康之介「わ~」
理「これ。そろそろお風呂ですよ~」
貴幸「あ~い」
俺「来年からは、みんな幼稚園生だものね」
康之介「うん!」
貴幸「お返事は、はい!だよ」
康之介「はい!」
俺「あらいいお返事ね。さ、お片付けしておいで」
康之介「はあい」
徹「シチューだね」
魁人「好き~」
健之助「わあい」
天太「いただきます~」
大「どうぞ~」
湊「お野菜もね~」
刻「はあい」
たける「おいひい」
ひろ「だね」
竜馬「定番のお味~」
ゆずる「そうだねえ」
湊「感慨深いねえ」
ひろ「ははは」
玲央「俊哉たちも忙しそうだねえ」
俊哉「はい。考査の結果も出たしね」
将一郎「結構、出来てたかな」
公志郎「もう、高校の学習もほぼほぼ終了だもんね」
将一郎「うん。もうまとめ期間だよね」
たける「そうだね。演習って感じ」
大「そうだよね。大事な時期でございますよ。推薦組もね」
ひろ「へ~い」
晴「お腹が空きましたよお」
康「みんな同じでっせ~」
慎之助「あい」
肇「よく食べますわな。そういう時期だね」
晴「肇くんはそうでもないの?」
肇「晴のように食べてたら、太りますのでね」
晴「そっかあ」
理「大学生になるとさ、運動量減るもの。そこまで食べなくてもね、済む感じ
なのかもね。ま、高校生の量でいくと、肥満ちゃんになるかもね」
康「ひ~。でも、うちの兄ちゃんたちでは、いないよね」
龍哉「食事の時間、食事の量には注意しているからではないのかな?」
賢人「そうかあ」
陸「みんなもさ、朝起きる時間、登校時間はさ、一定でしょ。だから、朝食
食べていくし、お昼はね、昼休みも決まってるし、部活あれば、この時間だか
らね。寝る前に食べるのはよくないからさ」
雄「そうですよねえ」
晋平「リズム正しいのがいいのか」
陸「そうそう。それにさ、君らはさ、あほのように食べてるけど、晋平は詳し
いけれど、栄養バランスいい食事だしね。それに、間食って、休みの日くらい
でしょ?」
晋平「そういえばそうですね」
りん「たまに、肉まんとかポテチ食べるくらいだねえ」
康「でも、クラスで聞いてると、常習化してる人多いよ」
賢人「うんうん。聞くねえ」
陸「夕飯しっかり食べればさ、寝るまでにはお腹空かないでしょう?」
晴「それか。ふむむ」
肇「だからさ、あんまり風邪で休まないしね。成長もいいのかも知れないね。
ちびの時から、そういう生活をみんなしているしね」
慎之助「自分もこっち来てから、体調いいですね」
飛鳥「ぼくらもそうですね」
陸「そうかもね。ごめんね、ご飯中だけどもさ、食べて出るというのはさ、
人間の摂理だからね。そうでないと、気分がもやもやしたりもする原因にも
なるよね」
晋平「そっかあ」
陽「前はさ、朝、パン1個の時あったので」
陸「うん。足りないよね。夜食べてさ、寝ると体って飢餓状態だよね。だから
朝食って大事なんだよね。一日のスタートだしね」
康「ふむ。エネルギー充填しないと、持たないもんね」
陸「そういうことだよね。うちの生活はさ、陽が言うようにさ、理にかなって
いるんだよね」
慎之助「だから、自分もイライラしてたのかも知れませんねえ」
肇「生活のリズム、陸くんが言うような食生活のリズムってさ、人間には大事
だし、まして、今みんなは成長期だしね」
貴「そうだよねえ」
俺「陸の話って、上手なのね。ちびっこ相手多いけどもね」
陸「そうですか?」
玲央「理路整然としてたね。中高生もうんうんって聞いてたしね」
俺「そうだね。話しの持って行き方上手ね」
陸「そうでしたか」
俺「小さい子に話すほど、難しいもの。大人だと察してとかあるけどもさ、
子どもはそういうのは通じないしね。昨日もさ、中3と中1では違うっていう
話しもしてたのよね。健也と飛鳥でもさ、理解力違うのよね」
玲央「そうですよね。捉えかたも違いありますもんね」
肇「なるほど」
陸「年長さんと年少さんでもそうですよね。年の差わずかなんですけどもね」
肇「4月になれば、健之助が年少さんで、魁人が年長さんだけど、確かに違い
ますよね~」
俺「発達の差もさ、大きいのかもね」
陸「そうですね」
典夫「もう11月ですねえ」
俺「早いね。来月はクリスマスに年末だものね」
岳「ひゃ~って感じですね」
俺「ほんとだよね。年賀状を書く時期だねえ」
岳「でも、出さなくなっているようですね」
典夫「ニュースでやってたね。ラインとかあるからね」
俺「そうみたいだね。前に比べたら、減っているかもね」
岳「そうなんですね」
俺「ま、恒例行事ですのでね」
典夫「はい」
龍哉「貴とともがいて助かったよ」
とも「部活なかったので」
貴「うん。ま、いいんだけどもね。家事出来るしね」
龍哉「これだもんね」
俺「ほれ、お礼」
貴「ひゃ~ブラックサンダー~」
とも「わ~」
龍哉「お礼は?」
貴「先生、ありがとうございます」
とも「ごちそうさまです」
俺「いえいえ。時間あるね。貴、書きなさいよ。見るから」
貴「やったあ」
空「ほ~書いてるんだね」
とも「ひひひ」
俺「早帰りだったしね」
空「なるほど。貴、ここのはらいは、もう少し力入れてさ」
貴「ほ~い」
空「ともは、ちょっとバランスが曲がったかな?」
とも「へい」
空「ここがさ、中心線だからね」
とも「あ、そっか」
貴「空兄ちゃん、すごいなあ」
俺「書道科ですもの」
とも「そうだよねえ」
俺「光もそうだったけど、空もさ、続くとはね」
空「うひ」
俺「貴もそうだしね」
貴「うしし。なんかさ刻もさ、そうなりそうな感じ」
とも「習字上手だしね」
空「そうだね。国語教師になる!って騒いでいたしね」
貴「言ってた。先生がいるしさ」
とも「確かに~」
空「ともは、趣味で行くのね」
とも「色々考えたんですけど、やっぱしドクターになりたいので~」
貴「いいかもよ。航くんもさ、字上手だよね」
俺「そうだね。彼はさ、文武両道男でしたね。航も、書き初めくらいは書ける
からね」
空「上手ですもんね」
とも「おいらもそうなりたい」
刻「僕もやりたかったよお」
貴「今度ね。休みもあるしさ」
刻「そっか。上手くなるにはさ、書かないとダメだよね」
貴「そうだね。あとはさ、修正してもらうことでさ、覚えて行くからね」
俺「貴も高学年から、せっせとやってたね」
刻「そっかあ。書道科もいいなあ」
貴「書道って、国語の授業の中にあるしね。おいらはさ、国語も好きだしさ
漢字もそうなんだよね。書くのも好きだしね。大くんのように、国語科もさ
考えたけど、やっぱし書道科の方が合ってるなあって思ってさ」
刻「そうだったんだ。僕も中等部になったら、とも兄ちゃんもいるし、書道部
入ろうかな」
貴「入ってくれれば、嬉しいけどもね。でも、光先生や空くんはさ、ブラスで
やってたしね。そういう道もあるからね」
刻「そっか」
貴「おいらはね、音楽センスは雄の方があったしね。康はさ、そうでもないか
なあって思ったけど、ブラスをさ、斗真もいるし、やってるよね。それもそれ
でいいのかなあってね」
刻「なるほど」
俺「刻が好きなことや興味あることをやればいいのよ。達は達だし、朔や琢と
も違うものよ。輔や司、徹もそうだよね」
貴「ですね。影響を受ける人はさ、違うんだよね。晴はさ、水泳部だけどもさ
大くんやひろくんが上にいたからだと思うしね。康はさ、翔太くんやたすくく
んの演奏を聴いてさ、入ろうと思ったようだしね。雄はさ、肇くんいたしね。
賢人は剣道部だけど、武蔵くんたちいたからね。色々なんだよね」
刻「そっかあ。僕もさ、達と似てるとこもあるけど、違うとこもあるもんね」
貴「そうそう。おいらもさ、刻と達の関係はさ、晴とそうだしね。晴に似てる
面もあり、違う面もあるよ。たださ、ずっといるから、晴の考えはすぐわかる
かなあ。刻もさ、達のことはそうでしょ?」
刻「あ、そうかも」
貴「刻は刻らしくでいいのさ。先生の影響や兄ちゃんの影響あってもさ、不思
議ではないよ」
刻「そうだよね。お習字頑張ろうかな」
貴「そうだよ。お休みの日に書いてさ、先生に見て貰えるしね。土曜でもいい
しね」
刻「いい?」
俺「どうぞ。貴たちもそうだもんね」
貴「平日は中々だけど、土日休みの日もあるしね。それだけでも違いでるか
らね」
刻「なるほど~」
空「刻も燃えてますね」
俺「司や徹もさ、お習字やるしね。国語科来たりして」
空「ひえ~でも、徹なんて、堅吾先生いますもんね」
俺「そうそう。結構ね、堅吾を見ているよね。だから、ブラスで、トランペッ
トいいなあとか、言ってるしね」
空「なるほどね。聞いてたんですけど、影響受ける人って人それぞれですし
ね」
俺「そういうもんだよ。堅吾もさ、彼以外は、理系なのに、彼だけさ文系でさ
国語科だしね。まあ、大樹と一緒にいたのもそうだろうけど、案外ね、堅吾は
弘樹を見てたのかなって思ってるよ」
空「あ~なるほど。堅吾先生と弘樹先生は従兄弟同士ですしね」
俺「そうそう。弘樹はさ、おとなしかったけど、しっかりしてるのよね。だか
ら、大樹を見るのと同じ様に、堅吾を面倒みてたからね。部活もね、ブラス
にしたのは、弘樹、勇樹もね、ブラスだったしね。それでしょうね」
空「なるほどね。うちの兄弟は、バラバラでしたけどもね。でも、みんな教師
になっていきますもんね」
俺「藤井家はそうね。一太はさ、文句言わずに家事してたもんね」
空「ええ。相当負担かけてましたね」
俺「それが一太の性格だよね。だから北斗と蒼もさ、技術科行ったのかなあ
って思ってたよ。空はね、書道科だけどもさ、なんかさ、職人肌でもないけど
そんな傾向あるのかなあって気がしてますよ」
空「そうかも知れない。蒼は、情報科の先生!って感じですけどもね」
俺「技術科の教員はさ、情報科も技術科もさ、教えられるしね。それはさ、空
もさ、書道の授業と国語科の授業を、教えるようになると思うしね」
空「そうですよね」
俺「今の光もねじれが出てきているんだよね。高等部に配置をして、書道選択
と国語の授業を持った方がいいのかもね。小学部は、小免で中等部はさ、中の
免許で書写指導出来るからね。問題はさ、高等部の書道選択だけは、書道科
免許でないと行けないのよね。だから、公立や私学でね、音楽、美術だけしか
ない学校もあるんだけど、書道免許を持ってる教員がいないんだろうね」
空「なるほど。音楽、美術は中高免許ですもんね」
俺「そうそう。書道免許はさ、高校書道になってるしね。空も大変だったけど
中高国語を取得出来るだろうしね」
空「はい。卒業要件は、中学国語に高校書道だけでしたけど、高校国語は、
単位を少し多めに取るだけでしたし」
俺「書道科はいいんだけどもね。翔太や朝陽はさ、逆は難しいのよね」
空「ですね。実技科目ありますからね」
俺「そうね。太陽さ、書道免許取ってるけど、それを言ってたね。自分もさ
持ってなかったんだけど、院の時代に取得したけど、実技講義あったからね」
空「ですね」
俺「北斗や蒼はさ、情報科の免許も取得したけれど、そんなに大変ではない
のよね。高校工業の免許も持ってるけどもさ、工業高校ではさ、情報処理も
授業にあるからね」
空「北斗がそんなこと言ってましたね。遠い授業ではないんですよね」
俺「そうそう。中学技術ではさ、情報処理あるしね」
空「ですよね。プログラミングって、数学的要素ありますから、数学免許も
取ってますもんね」
俺「一太、北斗は持ってるね。通信で1年で取れたようだよ」
空「でも、情報科が受験教科になりましたしね」
俺「そうなのよね。だから、情報1は必修だけど、情報2までは必須にしたけど
選択している生徒は、ほとんどだしね」
空「そうなりますよね。無駄にはならないですしね」
俺「そうそう。大学でも、情報処理の講義はさ、文系でも理系でもあるしね。
そういう時代なのよね」
空「ですね」
たける「お散歩行きますね」
俺「よろしくね。受験生もあとわずかだよ」
たける「へい」
俺「溜まる時もあるだろうけど、みんなさ、こういう時期を過ごしますしね。
すばるもそうでしたし、修人たちもそうだったのよ。でも、たけるはさ、根性
はあるからね。早く数学教師でさ、野球部のコーチやるんだ、と思ってさ、
行くしかないのよ」
たける「先生・・」
俺「たけるはそういう男だよ。ちょっとエロだけども。それがたけるらしい
しね」
たける「うひゃ」
天太「用意出来たよん」
たける「さ、行こう」
ゆずる「掃除してました」
俺「あらら」
ひろ「体動かさないと」
竜馬「運動不足だもんね」
俺「この時期はね。3人は推薦試験、今月だしね」
ゆずる「あい」
俺「通常の学習と並行しなくちゃいけないけどもさ、やるしかないよね」
ひろ「ですね。でも、大くんもそうでしたしね」
俺「そうそう。面接練習もさ、学校でもしているよね」
ゆずる「はい。でも、家でもね」
竜馬「日曜にやってます」
俺「毎日やらなくてもね。小論文もね、見てますしね。マイケルもさ、見て
くれますよね」
竜馬「補講で時間あるので、小論文もそうですね」
ひろ「竜馬はね、違うもんね」
俺「うん。面接もそうだしね。そこはお任せしてますしね」
竜馬「はい」
俺「自信持ちなさい。他の受験生よりはさ、やれているもの。だってさ、家で
対策しないというか、出来ないものね。うちは、現役教師多いしね。国語科
英語科、技術科はいるからね。結束してますしね」
ひろ「それは感じますね」
ゆずる「先生、明日早帰りして、郵便局行ってきます」
ひろ「書留郵便だよね」
俺「そうだったね。ネットでは出来ているものね」
竜馬「受験料も払いました」
俺「いよいよだね。3人はやるべきことはやってますので、不安になる必要は
ないよ。それは小論文を見ててもそう思うしね。竜馬のは見ていないけどもさ
そういう報告来てますしね。アドミッションポリシーを理解して、自分なりの
展開をするって難しいことだもの。教師像や大学で何を学ぶかと、考えがさ
しっかり出来ていないとダメなのよね。学力だけあれば、という時代ではない
からね。うちは、そういうことは兄ちゃんたちと話す中で、育ってきているか
ら、君らには難しいことではないのよ。ただ、整理をしていく作業だけでいい
からね。だから、自信を持ちなさい、と言ってるわけだよ」
ひろ「なるほど」
ゆずる「湊は現役ですしね。一太先生たちは、卒業生ですしね」
俺「そうそう。だから、どういう教師像っていうのもさ、具体的にわかるもの
ね。そういう指導を受けているだもの」
竜馬「そうですよね」
ひろ「しっかりやらないとね」
ゆずる「そだね」