航「そうだ、先生」
俺「あら?どうした?」
航「ちびたちさ、咳とかしてない?」
俺「小学生はそういうのないよ。中高生は、今、考査前だけどもね。どうした
の?」
航「病院でね、マイコプラズマ肺炎の患者さん多くてね。子どももだけどもさ
大人も多いのよ」
俺「あらま。何年か前にも流行したよね」
航「8年位前だったかなあ」
俺「マスクを外しているしね。それも原因かしらね」
航「そうみたいだね。病院内は、マスクしてますのでね」
俺「そうだね。中高生も学校行くときは、マスクさせるかね」
航「うん。電車内とかもそうだしね」
俺「そっかあ」
航「遼ちゃんが淳子先生と、話してたよ」
俺「そうだね。う~ん。芋煮会平気かしら?」
航「外だしね。咳き込んでいたら、すぐ病院ね」
俺「そうね。熱出るものね」
航「うん。咳き込むのも辛いしね。ちび罹らないといいんだけどもね」
俺「そうだね。大人でもさ、咳って辛いよね」
航「そうそう。もし罹ったら、隔離でもないけど、部屋は離した方がいいね」
俺「そうするよ。航こそ罹らないようにね」
航「わかってますよ」
天太「先生、下ね、いい匂いしてたよ」
俺「あら~楽しみだね」
刻「うん。あきらは参加したことあったね」
あきら「あるよ。夏の収穫祭呼んでくれたもんね」
天太「来てたね~年末はね、おもちつきもするしね」
刻「大晦日はね、おそばもあるよ」
あきら「へ~芋掘りもしたしね。楽しかったよ」
天太「おうちの庭で収穫出来るしね。稲刈りは終わったけど」
刻「うん。もち米なんだよ。おもちつきに使うよ」
あきら「楽しみ~」
俺「クリスマスもあるもんね」
天太「そうでした~子ども会は、あきらずっと出ているもんね」
あきら「はい」
刻「おうちのもね、凄いよ~。飾り付けもするしね。ツリーは大きいよね」
天太「ここのお部屋の天井にとどきそうだしね」
あきら「ひゃ~」
刻「ケーキやご馳走も作るしね」
天太「あきらもさ、高学年だし家庭科お勉強しているしね」
刻「そうだよね。うちはね、兄ちゃんたちもね、家事は上手なの。男でもさ
自立しないとね」
俺「あら~難しい言葉知ってるねえ」
天太「飛鳥兄ちゃんもさ、いつも言ってるしね。ね」
刻「うん。晴兄ちゃんもさ、自立の男~とか、言ってるよ」
俺「あらら。でも、そうかもね。あきらは父さんと二人だしね。今はね、全部
出来ないこともあるよ。天太も刻もそうだけどもね。でもさ、自分で出来る
ことやお手伝いはね、いい人間になるために、大事なことなのよ」
あきら「はい」
昼前には庭に降りていった。
遼介「来た来た」
俺「結構、みんないるね。いい匂いするね」
次郎「こういうのもさ、いいね」
駿介「健康にもいいよね」
竜之助「そうですね」
遼介「主治医さ、駿介はどう?」
竜之助「うん。節制しているしね。数値は落ち着いてますよ」
駿介「へい」
虎之助「竜之助が主治医だしね。いいんでないの?」
駿介「うん。でも、食事は大事ですね」
俺「そうよ。外食もいいけどもね。昼もね、俺は大学の学食多いけどもね」
次郎「メニュー考えればさ、健康的だよね」
竜之助「うん。一品料理もいいんだけど、ご飯に味噌汁って、いいバランス
なんだよね」
駿介「定食っていうのかな、そういうのいいかもね」
虎之助「なるほどね」
遼介「弁当もさ、そうだもんな」
竜之助「そうそう。ラーメンだけよりはさ、次郎くん言うようにさ、定食の
方が色々とチョイス出来るしね」
遼介「そう言われるとね」
駿介「そうそう。俺さ、一品料理が多かったね」
俺「たまにはいいけどもね。バランス悪くなるかもね」
竜之助「塩味が強いんだよね」
次郎「なるほどね。塩分摂らないのも問題あるよね」
竜之助「そうそう。適度にはね。駿介の場合はさ、過多になってたのかもね」
駿介「そうかもな」
俺「駿介は自炊出来ないしね。ね」
虎之助「しょうがないけどもね。自分もさ、一人の時はさ、ご飯は炊いてたか
な。そうするとさ、おかずはさ、惣菜でもいいわけだしね」
遼介「なるほどね」
次郎「康介はさ、そういう育ちしてたから、助かったけどもね」
俺「いいえ~弁当も作ってたしね。苦でもなかったね」
駿介「そういうことに、幸せを見いだす男ですしね」
俺「すいませんね」
竜之助「だから、康介や虎之助いたからさ、遼介はさ、病気知らずなんだから
ね」
遼介「そう思ってます」
晴「おいひい」
斗真「カレーお代わりしたね」
貴「うん。芋煮も美味しかったねえ」
俺「どうぞ食べて下さい。考査前ですがね」
晴「うひひ」
・・・・
柳沼「美味しかったよ」
橋井「楽しみにしてたよね」
大貫「うん。江本さんも来てるね」
俺「姿見たね。今度は暮れかな」
橋井「なんかすいませんね。グループラインに入ったしさ」
俺「いいのよ。連絡手段としては楽だね」
柳沼「うん。あとで見返すことも出来るしね」
大貫「そうですね」
橋井「忙しい時にさ、電話貰ってもさ、忘れちゃうよね」
俺「そうだね。外にいるとね」
柳沼「そうだね。SNSとかはやってないね。見ないしね」
俺「俺もそうね。YouTubeくらいは見るけどもね」
橋井「ですね。SNSの更新とか面倒くさいよね」
大貫「しないね。ラインを返す程度かね」
柳沼「電話もさ、あんまりしないねえ。近頃」
俺「そうかもね。自分もさ、出版社の担当さんっているけど、メールかな?」
橋井「ですよね。資料添付も出来ますもんね」
柳沼「そうそう。昔はさ、楽譜なんて、手書きしか出来なかったのね。今はさ
作成ソフトあるしね。それをデータで送付出来るしね」
俺「あ~なるほど。唯がさ、編曲するけど、ソフトで作ってるようだね」
大貫「そういう時代なんですね」
俺「そうそう。大学生と会話してて、OHPとか、描図なんて今さ、使用しない
ものね」
大貫「あったね。音楽鑑賞もさ、レコードしかなかったよな」
橋井「そうでしたね」
大貫「掛図ね。あったね。OHPもさ、そんなに拡大出来なかったね」
俺「そうそう。大学でもさ、教壇にはPC繋がるからね。画面も全面と中間に
もあるからね。学園でもさ、タブレットは生徒一台持ってるしね」
大貫「ですよね。実習に行った学生がね、アメリカの農場の収穫の様子をさ
呈示するのにね、YouTubeを見せたようだね」
俺「あ~なんでもあるね」
柳沼「そうだな。ピアノ集なんて多いよな」
俺「あるね。ショパン集とかね」
橋井「僕も聞きますね。理科実験も多いですね」
俺「あるね」
健之助「おじ~」
あゆむ「てんて~」
俺「おうおう。わんこのお世話かな」
天太「遊んでるんだよね~」
遙人「うん。イチ可愛いよね」
魁人「うんうん」
俺「中高生のお兄ちゃんは、お勉強してるけどもね」
草太「はあい」
俺「ごくろうさま。講評でしたよ。美味しかったよ」
弘樹「よかったです。大鍋の成果ですね」
奨「そうだね。不思議だよね」
茂「うん。大量だとさ、野菜の旨みも出るんだね」
弘樹「そうですね」
颯樹「お、みんないる」
奨「ごくろうさまでしたね」
翼「片付けもね、そんなに大変でもなかったしね」
弘樹「そうですね。芋煮とカレーだけでしたしね」
俺「炊き出し訓練にもなったかね」
颯樹「そうかも知れません。中高生はね、食べるだけだったしね」
翼「考査前だしね」
茂「そうそう。教員組だけで出来たしね」
弘樹「野菜切りくらいは手間かかりますけどもね」
颯樹「あとは煮こむくらいだしね。盛り付けもさ、何十人もいらないしね」
俺「よかったかもね。中高の教員はそうでもなかったしね」
弘樹「小学部と主事以上の人がメインでしたね」
颯樹「そうだね」
奨「薫や小太郎たちは、戦力だしね」
弘樹「手際いいですし、早いですからね」
俺「そうか。みんな来たしね。お日柄もよかったね」
茂「そうですね。暑くも寒くもない日でしたね」
翼「うんうん。恒例になりそうだね」
奨「うん。11月の初めでもいいかもな」
弘樹「そうですね。行事日程を見て、ですかね」
茂「そうだな。次は年末だね」
俺「うん。早いねえ」
颯樹「11月になるとさ、年賀状~とかおせち~とか、目にするようになるし
ね」
弘樹「コンビニ行くとそうですよね」
翼「見るね。1年早く感じるのはさ、俺だけ?」
奨「みんなそうです。中年の域になってますし」
俺「俺よりいいでしょ?奨もさ、うら若き時に来たけどもね」
奨「中学生でしたしね」
颯樹「うら若きだって」
茂「こら。颯樹、翼は小学生でしょうが」
翼「でしたね」
弘樹「僕が来る前でしたけど、登校班一緒だったですしね」
翼「そうそう。弘樹や栄介はさ、低学年でいたよね」
颯樹「いたいた。伸がさ、1年生だったもん」
茂「そうか。公立小に行ってたんだもんね」
奨「小学部なかったしね。陽平来てから、拓真来て、弘樹や誠たちが来たもん
な」
弘樹「この家に来たのは、そうですね。店もモスの方にあったから」
翼「そうだったねえ。懐かしいね」
颯樹「ほんとだよね。尚子先生がさ、担任だったしね」
茂「そっかあ」
颯樹「きびちかったけどもね。でも、ああいう先生はよかったなって思う
けどもね」
翼「へらへらしている先生よりはさ、よかったなって思うよ」
奨「うん。尚子先生はさ、芯がある教師って感じだったかな」
颯樹「そうかも知れない。先生の教え子ですしね」
俺「はい」
玲央「あら?」
颯樹「夕飯はやるよ~」
奨「玲央たち、大学始まったらさ、付属実習あるし、準備しなさい~」
玲央「はい~」
俺「いいよいいよ。ヒマ人多いし」
颯樹「先生~~」
茂「気にしないの。玲央、主幹とか主事以上はさ、担任でないしね」
玲央「わかりました~」
奨「大学生は真面目だしね。連休明けると、講義始まりますね」
俺「なんかさ、行きたくないなあ」
奨「先生。またそんなこと言って!」
俺「すいませんです」
颯樹「ぎゃはは。後期始まるもんね」
翼「そういう時期だね。颯樹も今週末、引率だもんね」
茂「天気微妙だけどもね」
颯樹「仕方ないよね。曇りならね」
奨「そうそう。今、シーズンだしね」
颯樹「多くの学校来てるよね。公立で俺ら行ったけど、混んでた記憶あるよ
ね」
翼「東照宮はそうだったね。竜頭の滝とか華厳の滝って、団体ばっかりだった
しね」
茂「そうなるよな。戦場ヶ原もさ、ぞろぞろそういう感じだしね」
颯樹「そうそう。でも、ああいう経験もいいんだよね」
奨「そう思うよ。湯元もさ、環境いいしね」
颯樹「硫黄の匂いあるけどもね」
翼「そうだな。弘樹も行くんだね」
颯樹「本校とQ校合同だしね。クラス数も同じだしね」
奨「そうなったね。いいことだよね。中等部になってもさ、部活や生徒会の
交流もあるしね」
茂「そうだよね。兄弟校だしね」
俺「うん。拓生や琢己の時代にそうしたしね」
颯樹「そうでしたね。拓斗と伸はそうだったもんね」
翼「そうそう」
颯樹「お、ちびリーダーくん」
遙人「わはは。けんのしゅけたちは、おうち~」
颯樹「そっかあ」
魁人「いい匂いするね~」
奨「今日はね、ハンバーグですよ~」
魁人「わあい。兄ちゃんたちに言ってくる~」
颯樹「可愛いもんだね。寛人の子なのに」
茂「こら」
颯樹「いひひ。しっかりしてるよなあ」
俺「魁人たちはそうね。秀人たちもそうよ」
翼「百合ちゃんのしつけいいんだよ」
茂「そうかもね」
貴「美味しかったです~片付けはしますね」
颯樹「はいはい。勉強どうですかね?」
康「やってます~」
颯樹「物理や化学教えますけど~」
康「ひ~」
翼「颯樹は厳しいよ~」
康「ひゃ~」
颯樹「でもさ、晴や康たちもさ、試験に追われている年頃なんだねえ」
奨「そうさ。高2だしね」
翼「早いよね。健也たち、中等部ですけど」
奨「そうそう。健也歩いてるの見るとさ、遼ちゃんそっくりなんだよね」
茂「そうかもね。背も伸びてますしね」
颯樹「晴みたいに高校生になると、ぐんと大きくなってるしね。ちんこもだ
ろうけど」
俺「立派だよ。晴なんて、ふてぶてしいくらいよ」
翼「高2ではそうですよね。懐かしい高校時代~」
茂「翼~ってこういう感じ?」
颯樹「知らん~」
魁人「せんせ~おはようございましゅ」
俺「早起きだねえ」
天太「わんこのお散歩行きたいそうです」
晴「お天気いいし、いいよ」
遙人「わあい」
俺「気を付けなさいね」
草太「ほ~い」
理「パンを買ってきました~」
俺「おうおう」
龍「龍指導です。なんちゃって」
俺「あらら。龍いるなら、お任せだね」
理「ですね。さ、やろう」
結人「お腹空いちゃった」
岳「少し待ってね。オレンジと牛乳さ、置いてくれますかね」
秀人「やる~」
・・・・
日向「わ~」
魁人「すごおい」
理「サラダも食べてね」
草太「美味しそうだねえ」
海信「すごいなあ」
龍「そうでもないよね」
岳「うん。あ、高学年でも出来るかもね」
龍「そだね。家庭科のアップバージョンかなあ」
朔「やりたい~」
健也「おいひい」
尚「ふむふむ」
晋平「ピザトーストでもないんですね」
龍「先にチーズだけ載せて、焼いたかな」
慎之助「ほ~」
龍「賢人さ、こういうの朝ご飯にいいかもよ」
賢人「ふむむ」
康「最悪さ、ポテサラ載せてもいいよね」
龍「そうそう。サンドイッチもさ、いいんだけど手間かかるでしょ。でもさ
これなら簡単だよね」
康「にゃるほど~」
龍「パンも捨てがたいよね。毎日もいいけどもさ、うちはご飯は定番だしね。
土曜とかいいのかもね」
賢人「なるほど~」
龍「俊哉にも教えておこうかな」
岳「いいですねえ」
俺「さすが龍だね」
龍「いえいえ。休みの日くらいは」
理「手間かからないね。いいよね」
岳「はい。ゆで卵も、コンビニに売ってますもんね」
龍「そうそう。ラーメンに入れてもいいし、今日のようにさ、フォークで潰す
のもいいよね」
岳「あ~なるほど。サラダもありますしね」
龍「千切りキャベツなんて、手軽だしね」
俺「いいね。カップでもさ、ドレッシング別売りなんてあるものね」
龍「ええ。コンビニしかなくても、工夫すればいいお店になりますよね」
俺「そうだね。補助的なさ、役割でいいのかもね」
理「なるほど」
龍「大吾さんのお店もさ、副菜的なおかず多いしね」
岳「あ~そうですよね。買ってる人多いよね」
理「兄ちゃん先生たちは、そうだね」
龍「コロッケだけって言うのもなんだしね。副菜ってさ、栄養バランスには
いいからね」
岳「確かに~うちもそうですもんね」
理「メインとサブって感じだけどもね」