魁人「せんせ~今日、お泊まりいいですか?」
俺「そっか、金曜だものね。連休だしね。どうぞ~」
ゆずる「魁人も遙人もね、いい子だもんね」
遙人「だって~わがまま行ったらさ、恥ずかしいよ」
ゆずる「そっか」
魁人「健之助たちいるもん」
ゆずる「そうだよね。兄ちゃんだし、ちびリーダーくんだもんね」
遙人「そうなの」
秀人「いたいた」
魁人「せんせにね、お泊まりいいですかって聞いてたの」
秀人「いいって、言われた?」
遙人「うん」
ゆずる「そう言えば、秀人たちもさ、聞いてたね」
秀人「そうだったかも~」
ゆずる「もう3年生になるんだもんね。九九もばっちりだしさ」
秀人「うしし。だって、誠一郎先生がさ、算数だもん」
ゆずる「そうだったねえ」
魁人「お勉強しなくちゃ」
俺「うん。魁人と遙人はさ、ご本読むの好きだしね。たくさん読むといいよ。
ゆずる兄ちゃんもさ、こんな感じですけど、小学生の頃はね、たくさん本を
読んでたんだよ」
秀人「へ~そうなんだ」
ゆずる「こんな感じだけど、図書室の本もよく借りてたし。図書館もさ、よく
ひろたちと行って、借りてたし、おうちの本も読んだね」
魁人「兄ちゃんもそうだったんだ~」
ゆずる「だからさ、ゲームは兄ちゃん出来ないんだよ。おうちに来る前はして
たけど、もう忘れちゃったよ。本読みの方がさ、楽しいからだったのかも」
秀人「そうなんだ~。ゆずる兄ちゃんもさ、小学部だよね」
ゆずる「そうだよ。途中からね。秀人くらいの時に、こっちに来たからね」
秀人「そうなんだね」
ゆずる「お勉強もさ、楽ちんではないよ。でも、今思うとね、みんなでさ
わいわいお勉強してたことが、よかったなあって思うしね。だから、魁人たち
もさ、縄跳びしてるけど、兄ちゃんたちもね、この時期はね、縄跳びカードが
さ、埋まるように、やってたんだよ」
魁人「そうなんだ~だから、兄ちゃんたち、上手なのかなあ」
ゆずる「そうかもね。6年生まではやるからね。天太兄ちゃんたちもさ、上手
でしょ?」
秀人「凄いよ。朔兄ちゃんたちもそうだよ」
俺「ちびの頃からさ、お庭でやってしね。秀人もさ、そうなるよ」
秀人「はあい」
公志郎「ゆずるってさ、話し方上手いですよね」
俺「そうね。丁寧に話せるんだなあって」
ゆずる「そですか?」
公志郎「お庭とかさ、おうちとかさ、魁人たちでもわかるように話すってさ
中々難しいよ」
ゆずる「そうなんですかね」
湊「ゆずるはさ、小学生の時もそうだけど、下に人気ありましたよね」
俺「そういやそうかもね。兄貴分!って感じでもないんだけど、性根が優しい
のかもね」
ゆずる「照れるなあ」
湊「調子に乗らないように」
ゆずる「あい」
公志郎「ゆずるの、アイデンティティーとしては良い面ですもんね」
俺「大事にしなさいね」
ゆずる「はあい」
ひろ「ぴえん」
公志郎「なんだ~」
竜馬「ゆずるが褒められていたので」
湊「これだもんね」
公志郎「でも、そういう点はさ、自分で意外に気づきにくいからね」
湊「そうかもよ。で、この場ってさ、先生いらっしゃいますしね。公志郎の
何気ない発言でもさ、高められるからね」
竜馬「そうなんですね」
公志郎「ゆずるはゆずるの良い面、ひろはひろのいい面あるよ」
俺「そうなんだよね。この前さ、飛鳥たちと話してたでしょ?」
ひろ「はい」
俺「ああ、中々彼らの意見を引き出してたし、ひろの経験もさ、話してたけど
彼ら納得してたしね。そういうのは大事な能力だよ。教室ってさ、教師は大人
でしょ。で、生徒がいるけどもさ、同化する必要もないしね。威張る必要も
ないよね。生徒の意見や考えを引き出しつつ、ある程度まとめて行く力はさ
必要だよ」
ひろ「そうなんですね」
湊「そうですね。よく言われると思うし、ひろも竜馬もわかっていると思う
けれどもさ、教わる側からの脱皮なんだよね。それもさ、経験としてはいいこ
となんだよね。こうして先生に認識して貰うって、嬉しいし、自信にもなる
しね。自分らもさ、家庭教師してますけど、なんとなくも教えられるよね」
公志郎「そうそう。理科なら、わかっているからね。でも、だよね」
湊「うん。「せんせ~今日、お泊まりいいですか?」
俺「そっか、金曜だものね。連休だしね。どうぞ~」
ゆずる「魁人も遙人もね、いい子だもんね」
遙人「だって~わがまま行ったらさ、恥ずかしいよ」
ゆずる「そっか」
魁人「健之助たちいるもん」
ゆずる「そうだよね。兄ちゃんだし、ちびリーダーくんだもんね」
遙人「そうなの」
秀人「いたいた」
魁人「せんせにね、お泊まりいいですかって聞いてたの」
秀人「いいって、言われた?」
遙人「うん」
ゆずる「そう言えば、秀人たちもさ、聞いてたね」
秀人「そうだったかも~」
ゆずる「もう3年生になるんだもんね。九九もばっちりだしさ」
秀人「うしし。だって、誠一郎先生がさ、算数だもん」
ゆずる「そうだったねえ」
魁人「お勉強しなくちゃ」
俺「うん。魁人と遙人はさ、ご本読むの好きだしね。たくさん読むといいよ。
ゆずる兄ちゃんもさ、こんな感じですけど、小学生の頃はね、たくさん本を
読んでたんだよ」
秀人「へ~そうなんだ」
ゆずる「こんな感じだけど、図書室の本もよく借りてたし。図書館もさ、よく
ひろたちと行って、借りてたし、おうちの本も読んだね」
魁人「兄ちゃんもそうだったんだ~」
ゆずる「だからさ、ゲームは兄ちゃん出来ないんだよ。おうちに来る前はして
たけど、もう忘れちゃったよ。本読みの方がさ、楽しいからだったのかも」
秀人「そうなんだ~。ゆずる兄ちゃんもさ、小学部だよね」
ゆずる「そうだよ。途中からね。秀人くらいの時に、こっちに来たからね」
秀人「そうなんだね」
ゆずる「お勉強もさ、楽ちんではないよ。でも、今思うとね、みんなでさ
わいわいお勉強してたことが、よかったなあって思うしね。だから、魁人たち
もさ、縄跳びしてるけど、兄ちゃんたちもね、この時期はね、縄跳びカードが
さ、埋まるように、やってたんだよ」
魁人「そうなんだ~だから、兄ちゃんたち、上手なのかなあ」
ゆずる「そうかもね。6年生まではやるからね。天太兄ちゃんたちもさ、上手
でしょ?」
秀人「凄いよ。朔兄ちゃんたちもそうだよ」
俺「ちびの頃からさ、お庭でやってしね。秀人もさ、そうなるよ」
秀人「はあい」
公志郎「ゆずるってさ、話し方上手いですよね」
俺「そうね。丁寧に話せるんだなあって」
ゆずる「そですか?」
公志郎「お庭とかさ、おうちとかさ、魁人たちでもわかるように話すってさ
中々難しいよ」
ゆずる「そうなんですかね」
湊「ゆずるはさ、小学生の時もそうだけど、下に人気ありましたよね」
俺「そういやそうかもね。兄貴分!って感じでもないんだけど、性根が優しい
のかもね」
ゆずる「照れるなあ」
湊「調子に乗らないように」
ゆずる「あい」
公志郎「ゆずるの、アイデンティティーとしては良い面ですもんね」
俺「大事にしなさいね」
ゆずる「はあい」
ひろ「ぴえん」
公志郎「なんだ~」
竜馬「ゆずるが褒められていたので」
湊「これだもんね」
公志郎「でも、そういう点はさ、自分で意外に気づきにくいからね」
湊「そうかもよ。で、この場ってさ、先生いらっしゃいますしね。公志郎の
何気ない発言でもさ、高められるからね」
竜馬「そうなんですね」
公志郎「ゆずるはゆずるの良い面、ひろはひろのいい面あるよ」
俺「そうなんだよね。この前さ、飛鳥たちと話してたでしょ?」
ひろ「はい」
俺「ああ、中々彼らの意見を引き出してたし、ひろの経験もさ、話してたけど
彼ら納得してたしね。そういうのは大事な能力だよ。教室ってさ、教師は大人
でしょ。で、生徒がいるけどもさ、同化する必要もないしね。威張る必要も
ないよね。生徒の意見や考えを引き出しつつ、ある程度まとめて行く力はさ
必要だよ」
ひろ「そうなんですね」
湊「そうですね。よく言われると思うし、ひろも竜馬もわかっていると思う
けれどもさ、教わる側からの脱皮なんだよね。それもさ、経験としてはいいこ
となんだよね。こうして先生に認識して貰うって、嬉しいし、自信にもなる
しね。自分らもさ、家庭教師してますけど、なんとなくも教えられるよね」
公志郎「そうそう。理科なら、わかっているからね。でも、だよね」
湊「うん」
竜馬「なんだろう?」
ひろ「うん」
湊「自己満足になってもさ、教えた側は、困るからだよ。因数分解をさ、教え
るのは、難なく出来るよ。でもさ、中3生に教えるとしてよ、飛鳥、遙希、
明伸、陽がさ、全員同じ理解度はないからね。前段階でわからなくなっている
かも知れないね。そこを考えつつ、教えてるよ」
竜馬「そうなんですね」
公志郎「教えるって自己満足ではないからね。理科でもそうなんだけどもさ
こういう単元を学習しているけど、どういう力をつけたいのかって、実はある
んだよね。そこを踏まえつつ、教えて行かないとね」
ひろ「深いですね」
湊「そうなんだよ。小学生なら、中学生の前段階だしね。さっきのゆずるじゃ
ないけど、言葉も選んでわかりやすく話さないとね。実はね、誠一郎先生と
弘樹先生の研究授業の映像見たんだよね」
公志郎「そうそう。気づいたことあったよね」
ひろ「なんだろ?」
俺「わかったよ。言ってもいいかな?」
湊「はい」
俺「誠一郎なら、算数だし、弘樹は国語だよね。学年が違うから、話すスピー
ドが違うんではないかな?」
公志郎「その通りです。さすが先生ですね」
竜馬「へ~」
湊「そうだったんだよね。誠一郎先生はさ、2年生で、弘樹先生はさ、天太の
6年生だったのよ。弘樹先生が、超スピードではないけどもね。誠一郎先生は
同じ言葉でも、かみ砕いて話してるんだよね。だから、それってさ、普通に
過ごしていると、わからないと思うけど、俺らさ、実際にその年齢の子ども
いるから、学ばないとねって、話してたわけよ」
公志郎「大と3人で見ててさ、ただ見てても意味ないので、疑問点出そうよ
ってなってね。正月休みでさ、奨先生に入って貰って、指導受けたんだ」
ひろ「そうなのかあ」
俺「うん。公志郎受験終わってさ、家事するようになってさ、流星やすばる
文太がちょこっといた時期だしね。上を見てさ、はあって、ため息ついてた
ものよ」
湊「そうでしたね。流星くんたちもそうですけど、翔太くんたちもさ、話す
レベルが違ってたからね。家事はね、やれば覚えるけれどもさ、意識の差はね
って思ってたよ」
竜馬「ですよね」
俺「あの流星や翔太もね、大学生になるときは同じでしたよ。でも、あらって
思うと、成長してるのよ。湊や公志郎もさ、去年とは全然違うわよ。意識と
言ってたけど、高くなってきてるよね。よく話すんだけど、知識も大事だよ。
でも、頭でっかちでも困るしね。経験もさ、なんとなくこなすのも出来るけど
湊が言うようにさ、うちでの経験やATでの経験をさ、高めていくことが大事
なのよね。知識と経験の両輪だと思うよ。大学生なりでいいのよ。教員にね
なったら、またこれ同じことなのよ」
ひろ「そうなんですね。ふむむ」
湊「おいらや公志郎でも、やってますしね。大もそうだけどもね。なんちゃっ
て教師にはなりたくないのでね。修行ですわな」
公志郎「そうだね。ひろもさ、竜馬、ゆずる、たけると研鑽しつつ、成長する
よ」
竜馬「はあい」
貴「さぶいよ~」
とも「風がちべたかった」
大「お帰り。うがいしましょうね」
貴「へ~い」
たける「風があったねえ」
ひろ「暗くなると、気温下がるしね」
たける「昼間との温度差あるねえ。早く、ひろたちのようになりたいよお」
俺「もう少しですよ。たけるが駄目ってこともないですよ」
公志郎「そうだよ。自分なんかさ、後期試験まであったんだし~」
大「こら」
たける「そっか」
大「3月に食い込んだけどもね。たけるは、共通テストも近いですし、二次は
2月だけど、そこで終了するよ」
たける「はあい」
健之助「わ~」
ゆずる「こ~れ~。ふきふきしますよ」
康之介「はあい。パンツ~」
魁人「駄目でしょ」
直幸「はあい」
結人「お風邪こんこんになっていいのかなあ」
遙人「保育園お休みでいいの?」
健之助「やだ!」
あゆむ「兄ちゃんいうこと、聞くの」
健之助「あい~」
魁人「送ってきまあす」
ひろ「兄ちゃんも行くね。さぶさぶだよ」
康之介「おじい、お休みなしゃい」
俺「はいよ。気を付けなさい」
貴幸「はあい」
司「またね~」
朔「荷物荷物」
・・・・
ひろ「さぶいねえ。ねんねの準備だね」
遙人「はあい」
ゆずる「歯みがきはしたもんね」
魁人「うん。兄ちゃんとしたよ」
朔「寝ましょうね。では、さようなら」
ひろ「これ」
朔「いしし。わんこの散歩あるからさ」
俺「早寝早起きは大事ですからね」
朔「はあい」
理「ひろたち、戦力ですね」
俺「そうだね。ひろ、竜馬、ゆずるは手慣れてますわな」
哲平「いいことですよね」
俺「成長していくと思いますよ」
理「哲平より、いいかもよ」
哲平「まあ、何も出来てなかったしねえ」
俺「今じゃね、何でも出来るようになってるしね」
哲平「まだまだですけどもね。謙虚な気持ちは大事ですし」
理「そうだよね。大たちもさ、なんか研究してるしね」
哲平「やってますね。いいことですよね」
俺「うん。研究授業などの映像を見てさ、自分たちなりに思うことあってさ
気づきも大事かもね。実際の授業も見られるけどもさ、ライブ感はあると思う
んだよね。でも、教科が違ったり、学部が違うと、中々見られないしね。映像
は多々ね、家にありますしね」
理「そうなんですよね。休みに颯樹先生の映像を見てたんですけど、高等部の
物理の授業、小学部での授業、水溶液の性質だったんですけども、違うんです
よね。別人がやっているような感じでしたね」
哲平「そうなんだ」
俺「話し方なども違うだろうしね。天太たちに話すようにさ、晴たちに教えた
らさ、生徒は戸惑うものね」
哲平「なるほど」
理「すごい勉強になりましたね。指導に政則先生だったんですよね」
俺「いいね。大学生だけよりはさ、現役に入ってもらって、意見を貰うのも
大事だよ。そこで気づきと成長あるからね」
哲平「なるほど。後期試験終わったら、国語科でもやります」
俺「奨でもいいしね。助言者はいるといいからね。理のようにさ、小、中、高
の比較もいいね。さっきさ、公志郎たちはね、誠一郎の授業と、弘樹の授業を
見たそうなのよ。教科は算数と国語だけど、指導内容よりもね、児童に対して
の話し方や質問の仕方の違いに気づいてたね」
理「なるほどね~それはありますね。小学生と高校生では、違いあって当然
ですよね」
俺「そうそう。理解度も違うしね」
哲平「学園実習もなんとなく行きたくないんですよね」
理「そうだよね。おいらもね。うん」