲を深めて、近々レッスンしてもらおうと思う。
③マスタークラスと演奏会
レッスンと並行してマスタークラスも催されていたので、私もJoseph Banowetzというピアニストのクラスを受講した。弾いた曲はバッハのパルティータ4番から序曲。演奏のプラクティカルな面よりも、アカデミックな面(例えばトリルとかモルデントをどう弾くかといったようなこと)に重点をおいていて、勉強になった。ボロボロと音をはずしてしまい、もっと上手く弾けたらよかったという後悔は残るものの・・・。演奏会(といってもカジュアルな小さいもの)では前述のベートーヴェンのソナタ(全楽章)。学校にいたとき勉強したものだったのだが、ちゃんと舞台に上げたことがなかったので、今回弾けてよかった。機会があれば大きい舞台(あるのか?)にもあげてみたい。
④講師陣のリサイタル
日中はレッスン(他の人のレッスンも聴講可だった)とマスタークラスが行われ、夜は講師陣と受講者の演奏会があった。可能な限り出席したうち、印象に残ったのは、フィリップ・フォーク(とってもユーモラスなハイドンに、キラキラ光るショパン)、前述のジョセフ・バノウェッツ(古き良き時代のピアニズムを受け継ぎ体現する演奏で、ピアノ演奏という枠を超えて芸術だった)。あとフィリップ・カサールのシューベルト(ちょっと調べたら今年の春に日本で演奏しているみたい)を聞き逃したのは残念。
⑤友人の家にお泊り
ほとんどの受講者が遠方から参加のため宿泊施設が用意されているが、もちろん余分なお金がかかるので、マンチェスターに住む友人みやこさんの家に泊まらせてもらった。彼女がまたパワフルな人で、仕事(音大で伴奏スタッフとして活躍中)が休みなのもあって、連日連夜出歩いて遊んでいて、私もコースが終わった後10時とか11時とかから、音大関係の別の友人の家にいるみやこさんを頼って遊びに行って、Wiiでテニスしたり、飲んだりした。バスは最終、時にはタクシーで帰宅、このところ田舎暮らしに慣れて夜遊びしてなかった私はへろへろになりながらも楽しかった!
⑥車を購入
故障した車を運んでもらったガレージに連絡すると、修理に結構お金がかかってしまうし古い車だしということで、廃車を勧められ、そうすることにする。家に帰ってしまうと公共の交通手段が無いに等しいエリアでの車探しは大変だと思い、マンチェスターを去る前に車探しを決意。日産マキシマの古いのを見つけたので、もうそれに即決。走ればいいんだ。異様に安い売値と、売り手の住所がモ○サイド(マンチェスターで一番柄が悪いエリア、まあその人の家の周りはそんなにひどくはなかったけど)というところが引っかかるけど、とりあえず運転した限り変なところはないし、ボンネットの中もきれいだし、ちゃんと家まで辿り着いたので、大丈夫と思いたい・・・。
とにかく、コースの間、楽譜で重いバッグを持ち歩き、バスに乗り、安い昼食を求めて街をさまよい、練習し、なんだか学生時代を思い出し(そんな大昔でもないけど)とっても懐かしい気持ちになった。でも、やっぱりここ1年間のほほんと平穏に過ごしてきたので、久しぶりに受ける刺激に、ハイになったりロウになったり、感情のローラーコースターに上手く付いて行けず無意味に落ち込んだりすることも正直あった。コース自体は誰でも参加できるもので、年齢層もレベルもいろいろで、様々なバックグラウンドを持つ人々がピアノを愛する気持ちを共有しながら過ごすというのがメインのテーマであるんだけど、それでも、若くて才能がある人を見ると焦ったり羨ましくなったりして、精神的に自分まだまだだな、と思うことが多々あった。自分が成長できて前進できたらそれでいいのに、それ以上のことを求めたり、気にしたりして、それが成長前進の妨げになっているという状況を突破しなければ。とりあえず、このコースのレッスンで学んだことを次に繋げられるように練習練習。
(これから実行したい)具体的な行動:他人と自分を比べない。
いつもだったら、あれもう1週間経った?っていうほど時間が経つのが早いのに、1週間前がかなり昔のことのように感じられるのはそれなりに充実していた証拠か。主な出来事を箇条書きにすると、
①マンチェスターに向かう途中で車が故障
変な匂いがするので何かなーと思っていたら、いきなりボンネットから煙が出だし、エンジンの温度のメーターが最高値を振り切り、警告ランプがチカチカしだしたのでやばいと思い、道路脇に停止。RAC(日本のJAFのようなもの)を呼んで、近くのガレージまで運んでもらう。加入しておいて良かった。
②3回のレッスン
この講習会に参加した目的は、前の学校でお世話になった先生にまたレッスンしてもらうことだったので、これがメインと言ってもいい。1回目は、講習会中の演奏会で弾くベートーヴェンのソナタop.31-No.3(狩り)、2回目は新曲ショパンのバラード4番、3回目はこれまた新曲ベートーヴェンのソナタop.109をそれぞれ持っていった。レッスンは1回1時間だったので、もちろん時間内では全てをカバーすることはできなかったけど、これからの課題がいろいろと分かったので、これをきっかけにまた自分で曲を深めて、近々レッスンしてもらおうと思う。
③マスタークラスと演奏会
レッスンと並行してマスタークラスも催されていたので、私もJoseph Banowetzというピアニストのクラスを受講した。弾いた曲はバッハのパルティータ4番から序曲。演奏のプラクティカルな面よりも、アカデミックな面(例えばトリルとかモルデントをどう弾くかといったようなこと)に重点をおいていて、勉強になった。ボロボロと音をはずしてしまい、もっと上手く弾けたらよかったという後悔は残るものの・・・。演奏会(といってもカジュアルな小さいもの)では前述のベートーヴェンのソナタ(全楽章)。学校にいたとき勉強したものだったのだが、ちゃんと舞台に上げたことがなかったので、今回弾けてよかった。機会があれば大きい舞台(あるのか?)にもあげてみたい。
④講師陣のリサイタル
日中はレッスン(他の人のレッスンも聴講可だった)とマスタークラスが行われ、夜は講師陣と受講者の演奏会があった。可能な限り出席したうち、印象に残ったのは、フィリップ・フォーク(とってもユーモラスなハイドンに、キラキラ光るショパン)、前述のジョセフ・バノウェッツ(古き良き時代のピアニズムを受け継ぎ体現する演奏で、ピアノ演奏という枠を超えて芸術だった)。あとフィリップ・カサールのシューベルト(ちょっと調べたら今年の春に日本で演奏しているみたい)を聞き逃したのは残念。
⑤友人の家にお泊り
ほとんどの受講者が遠方から参加のため宿泊施設が用意されているが、もちろん余分なお金がかかるので、マンチェスターに住む友人みやこさんの家に泊まらせてもらった。彼女がまたパワフルな人で、仕事(音大で伴奏スタッフとして活躍中)が休みなのもあって、連日連夜出歩いて遊んでいて、私もコースが終わった後10時とか11時とかから、音大関係の別の友人の家にいるみやこさんを頼って遊びに行って、Wiiでテニスしたり、飲んだりした。バスは最終、時にはタクシーで帰宅、このところ田舎暮らしに慣れて夜遊びしてなかった私はへろへろになりながらも楽しかった!
⑥車を購入
故障した車を運んでもらったガレージに連絡すると、修理に結構お金がかかってしまうし古い車だしということで、廃車を勧められ、そうすることにする。家に帰ってしまうと公共の交通手段が無いに等しいエリアでの車探しは大変だと思い、マンチェスターを去る前に車探しを決意。日産マキシマの古いのを見つけたので、もうそれに即決。走ればいいんだ。異様に安い売値と、売り手の住所がモ○サイド(マンチェスターで一番柄が悪いエリア、まあその人の家の周りはそんなにひどくはなかったけど)というところが引っかかるけど、とりあえず運転した限り変なところはないし、ボンネットの中もきれいだし、ちゃんと家まで辿り着いたので、大丈夫と思いたい・・・。
とにかく、コースの間、楽譜で重いバッグを持ち歩き、バスに乗り、安い昼食を求めて街をさまよい、練習し、なんだか学生時代を思い出し(そんな大昔でもないけど)とっても懐かしい気持ちになった。でも、やっぱりここ1年間のほほんと平穏に過ごしてきたので、久しぶりに受ける刺激に、ハイになったりロウになったり、感情のローラーコースターに上手く付いて行けず無意味に落ち込んだりすることも正直あった。コース自体は誰でも参加できるもので、年齢層もレベルもいろいろで、様々なバックグラウンドを持つ人々がピアノを愛する気持ちを共有しながら過ごすというのがメインのテーマであるんだけど、それでも、若くて才能がある人を見ると焦ったり羨ましくなったりして、精神的に自分まだまだだな、と思うことが多々あった。自分が成長できて前進できたらそれでいいのに、それ以上のことを求めたり、気にしたりして、それが成長前進の妨げになっているという状況を突破しなければ。とりあえず、このコースのレッスンで学んだことを次に繋げられるように練習練習。
(これから実行したい)具体的な行動:他人と自分を比べない。