2006年春 民主党オフィシャル学生インターンシップ 「安全保障」ゼミナール

民主党オフィシャルインターンの国会実況中継です!!

K.K.さん-Kaffeepause in Nagatachou 2

2006-03-25 20:32:51 | K.K.さん
2006年3月9日

インターン5日目。

午前中は、行政改革PTに出席。また、資料を受け取りに、参議院別館まで走る。

午後は、自主ゼミの勉強。

夜は、代議士の講演会に同行させていただく。改めて、代議士の哲学を知ることができ、感銘を受けた。その後、代議士を車までお送りして、19:30に一日の仕事が終わった。

朝5時から昨日の自主ゼミの議事録をまとめていたので、今日はこのくらいしておこう。


2006年3月10日

インターン6日目

本日はひたすら事務所で仕事。電話応対、お使いなど。

電話応対に関しては、議員、あるいは民主党に物申すというものが多い。これはこれで勉強になる。しかし、全てに対応することは、少人数の事務所では難しい。電話の声を分析して、世論の動向を見極めるシステムが必要だと思う。


3月16日

今日はインターンの間での弁論大会。一週間近い合宿に行っていた私は、急いで民主党本部に向かった。

弁士は全部で16人。テーマは自由。

「若者と政治」「政治家ハンター」「夢」「若者向けのマニフェスト」など、テーマは多岐に渡った。私は、15番目の弁士として「格差社会における教育行政」についてお話させていただいた。

格差社会と叫ばれているが、結果の不平等は仕方ないかもしれない。しかし、その不平等の起因するところは何か。私は、機会の不平等にあると思う。基礎的な能力を伸ばす機会を与えられなかったから「自分はできない」という誤った劣等感を抱く。それが、その人の可能性を封じ込めているのだ。こうしたことは、まさに教育において、解決しなくてはならない問題である。

しかし、質の高い教員を増やすべきだと言っても、肝心のシステムは変わっていない。文部科学省の「指導」という形をとった「トップダウン」型の通達。こういうことではなく、役人も、教員と一緒になって議論して、有機体の組織として教育問題の解決に向かうべきだ、とこのようなことを述べた。

時間配分を間違え、言いたいことが全て言えなかった。特に後半の教育行政の部分。国が教育にはしっかりと責任を持つべきである、ということ。そして、民主党は文部科学省を廃止し、教育のモデルを提示する知的リーダーのような組織を置くとしているが、これでは不十分であり、役人に学校担当制を導入し、教員や関係者と議論しながら、モデルなどを提示する。そうすれば、現実に適したモデルを提示でき、まさに元三重県知事の北川正恭早大教授が仰っているような「北京の蝶々」の有機体の組織ができるということ。こうしたことを付け足したかった。

結果は、入賞。自分の演説には納得いかないが、評価していただいた方には感謝したい。入賞したので、自動的に街頭演説する機会を得た。同じ問題を投げかけたいと思う。


3月17日

本日はインターンの日ではないが、事務所に寄らせていただいた。

というのも、明日の憲法ワークショップにて、急遽「安全保障班・9条グループ」のコーディネーターを務めることになったからだ。

そもそも、私達の班では、日本の安全保障のあり方を検討するために、東アジアと憲法9条という二つの観点から切り込むことにしていた。様々なタイプの国が存在する東アジアの情勢分析を踏まえて、憲法9条にはどのような要素を盛り込む必要があるのか、という議論を展開しようと思っていたのである。しかし、一週間ほど携帯の使えない山奥に私が行っている間に、「東アジア班」と「9条班」に分裂していた。このままでは、知識もなく、明日のワークショップにおいてまともな議論ができない。

このような状況から、議員会館で作業させていただいたのである。とてもバタバタしていて、事務所の方々には大変ご迷惑をかけ、申し訳ないと思っている。

肝心の本番だが、枝野憲法調査会長のご講演は素晴らしかった。「憲法は国民の皆さんには適応されません」「私は憲法に関心がない、だからこそ憲法調査会長を引き受けたのです」というご発言が印象的だった。グループでの議論は、あまりうまく主導できなかった。最初の方に、細部のことにこだわりすぎたと思う。反省。


3月20日

インターン7日目。今日の永田町は、本当に平和だ。政治がやるべきことは山積しているが、連休中ということもあり、国会議員がいない。小泉首相も休暇を取ったそうだ。新聞記者も、あまりにもネタがないのだろうか、こうした「異常な平日」について記事を書いていた。事務所でも、あまり動きはなかった。


3月22日

17時45分。自分の声が、渋谷の中心ともいえる交差点に響き渡る。そう、今日は初めての街頭演説だ。

テーマは格差社会における教育。このようなテーマを論じて、聞いてくれる人がいるのだろうか、と疑問に思った。あまり「若者」という定義自体は好きではないが、その若者にとって聖地ともいえる渋谷である。街頭演説の前に街を歩いてみたが、全体的に雰囲気がよくない。絶対に話なんか聞いてくれないと確信した。しかし、それでも敢えて真っ向から自分の考えをぶつけようと思った。それが、自分の「素」だからだ。

焦点は、結果の不平等ではなく、生まれの不平等に絞った。話によれば、幼児期に人間の基礎能力(読み書き算盤以前の問として)は決まってしまうようである。能力に応じて色々な仕事につけばよい、という人は、まさにこの点を見落としている。能力というものは、完全に先天的ではなく、しっかりと教育すれば、さらなる可能性を見出すこともできるのだ。

ただ、私たちのような大学生は、既にそのような時期は過ぎてしまっている。だからといって、諦めてはならない。色々な人たちと友人になり、その友人を通じて新たなことを発見し、取り組んでいくことが、まさに自分のキャパシティ、言い換えれば視野の広さを拡充するのだと思う。そういったことを論じた。

そもそも、何故このようなテーマにしたのか。やはり、先日参加した4泊5日のドイツ語合宿の影響が大きかったと思う。そこで、ドイツ人学生を交えてディスカッションを行ったのだが、大学などにいけば、ドイツ語を学ぶ機会はある。しかし、学ばない人は、一生学ばない。もちろん、ドイツ語を知らなくても、なんら不利にはならないのだが、ドイツ語を学んで得られることはとても大きい。押し付けがましくなっていけないのだが、そのようなことに触れる・触れないという「岐路」は、どこに起因するのだろうか。つきつめれば、幼児期の教育において、知的好奇心を喚起・持続させられる刺激を受けたのか、というところにたどり着くと思うのである。

結果的に、あまり多くの人に聞いてもらえなかった。街頭演説というものは、迷惑なものだとも思う。そして、無名の人間は感情に訴えない限り、人々は足を立ち止めてくれないのだろう、とも分かった。少し話が長くなって、言いたいことがよくわからなくなったということも反省点であろう。

何はともあれ、良い経験だった。インターン終了まで後二日。全力投球していきたいと思う。


S.H.さん-インターン日誌

2006-03-24 01:38:38 | S.H.さん
3/7

先日、インターン先の松木謙公衆議院議員が農水委員会で「乳価」についての発言をするにあたり、北海道の畜産団体がけんこうさんのもとへ陳情に来た。このとき北海道産の牛乳を置いていかれた。(北海道内市販の1㍑の紙パック)乳製品の新聞記事を読んだり、秘書さんに話を聞いてわかったことだが、北海道で作られた牛乳は本州の畜産農家との折り合いによりその多くが本州に送られないようになっている。これは、本州の畜産農家の保護が目的である。そして実体として政府もこれを容認しているのが現状である。北海道では大規模農業が行われているため、牛乳の価格を安く抑えられる。相場は地元で1㍑150円程度らしい。しかし、この東京においては、1㍑180円で本州産である。その分北海道の畜産農家は補給金(補助金のようなもの)をもらっているようだが、同じ日本であるのに自由競争が行われていない現実に少々疑問を持ったわけで…。とは言っても大切なのは味である。陳情の時に置いていった牛乳を自分で飲んでみることにした。賞味期限は切れかけていたので鮮度はあまり良くない。しかし、その牛乳を飲んでビックリした。おいしいのである。今まで飲んできたのは何だったのだろう。いったい何を混ぜてるんだ??そしてあまりのおいしさに何杯も飲んでしまい、結局おなかを壊してしまった。その日の午後は、かなり憂鬱でした。政策を抜きにすれば、北海道産の牛乳を本州にも回して欲しいものである。


3/9

この日のお昼頃、BSEの委員会に出席して欲しいと秘書さんに頼まれ、会議室に向かった。報道のカメラがたくさんあったので、関心が高いのだなぁと思っていた。しかしよく聞いているとBSEのことなんて全然話していない。BSEではなく”P”SEだった。まぎらわしいものである。


3/17

この日、けんこうさんの本会議での初めての質問が行われた。こうした現場に立ち会えたのは大変ラッキーだったと思う。その原稿を読む時間を把握するため、何度か自分も時間を測って読んだりした。原稿案が作成される仕組みがわかってよかった。自分のインターン先の議員が本会議の壇上で発言する姿を見て、なぜか自分も誇らしく思った。

戎 敬太郎さん-インターン日誌(終)

2006-03-21 00:01:25 | 戎 敬太郎さん
3月14日はまず八時からの外務防衛部会に参加しました。内容は「レーザー技術を用いたミサイル防衛」、「北朝鮮のミサイル開発状況」などについてでした。工学部の学生だからでしょうか、対ミサイル防衛にレーザーを用いるという話には、とても関心を持ちました。私はミサイル防衛といえば、ミサイル対ミサイルの方法しか考えていませんでしたが、レーザーなども用いて選択の幅を広げておくことは大切だと思います。私は物理の知識は高校レベルで止まっていますが、レーザーを用いる長所は光速で進むからリアルタイムで防衛ができることだと思います。ミサイルでの迎撃と組み合わせると効果が高いのではないでしょうか。それに、独自の軍事技術を持つということは、対等で良好な日米同盟を構築していく上で必要不可欠だと思います。より自主的な防衛戦略を練っていくために、日本政府にはミサイル防衛に限らず様々な技術開発を進めていってもらいたいと思います。

部会の後は、国会見学ツアーのお手伝いをしました。お手伝いといっても、支持者の方を議員会館の玄関までお迎えに行ったぐらいで、あとは長島代議士の説明を支持者の方と一緒に聞いていました。国会見学ツアーまでに何回か院内をうろうろしていたのですが、たかだか三週間ぐらいでは覚えることができませんでした。天皇陛下がお休みをされる御休所の入り口が徳島産の大理石でできているということが、徳島出身の私にとっては嬉しい限りでした。

その後は、プラトンの勉強会に参加しました。お題は「グローバル化と人口減少時代の農政改革」です。私の家は徳島で青ねぎの専業農家をしていますから、農政の問題は外交安全保障と並んで私の最重要関心事項です。内容は、「日本は農業保護において、国から農家への直接支援が少なく、それに対して関税による価格保護の割合が非常に高い。その政策を転換し、作物の価格を低く抑えることにより消費者の利益や国際競争力を重視し、その代わりに国から専業農家への直接支援を増やす。」という内容のものでした。しかし、私はその考え方には反対です。農家への直接支援を行うといっても、栽培している作物の品種や農家の規模、地域、副収入の割合、気候条件、といった要素が個々の農家によってあまりにも違い過ぎます。そのため、公平に直接支援を行うのは絶対に不可能です。この様なことをしようとしたら、まさに族議員の出番が増大し、利権の温床になると思います。ではどのような政策を採ればいいのかというと、それはそれで非常に難しい問題だと思います。農協や市場などの既得権益を打ち破り、それこそ農政の構造改革をしなければならないのではないでしょうか。

このようなことをしているうちに、私のインターン最終日は過ぎていきました。あとは、党青年局主催の「政策秘書受験ガイダンス」に参加して、岡山に帰ることになりました。今振り返ると、長いようで短かったインターンですが、事務所のお手伝いや本会議・委員会の傍聴、党の部会・勉強会に参加することにより、非常に有意義な経験をすることができました。

K.K.さん-Kaffepause in Nagatachou

2006-03-20 20:58:08 | K.K.さん
3月1日(水)

永田町とは不思議なところである。初めて訪れた人は、その表情のなさに驚く。無機質な建物、スーツを着た政府関係者、そして黒塗りの自動車。この感覚に慣れてしまうと危険だ、と思う人は少なくないだろう。

しかし、それは事実であるとしても、真実ではない。議員会館で初めて仕事をして、実に表情豊かで、vividなところだということを、ほんの少しだけ理解できた。

一日は、省庁のレクチャーから始まった。言葉の端々に、その人、あるいは所属されている省庁の特徴が出る。内容は書けないが、もう少し「官僚教育」という観点から、行政改革を論じることも必要なのではないだろうか。

電話も受けた。取材の申し込みもあれば、有権者の方からのご意見もある。ご意見を伺うことは、語弊があるかもしれないが、興味深かった。日本国内の政治事象に対して、何を考え、どのような意見を持っているのか。感情的になる方も、実は少ないという発見があった。

明日もインターンをさせていただく。この機会をフルに活用しようと意気込んでいる…が、院内の複雑さと廊下の長さは、どうにかならないものだろうか…


3月2日(木)

今日は予算委員会の総括質疑。代議士と、岡田前代表の質問を聞く。感想はあるが、ここに書くと問題になりそうなので、心の中にしまっておく。

まちづくりPTの第一回会合にも出席した。官僚の説明をきいていると、その方がどれだけ誠意をもって話しているのか、理解できる。代議士側も、官僚に負けない知識と鋭い視点で切り込んでいる。知識がないと、官僚に負けてしまう。


3月3日(金)

インターン3日目。

今日は、午前中に予定が入っていたので、午後からインターンさせていただいた。主に事務処理を行った。

18:00には党本部へ。安全保障班のミーティングのためだ。出席者は3名。人数は少ないが、生産的な会議だったと思う。早くどなたかにレクを行っていただかなくてはならない。

慌しく党本部を出て、夜の会合へ急ぐ。今日は代議士や事務所の方々との会食だ。どうやら歓迎会をやってくださるようで、ありがたいことだと思う。代議士のお話を伺ったり、いらっしゃった方々のお話に耳を傾けたりしているだけで、とても刺激になった。

私がインターンさせていただている代議士は、人の話をよくきいてくださる。今まで数々の国会議員と交流する機会があったが、中々会話が成立する人はいないものである。また、テレビのイメージとは違い、予算委員会での質疑などを見ていると、冷静且つ鋭いお方だと分かった。

それにしても、政治の現場は興味深いことだらけだ。野党の代議士が質問した後、与党の議員が傍に寄っていき、何か囁く。与党にも色々な人がいることは当然であり、与党と野党で交流があるのは必然だともいえる。しかし、実際にこのような光景を目にすると、自分の勉強してきたことを疑ってみたくなる。

私は政治学を専攻している。まだ具体的な専門分野も決まっていない人間が、あれこれ言うのもおかしいのだろうが、今の政治学は「科学」が主流だ(政治思想を否定するつもりは全くない)。特にアメリカでは、その傾向が顕著らしい。このような「計量的な」政治学の基礎になっている政治的プレイヤーは、ある意味合理的な存在とされている。たが、政治の現場で繰り広げられているプレイヤーの言動を見ていると、そう単純ではないと感じる。

少しずつではあるが、私のインターンの志望動機である「現実の政治と政治学の比較・検証」という目的を果たせつつあると思っている。ひたすら勉強あるのみである。


3月8日(水)

インターン4日目。

午前中は部会に出席。

昼は、議員会館の地下食堂に行く。政策秘書の方と二人でいると、河村たかし代議士がいらっしゃった。同じテーブルで昼食をいただいた。せっかくの機会だと政策秘書の方に促されて「日ごろから民主党代表になる覚悟はできていると仰られていますが、今代表に就任されたとしたら、何を最初にやられますか。」と聞いてみた。ここから、議員民営化というとても説得力のあるお話を伺うことができ、奇抜だが、本質をついている話であると思えた。

情報と通信の融合の勉強会にも出席。

夜は、鈴木寛先生のセミナーがあった。大枠は納得できたが、細かい点では疑問が残るので、機会があれば、さらに質問させていただきたいと思う。

セミナー終了後は、自主ゼミの勉強会。夜10時まで、意見の交換をする。生産的な議論ができる土壌ができたと思う。

K.A.さん-インターン日誌2

2006-03-18 22:05:22 | K.A.さん
インターンの活動も残りあとわずかになってきました。しかし、まだまだ分からな
いことが多く、勉強の毎日です。

今週は、議員が予算委員会で質問をするということで、いつにもまして事務所内に
緊張感が漂っていたように思います。議員も秘書の方も大変に忙しくされていまし
た。ひとつの質問を決めるまでには、多くの時間と労力を要します。このような過程を目の当たりにできることは、新鮮で非常に刺激になります。国を動かしている現場に少しでも関わることができ、とてもうれしいです。

このように今週は、特に忙しかったです。それにもかかわらず、秘書の方はもちろん議員も常にインターンの私を気遣ってくださり、コミュニケーションをとってくださるので、本当にうれしく思っています。インターンも残りあとわずかです。事務所の方が、インターン生が私でよかったと思っていただけるように頑張ります。

A.R.さん-インターン日誌3

2006-03-18 22:03:08 | A.R.さん
3月8日【インターン五日目】

今日は午後組で副議長公邸見学に参加しました。「公邸見学」と聞いて、私は「国会見学」と同様に遠足の延長のようなものを想像したところ、まさかまさか。さすがのオフィシャルインターン企画、60分のうち、写真撮影をのぞく残り50分は、約30人の学生による横路副議長への質問時間だったのです。準備不足の私は、うっかり質問項目を考えていなかったため、指名を頂いたのにもかかわらず、あいまいな質問しか出来ずに後悔しました。学生からは、外交・教育・雇用・現政権への評価など、質問が続き、それに対して査察経験をふまえた諸外国の事例をもとにわかりやすく回答していただき、大変勉強になりました。その後事務所では、代議士から憲法改正をめぐる基礎知識のために、参考文献を紹介していただき、エッセンスを吸収。代議士は、憲法改正を巡って信念に基づく一家言があり、私のような門外漢にもわかりやすいように解説して下さいます。映画「ナショナル・トレジャー」と憲法改正論がつながるなんて!目からうろこの毎日です。

地元から国会見学に後援会の皆様が上京しておられ、議員室での休息時間にご挨拶させていただきました。自己紹介を通して、自分の本分は学生であり、今はまさに勉強の課程にあるのだと再認識しました。インターンとして学んだことを、いかに将来につなげるのか、あるいは還元していくのか。当初の志望動機を形にしないといけません。

そして夕方からは、青年局の研修「教育政策ゼミ」でした。自身が教職課程をとっていることもあり、授業で討論していたことが政策として審議されていることが、政策としてこれから審議されつつあるということに、新鮮な驚きを感じました。コミュニティ・ソリューションによる学校運営、政治はやはり社会と共に動いているものなのですね。


3月9日【インターン六日目】

今日は私用があったため、昼から出勤させていただきました。そして事務所で、自主ゼミのために過去の会議録検索。議員会館のLANは衆議院独自のもので、スタートページにはこれまでの会議録や会議中継、国会図書館ページへのリンクなどがあり、そこから情報へのアクセスは無限大です。この背景には、国会議員の仕事のうち、情報との勝負という側面があるようです。お世話になっている代議士は、朝一番に、新聞は全国紙を一通り、山と積まれる書類にも、さらには海外の雑誌まで、あらゆる情報に全て自分の目を通していらっしゃいます。広い視野をもった大局的判断の為には、日頃の努力が欠かせないのですね。これでこその“代議士”、国民の・有権者の代表です。メディアからではなかなか分からなかった、代議士の仕事をこの目で見させて頂ける、インターンならではの貴重な経験です。

さらに今日は、秘書の方に頼み込んで事務所の仕事をさせて体験させていただきました。Excelに地方公共団体や各種団体からの要望書の項目を打ち込んで、整理します。政治は、有権者あってのものだからこそという側面も忘れてはいけません。つまりは、私自身も有権者の一人、改めて「有権者の責任」というものを実感します。

P.U.さん-インターン日誌2

2006-03-18 22:00:28 | P.U.さん
3月7日

朝5時起きも少し慣れてきたところです。毎朝満員電車の中で「朝なんて大嫌いだ。。」って顔しながら居眠りする人たちを見ると、もう他人事とは思えなくなりました。私も来年大学を卒業し、社会人として厳しい現実と戦っていかなければならないのです。。。でも、早くこの「厳しい」現実と戦いながら夢に向かってチャレンジしたいですね。そのために今頑張って就職活動をやっているのですが、「自分のやりたい仕事ができる」ということがいかに大事で、また難しいことであるかをしみじみと感ずるこのごろです。。。

今日は午後1時から「反差別国際運動院内集会」に出席しました。人種差別の存在を政府が公式に認め、人種差別を禁止する法律をつくる、そのために徹底的な実態調査を行うべきだという話でしたが、まず日本の社会に存在する人種主義、外国人嫌悪というものを日本人が認識することが大事だと思います。この国には人種差別など存在しない、存在するとしても私には関係のない話、という風に考えている日本人も多いのではないかと思います。私は日本に来て今年で5年目になるんですが、外国人、あるいは韓国人であることから実際様々な差別を受けてきました。最初はそれが差別だとは思わなかったんですけどね。思いたくなかったのかもしれません^^; この前フランス社会の人種差別をテーマに大学内で講演会がありました。招待された方はケニア出身の黒人の男性で、フランス国籍を持っていて完璧なフランス語をしゃべるのですが、肌の色が「黒」だということから様々な差別を受け、しかもこのようなフランス社会における人種主義があまり知られていないことなどを語ってくれました。出かける時は必ずパスポートを持ち歩き、アパートを借りたり、就職をすることにも「肌の色」が障害となるのが現実だそうです(この方は日本に滞在中、近くの山へ散歩に出かける際にも当たり前のようにパスポートを持って出かけたそうですー)。この地球上に「人種主義」というものが姿を消す時が果たしてくるのでしょうか。。。複雑な気分になりました~ちなみに集会に出席していた社民党の福島議員のピンク色のスーツはとても目立ってました。。   

戎 敬太郎さん-インターン日誌3

2006-03-10 23:21:12 | 戎 敬太郎さん
3月9日は外務防衛と経済産業、農林水産などの合同会議に参加しました。東シナ海のガス田についての日中協議の内容やメキシコ、マレーシアなど各国とのFTA交渉について説明していただきました。中国は尖閣諸島の周辺や資源の見込みが薄い海域を共同開発の対象として提案していましたが、共同開発を行うなら日中中間線付近のガス田を対象とするように、日本政府は毅然とした態度を貫かなければならないと思いました。

その後、憲法特別委員会の傍聴をしました。

投票権を18歳以上から認めるのか、メディア規制や公務員の活動規制をどうするのか、条文ごとに是非を問う場合は投票用紙の様式をどうするのか、といったことが論点となっていました。私は18歳から投票権を認め、メディア規制を極力少なくして論議を深めるべきだと思います。また、社民党の代議士からは、「憲法の国民投票を行う前に、一般の法案で国民投票を行うべきだ。自民党は岩国の米軍基地問題の住民投票は批判的なのに、なぜ憲法の国民投票は積極的なのだ。」という意見が出されていました。しかし、私は議会を通した間接民主主義を支持しているので、一般の法案に国民投票を適用するのは反対です。国会で賛否が分かれたからといって、国民投票で是非を問うのは無責任な議会だと思います。また、安全保障という国家の根幹に関わる問題を住民投票で決めることも私は反対です。移転を否決したことにより抑止力の低下や日米関係の悪化を招いたとしても、岩国市が責任を取ることは不可能だと思います。住民投票を行う場合は、自治体内で責任を取ることができる問題を扱うべきだと思います。

午後は、長島代議士が掲載されている記事の整理を行いました。

戎 敬太郎さん-インターン日誌2

2006-03-10 23:19:12 | 戎 敬太郎さん
3月8日は午前に副議長公邸の見学に行きました。

横路副議長と一時間半ほどの懇談会がありました。私は、「憲法九条の二項を改正して、自衛権とそれを行使するための自衛軍を認めることが最低限必要ではないでしょうか」と質問させて頂きました。私の質問に対して、横路副議長は「自衛隊は既に存在が認められているから、わざわざ憲法を改正する必要はない。二項を削除すると集団的自衛権を認めることにもつながるから、九条の改正には反対。」というふうに答えていただきました。(このような内容だったと思いますが、私の解釈が間違っていたらすいません。)私は憲法を現実的なものに改正して、制約された集団的自衛権(公海上などで自衛隊と共同活動している同盟国が攻撃を受けて場合は、集団的自衛権を発動する、など)も認めるべきだと考えていますが、横路副議長のお話も勉強になりました。

午後はNCの閣議を見学しました。眠くなりましたが、雰囲気を味わえて良かったです。

夕方は鈴木寛NC文部科学大臣の講演をお聞きしました。「同じスタートラインから始めて結果として格差が生じるのは仕方がないが、機会の平等が妨げられて格差が生じるのは問題である。教育予算を増やして教員を多くし、きめ細かい指導を行う。」ということをおっしゃいましたが、私もその通りだと思います。私は、家庭の経済状況により教育を受ける環境に大きな格差が生じていることが問題だと思います。そのために、塾通いなどをしなくても十分な教育が受けられるよう、誰でも通うことができる公立の教育の立て直しや、貧しくても大学に通えるように国立大学の授業料を無料化するべきだと考えています。

戎 敬太郎さん-インターン日誌

2006-03-07 23:00:00 | 戎 敬太郎さん
長島昭久代議士のもとでインターンをしており、27日が初日でした。今日は秘書の方に衆議院内を案内していただいたり、代議士のブログの閲覧をしました。

あと、テロ・イラク特別委員会と安全保障委員会の傍聴をしました。一時間程度でしたが、米軍再編について長島代議士の質問を聞くことが出来ました。質問内容は、沖縄の米軍基地のグアムへの移転費用を、なぜ日本が負担しなければならないのかという内容でした。私も移転費用の内訳を詳細に明示し、日本の負担の割合を減らすべきだと考えていたので、非常に勉強になりました。


28日
今朝はまず党の外務防衛部門会議に参加しました。イラクに派遣した自衛隊の撤退時期をいつにするのかということや、イランの核開発問題について内閣府や外務省から説明を聞きました。

その後は東京都選出の国会議員の会議に代理出席しました。

午後は衆議院本会議を傍聴しました。文教関連と国土交通関連の法案の趣旨説明と質問が行われました。文教関連の法案に関しては、義務教育の教員給与の国庫負担を二分の一から三分の一に削減するという内容のものでした。一時は全額を削減するということが言われていましたが、僕は国が義務教育に責任を持つべきだと思っているので、妥当なのではないかと思います。

国土交通関連の法案については、よくわかりませんでした。

あとは通行証を借りるために各事務所にお願いをしに行きました。

議員会館での研修は今日が二日目だったので、事務所の雰囲気にも少し慣れました。事務所にかかってきた電話も受け取りました。簡単な内容の連絡だったので、無難にこなすことが出来ました。


3月1日は4時から皇室典範の勉強会に参加しました。旧宮家出身の竹田恒泰先生を講師にお迎えし、女性天皇や女系天皇の問題点、安定的な男系維持の方策などについて、非常にわかりやすい説明をしていただきました。私も、二千年にわたり男系によってのみ継承されてきた天皇制の伝統を守らなければならないと以前から考えており、旧皇族の方々を養子にお迎えして宮家の存続をはかるべきだと思っていたので、非常に勉強になりました。天皇の権威はその伝統から生じるものであるため、私は皇室典範の改正にあたっては世論の動向よりもこれまでの伝統や皇族方の意見を尊重するべきだと思います。

また、6時からは藤井裕久元代表代行の講演をお聞きしました。戦前の日本が日中戦争や太平洋戦争に突き進むまでの過程などについてお話を拝聴しましたが、「これまでの歴史を勉強することによって、同じ様な過ちを犯さないようにしなければならない」という内容のお言葉が印象に残りました。


3月2日は朝の外務防衛部会に参加しました。イラク情勢について、宗派対立や自衛隊の状況についてのお話をお聞きすることが出来ました。自衛隊の撤退時期やその方法は、イラク国内の混迷や英豪軍の撤退の状況をよく見極め、難しい判断が強いられると思いました。


3月7日は8時から外務防衛部会に参加しました。自衛隊の「秘」情報流出事件、在日米軍駐留経費の負担について説明をしていただきました。また、対中認識についての議論がありました。私の対中認識は、軍事費の増加や領海侵犯、防空識別圏への侵入、中国政府による反日教育などを背景に、懸念を抱かなければならない存在になっていると思っています。

また、部会の後は郵便物の整理や電話の応対をしました。

午後は「皇室の伝統を守る一万人大会」に代議士の随行として参加しました。私は男系維持の伝統は維持しなければならないと思っていましたが、この大会に参加にしてその思いを益々強くしました。皇族方には参政権などの基本的人権が認められておらず、その中で男女平等だけを取り上げて議論するのはおかしいと思います。また、女性皇族にとっても皇籍にとどまっておくより、結婚して一般の国民になる方が幸せなのではないでしょうか。女性天皇、女系天皇を認めることにより象徴天皇制を安定的に維持すると主張する人がいますが、そのような人たちは女系天皇が誕生した時点で天皇制が崩壊するということを認識するべきでしょう。