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「理想的な海水水槽」 3.3.1.4. 水流を作る技術


デュプラメソッド「理想的な海水水槽」

3.3.1.4. 水流を作る技術



ろ過システムの中に水流を作るポンプを組み込んでしまうのが、水槽に水流を作る理想的な形である。この方法は、経済的であるばかりか後々のメンテナンスを容易にする。この場合、システムに2つのポンプを組み込み、6時間ごとに稼動させると良い。水槽の水は6時間は右回り、そして次の6時間で左回りに流れる。一方向だけの水の循環を行うとサンゴやライブロックなどに沈殿物が堆積していくが、循環の方向を変えることでこれらが水中に巻き上げられ、浮遊しながらろ過器(フィルター)まで導かれるという利点がある。

この2方向の水流の切り替えにより無脊椎動物はより健康な成長を見せる。イソギンチャクは水槽内でせわしなく移動するのをやめ、シャコガイは一晩のうちにライブロックに根を降ろし、レザーコーラル(Sarcophyton属=ウミキノコの仲間)が斜めに成長しなくなることを私は発見した。水槽内の生物達は、どうせ6時間後にはまた違う方向から水が流れてくるから、放浪してみても今以上に良い場所を見つけることはできないということをまるで知っているかのようだ。



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