番外編 －MMC OB会－

去る6月30日、何十年ぶりに昔の音楽サークルの同窓会が越後湯沢で催された。

卒業以来、一度も会っていない同僚や先輩方も大勢いるので、普段は土日に休暇をとることはないのだが、今回は万全を配して参加させていただく運びとなった。

参加者のうち半分くらいが今も音楽活動を続けていて、残りはやりたいとは思っているが、もろもろの都合で今は楽器に触っていない。

ちなみに私は後者である。




6月の10日過ぎに、幹事が楽譜とCDを送ってきてくれた。

課題曲は全部で5曲、幹事が曲を割り振ってくれて、1人2～3曲くらいを担当する。

機材はすべて自前で、搬入からセッティングだけで1時間以上かかった。

すでにこの準備段階から楽しくて懐かしくて仕方がない。


いざ音を合せてみると、ホントに20年以上セッションやっていなかったっけ？っていうくらい、スムーズに音が重なった。

曲は当時演奏していた70年代、80年代の曲なのだが、プレイしていて何かが違う。

昔は自分のパートをプレイすることにいっぱいいっぱいだったのだが、今は他のプレイヤーの音が良く聞こえるようになった。

俺が俺がという気持ちがあまりなくなって、みんなが紡ぐ音に乗っかっている感じが妙に心地よい。

これが少しはオトナになったってことなのかなぁ、と一人納得する。

もちろん、練習なしのいきなりのセッションなので、楽器も自分のものではなかったりするので、それほどのものではないのですが…

セッションの様子はコチラ

この後、宴会で大いに盛り上がり、さらに部屋に戻ってからも酒盛りで、明け方近くまで音楽談義で盛り上がった。

趣味の話は、共通の興味を持っている人としか交わすことが出来ないので、普段はなかなかすることがない。

それが、ツーといえばカーという同世代の仲間が久しぶりに杯を交わせば、次から次へと話が尽きることはないのは、当たり前と言えば当たり前のこと。


2年後にまた会いましょうということでお開きになった。



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