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「理想的な海水水槽」 3.2.1. 水槽のサイズ選択とセットアップ 後編



デュプラメソッド「理想的な海水水槽」

3.2.1. 水槽のサイズ選択とセットアップ 後編



前編より続く


水槽のセットアップに取り掛かる前に、水槽の重さに耐える頑丈なキャビネットを用意しなければならない。キャビネットは木製でも鉄製でも、どんな構造のものでも構わない。大切なのは、ろ過器(フィルター)がきちんと収まるということである。もちろん水槽の下にスペースがなければ、タワー型のフィルターを水槽の横に設置してもよい。交換用のRO(逆浸透膜)水などを入れておく予備槽や、すべての電気器具の制御を行う配電盤なども水槽下部あるいは水槽横のキャビネットに収納できるようにする。
水槽が外光(窓)から遠いほど、昼間の光の調節はしやすくなる。窓のそばに置かれた水槽では、昼間(特に夏場)に太陽光が水槽に入ってしまう。また太陽光の反射により、水槽の写真を撮ることができない。
水槽を部屋に設置する際には主に立って眺めるのか、ゆったりと椅子に座って眺めるのかもよく考えておかなければならない。立って眺めるのであれば、水槽の下に高さが1mほどのキャビネットを設置することになる。椅子から眺めるのであれば、キャビネットの高さは60cm位が適当だ。もちろんキャビネットの高さが低くなれば、収納スペースは狭くなる。そのための対応策として、水槽の横にもキャビネットを取り付けるというのはよいアイデアである。

家の近くに交通量の多い道路があり、その振動が水槽にまで伝わるようであれば、水槽の下には発泡素材やフェルトなどを敷いた方がよい。水槽の背面や横、水槽内に器具のコードやホースなどを隠すための筒を設置するのも快適なアクアリウムライフのためには重要なことである。試しに水槽周りにコードやホースがどれだけあるのか数えてみよう。ヒーター、サーモスタット、pHコントローラーのセンサー、自動給水用ホース、フィルターのホースなど、これらをまとめるとなると、かなりのスペースが必要になることがわかるだろう。海水水槽を設置する前の設計段階から、このことを考慮に入れておくことが望ましい。


Lysmata debelius(ホワイトソックス)




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