一雲一会

いちうんいちえ

黄昏の空港

2014年02月19日 00時43分05秒 | 仙台空港
飛行機写真は、にわか撮りのため何が正解なのかわからないし、日々試行錯誤しながらファインダーを覗いている。
でも、ただ飛んでくる飛行機を無心にシャッターを切ることは少なくなった気がする。
なぜならそんな撮り方をしていると、バリエーションが少ない仙台空港では、あっという間に『飽き』が来るからだ。
ここ最近のアジア諸国の情勢や、日本との関係が冷え切っている国もあり、地方空港の国際線は見通しが厳しい。
そんな数少ないチャンスを、"気持ち"の面で無駄にシャッターを切ることをしない様、努力したい。

鉄道写真もゴールが見えない世界だが、飛行機写真は鉄道写真よりも遥かに奥が深い。自由度が高すぎるから。
でも自由な分だけ、自分の好きなように撮ることを楽しめる。少なくとも鉄道写真よりはストレスフリーだ。

先日の仙台空港。この日は雲も少なく日没まで撮影が出来るのではないかと予想して足を運んでみた。




この日のハワイアン航空は、いつもより1時間15分も早い着陸。

蔵王を背に、雪とは無縁のホノルルからやってくる飛行機。


それにしても、今日は蔵王がくっきり。

太陽の色温度が下がり始め、これからが正念場。



トリトンブルーの綺麗なボディも、今はあえてシルエットにする。

こちらは1時間遅れでやってきた沖縄便。

タッチダウンの瞬間、ボディが夕陽に照らされギラる。

普段は真剣に撮らないアイベックスだってごらんの通り。

さて、そろそろ帰りますか。

最後に広角で1枚シャッターを切る。

天気の良い日、ぜひ一度空港に行ってみて欲しい。
写真の世界観が少しだけ変わるかもしれない。