レジャーホテル経営者の雑感

レジャーホテルのファンドの組成から、実際のレジャーホテル経営について日々経営者として感じたことを書いてみます

4月のイーアイグループの成績は?

2011-05-11 11:54:45 | Weblog
 ゴールデンウイークも終わり、なんとなく大震災のニュースも減りつつあり、平常を取り戻した方々も増えてきたと思います。
さて、ホテルイーアイグループ7店舗の売上は、対前年比では97%まで回復いたしました。3月が約20%ダウンでしたので、正直ほっとしています。しかし、個別に見るとやはり厳しい側面があり、経営者としては今後を楽観することは出来ません。
明らかな傾向は、競合店が直ぐに安売りに走ることが悩ましいです。安売りに走るホテルの特色は、オーナーが運営委託をしているホテルで、しかも運営している会社は、運営経験だけで、ホテルなど所有したことがない会社です。即ち、売上が減るとオーナーに安売りを進言します、自分達は手数料収入ですから、建物の維持管理や、将来の資産価値など関係ありませんから、とりあえず今をしのげれば良いのが、実際所有したことのない運営会社の無責任なやり方です。このようなホテルはすぐに値下げしますが、長い目でみれば、お互いのクビを絞める結果になり、所有オーナーが損をします。実際私が運営するホテルの隣接ホテルも値下げが激しいので、我慢するのに一苦労します。しかし、値下げせずにお客様へサービスしていく方が結果的には利益を確保することは当たり前なのですが、我慢が必要な時期があります。
 しかし、ホテルを利用するのを我慢されては困りますがね!

3月のホテルイーアイグループは・・・?

2011-04-06 10:27:23 | Weblog
 3月は大震災の影響でホテルに限らず、多方面に渡って影響を受けた業者が多数いらっしゃることでしょう。
私どもは関東を中心に7店舗を営業してまいりましたが、茨城県笠間に2店舗あったため直接的被害を受けて5日間は営業できませんでした。しかし、その後の計画停電により、八王子店、東千葉店がエリアになっており、結果として停電しない日が多かったのですが、消費者行動の変化などで大幅に顧客が移動している感じを肌で感じました。
 全体で約20%の売上ダウンをきっしました。大震災の直後では30%ダウンを覚悟しましたが、平均値をとれば20%ダウンで済んだことは喜ばしい結果と言わざるをえません。
 今後は徐々に回復してくると推測しております。がしかし、もし、夏場にこのような計画停電が行われたら、かなりのダメージを食らうことは必至です。ホテルにとっては致命傷になりかねません。近隣のエリアで停電が無いと顧客は必ず停電の無いエリアのホテルへ行ってしまうからです。
 東電に対して一言
政府と同じような官僚的体質で、我々に対して極めて高圧的態度は許せない。もちろん現場で働いている方々の努力を否定するものではなく、そもそも原子力発電所に対して、予想以外の出来ごとが起きた時にどうするかが危機管理なのに、全て想定外で済ませる態度は本当にけしからん、社長など疲労で倒れたとか・・・同情などする必要がない。こんな時に陣頭指揮出来ないような社長は即刻辞任すべきだ。
 それに、何が計画停電だ これこそ我々にとっては無計画強制停電だ、この損害は一体誰が責任をとるのか?政府や東電の幹部には責任を感じている態度が全く見られない。マスコミももっと建設的な意見と責任を厳しく追及すべきだ。これだけ言っても結局損害や将来の負担を強いられるのは我々一般庶民になるわけで、馬鹿な政府を選んでしまった我々が結局負担することになる。この怒りを持っていく場所が無いので、なお納得できない。

計画停電の痛手

2011-03-17 15:18:30 | Weblog
毎日 東北関東大震災のニュースを観ると被災者の方々へは言葉が見つからない状況です。
しかし、助けたいと思っている我々も実は大きな被害を被っています。
 東電が突如行ったグループの計画停電は、我々にとっては予想しなかった大きな打撃を与えられている。ホテルイーアイグループ7店舗の内、茨城県笠間の2店舗はインフラが破壊された為閉店中とここまでは仕方ないと思っていたが、14日から始まった計画停電は、24時間営業のお店にとっては予想外の損害を被っている。確かに停電をやらない方が良いに決まっているが、直前まで停電されるか分からないので、結局停電を前提に顧客対策を行うことになり、この3日間は売上が激減した。特に八王子は厳しい影響を受けている。ホテルにとっては、すぐそばのエリアが停電しないエリアの場合には、固定客まで失う結果となるだろう。2時間の停電だが、痛手は大きい。
 あと、ガソリン不足の為車利用の多い店はたまったものではない。結局全体が自粛ムードで経済は悪化することになる。
これらの意見は被災地の悲惨な状況を考えれば、やむを得ないことであるし、文句も言えないという日本人の良き精神かも知れませんね。
 でも、経営者にとっては死活問題です。
もちろん耐えて乗り切ることを考えなくてはなりません。

ホテルイーアイグループの大地震の被害状況

2011-03-15 11:36:08 | Weblog
この度は、大地震にあわれた被災者の方々には慰める言葉もありません。またお亡くなりになられ方々のご冥福をおいのりする次第です。
 私どもホテルイーアイグループは7店舗で営業しております、東京都内3店舗、長野1店舗、東千葉1店舗、茨城県笠間2店舗です。今回建物に大きな損傷を受けた店舗はありませんでしたが、一番影響を受けたのは笠間2店舗です。茨城県は震源地からも近く多くのインフラが未だ回復しておらず、昨日から電気が回復しましたが、水道が未だに復旧しておりません。したがって2店舗は営業休止状態です。残りの5店舗は軽微な故障以外は損傷もなく、営業を継続しております。しかし、14日から、始まった東電のグループ停電実施などの影響で、都内のお客様は半減以上の影響を受けております。この状態がいつまで続くかわかりませんが、変則的な停電はかえって営業者にとっては甚大な被害を及ぼしております。致し方ないこととは言え東電の親方日の丸的な官僚的体質が出た誠に酷い処置に怒りが収まらないのは私だけではないと思います。
今後の展開については、全く地震の影響が消えるまでは予測は難しいと考えます。
我々としては、今回は全従業員は無事であったことが何より喜ばしいことですが、次に何らかの災害がいつ起きるか誰も予測できないこととは言え、出来る限りの危機対策を行いたいと思っております。
 当ホテルをご利用されている方々並びに投資されている方々にご心配をおかけしておりますが、全従業員一丸となって頑張っておりますので引き続き御支援をお願いする次第です。

2月のホテルイーアイグループは?

2011-03-02 12:43:41 | Weblog
さて、2月の成績から世の中全体を占ってみると・・・
あまり、良いとは言えませんね、残念ながら景気回復基調とは感じられませんでした
2月の全体売上は対前年比では、102.2%と、数字的にはまずまずだったのではないでしょうか。しかし、中身を診るとやはり地方はかなり苦戦でした、元々2月は日数も少なく一年では最も売上の悪い時期なので、必死に耐えるという時期でした。
明るい話題はなかなか少ない昨今ですが、我々の業界は、1月までは風営法の改正で動きが止まっていた経営者が多かったのではないでしょうか、この問題も沈静化すれば少しは経営者も新たな投資を行って、積極的になるような気がします。そうなれば、もう少し活性化するでしょう。
 まず、感じられるのは日本の金融機関の考え方がおかしいです。必ず外人投資家が安く買いあさっていったあとにやっと動きだすのが日本の金融で、結局外人に利益を取られるパターンを繰り返して20年も経済成長を止めているのが日本です。
何か、話が逸れましたましたが、ホテル業界にももっと金融をつければ景気もよくなるのに残念です。

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1月のイーアイはどうだったか?

2011-02-02 17:32:30 | Weblog
2011年最初の1月の成績はというと
ホテルイーアイグループとしては、7店舗の対前年比は101.7%であった。
数字だけで言えばまずまずと言えますが、中身を社長なりに分析すると、やはり厳しかったの一言です
毎年1店舗ぐらい増やしてきましたので、平均すれば、新店舗やリニューアル店舗があってこそ維持されているので、単純に過ごしていたら、恐らく相当落ち込んでいるだろうと思っています。それだけ、新しい方向へ進めないと全体としては維持するのが難しいということでしょう。
この1月から、風営法が改正されて一年以上に渡って大騒ぎしたこの問題にも決着がつきつつあります。私は元々大騒ぎしすぎると淡々としておりましたが、イーアイグループでは、7店舗の内4店舗を風営法の4号営業として届け出を出しました。現状は日常において何ら変わることなく営業しております。以前にも申し上げましたが、「全国偽装ラブホテルを無くす会」とやらの皆さんのお陰で、全国的に無意味な改正に踊らされた方々はいい迷惑でしたね。では、これにより世の中が良くなるとかがあるのでしょうか?全く変わり無いというか、元々ホテル業者が悪い訳でもないのに規制をかけることがおかしかったと気付いた方も多いのではないでしょうか。

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12月のイーアイはどうだったか

2011-01-11 18:41:07 | Weblog
新年明けましておめでとうございます

12月は、ホテルにとって一年を通じて最も売上が期待出来る月である
しかし、今年は、20日過ぎても前年よりかなり下回った推移で、正直今月は前年比を下回るかと冷や冷やでした。
結果的には7店舗の合計売上は、対前年比101.1%を記録することができました。対前2年間の平均比99%で、まあまあ何とか横ばいを保てたという安堵感で新年を迎えました。
これらの数字から判断すると、我々の業界は極めて厳しい局面を迎えていることは確かであります。まず宿泊数の減少は今のところ減少を止める有効な手段はありません。日々の努力と現場の対応にも限界を感じています。

弱音を吐いているわけではありませんが、今年も引き続きあらゆる工夫と努力でこの道を進む覚悟だがんばります
皆様よろしくお願いいたします


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11月のホテルイーアイはどうだったか

2010-12-10 18:27:22 | Weblog
 毎年11月はレジャーホテルの売上は良くない、もちろん日数の関係から2月が最も低い売上になりますが、秋の11月は例年良くありません。
 なぜか? いろいろな要因なありますが、夏休みとお正月の間で、なんとなく財布の紐が固いのでしょう。夏にお金を使って次はクリスマスまではお金が無いなんていう人も多いですから・・・
という訳で全体の売上は良くありませんでしたが、それでも前年比100.7%と6カ月連続で対前年比を上回りました。
業界的にはいわゆる風営法の改正前夜で、右往左往しているのが現状ですが、ここへ来て新たな参入者や積極果敢にホテルを買う人も出てきました。やはり、皆が悲観的な時に物件を安く買える人が儲かる仕組みは今も昔も変わりません。
 さて、そろそろ来年の予想を立てなければなりませんが、私は前半は厳しくみております。金融情勢の好転がこのホテル業界には感じられません。後半は風営法も落ち着いて金融情勢も今よりは好転すると予想しています。今が苦しい時かもしれません。
 それにしても、日本政府は政治家始めアホですね!呆れてしまいます。元々左翼の運動家に経済のことなど判る訳ありませんが、そのような連中が日本のトップにいる限り経済は悪くなります。
また、政治家に対する愚痴になっちゃいました。

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10月のホテルイーアイはどうだったか

2010-11-02 15:56:09 | Weblog
10月のホテルイーアイグループですが 全7店舗の合計では対前年比101.3%でした
先月に続き100%を超えることができました。過去2年の平均比でも100%を超えました
7店舗の内5店舗で昨年を上回りましたが2店舗の落ち込みが大きく全体で100%越えがやっとという状態です。
なかなか100%を超えるのも至難の業かも知れませんが、常に前向きの我社においては前年を下回ることは考えられないと思っています・・・社長だけかも知れませんが・・・
ラブホテルを経営してて思うことは、年々この業界も厳しくなってきたなーと思う時間が長くなってきたことです。
良い点は、常に新しいことを考えることと、若者に注目して新しい世代を学べることかな?
私自身は今回の風営法改正については、あまり深刻に考えていませんが、面倒な時代になったな~と思っています

11月13日(土)午後1:30~5:00まで今後のラブホテル売買において増加するであろうM&Aを題材にしたセミナーを開催します。住宅新聞社主催のセミナーです私も1時間担当しています。
ご興味のある方はホームページをご覧ください。

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新事業の医院と介護事業の進歩状況

2010-10-29 17:01:55 | Weblog
昨年8月に世田谷の桜新町近くの19床の入院施設付きのクリニックを土地建物毎買収しました
今年の5月から、本格的に経営に乗り出しました
半年近くが経過して、銀行のバックアップも取り付けて11月から改装工事を行い来年2月までにリニューアルいたします。
そこで、約1年近く勉強した結果こうすればちゃんとやっていけるという方針がかたまりました。
医療と介護は時代のニーズに最もマッチした事業ですが日本の保険制度の中では利益をだすのは大変難しいです。しかし、現実は
医者不足と言われています
*現実は大学病院など高度医療施設は常に満員で診察を受けるには一日がかりです
*現実の町の小さな病院は利益が出ず閉鎖が続いています
*町のクリニックは、患者が少なくて困っているお医者さんが多いです
*介護事業は、なかなか儲かりませんという事業者が多いです

*利用者は、医者にも、介護からも見放されています

これらのことは同時に起きています。矛盾してませんか?
この矛盾を解くのが私達の仕事だと思っています