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男だらけの生活。

男だらけの生活。

虹始見29

2025-04-29 05:00:00 | 2025
魁人「せんせ、おうちに帰ります」
秀人「久しぶりだもんね」
遙人「うん。明日、幼稚園あるもん」
俺「また。おいでね。明日も来るけどもね。お泊まりは、金曜日にね」
魁人「はあい」
朔「送ってきます」
晴「頼むね~」

貴「始業式だねえ」
ひろ「3学期しっかりね。推薦小僧だしね」
貴「へ~い」
晴「そうだよね」
俺「2年のまとめでもないけどもね」
ひろ「自分は推薦小僧でしたけど、共通テストの準備もしつつでしたので」
俺「そうだね。貴と雄もそうだね。こればかりはわからんしね」
貴「ですよね。実技試験は変わらないから、いいんだけど」
晴「そうだよね」
ひろ「共通試験の科目少ないからね。その分、実技試験が二次にあるもんね」
貴「そうなんです」
俺「貴も雄もさ、実技の方はそんなに心配してないね。貴は、ずっと書道専攻
でいくからって表明してたから、それなりに対策していたしね。雄も同じ感じ
だからね」
貴「はい」
ひろ「学校の学習をしっかりやるしかないよね」
晴「ですね。小論文も取り組まないとな」
貴「おいらもね。推薦で二次でも、課せられてるしね」
ひろ「そうだね。先生にも指導受けたしね。慣れですよね」
俺「そうそう。パターンを自分の中で、確立するしかないよ」
晴「はあい」
俺「貴は、二次では、実技と国語あるからね。学習していくことはさ、無駄に
ならないしね」
ひろ「書道専攻でも、国語の免許は取得出来ますよね」
俺「卒業要件がさ、中学国語と高校書道だしね。高校国語もね、難なく取得
出来るからね」
貴「そうだった」
ひろ「推薦は人数少ないしね。激戦だけど、うちでの対策してたらさ、負ける
気はしなかったよ」
貴「そうなんですね。うむ」
ひろ「貴はさ、先生と貴雄先生に指導受けているんだしね。大丈夫だよ」
貴「はい」

俺「さて、お昼頼むね」
ひろ「ほ~い。いますので」
空「大丈夫かな?」
ひろ「あ~」
翔太「手伝いいると助かりますよ」
俺「何でもいいと思うよ。中高生も帰ってくるしね」
空「はあい」

大学での講義を終えて、家に戻った。
俺「ただいま」
ゆずる「お帰りなさ~い」
翔太「先生、お昼は?」
俺「淳に会ってさ、学食で食べたよ」
竜馬「お~」
朝陽「みんなも、そういう生活になりますよ」
ひろ「うしし」
俺「メニューは多いものね」
翔太「そうですね。定食系も多いしね。おかずをセレクト出来るし、うどん
そば、カレーもあるしね」
朝陽「丼物も多いかな。カツ丼などもね」
ひろ「ひゃ~」
俺「今日は寒いからか、ラーメン系に並んでたね」
ゆずる「わ~」
朝陽「ですね。担々麺とか人気あるよね」
翔太「そうだね。俺はね、タンメン好きかな」
ひろ「色々あるんですね」
朝陽「そうなんだよね。コンビニもあるからね。サンドイッチやおにぎりも
あるしね。その日の気分でって感じですかね」
俺「そうね」
竜馬「それも楽しみだね」
ゆずる「うん。弁当もさ、お世話になりましたけど、今度はさ、作る番です
しね」
翔太「うん。前の夜には仕込んでおくかな。この時期そうでもないんだけど
暑い時期はさ、冷ましてから、蓋しないとね」
竜馬「あ~なるほど」
ひろ「だから、仕込んでおくんですね」
朝陽「そうそう。6人卒業して、中3は4人だから、減りますね」
翔太「マイナス2人だね」
俺「昔はさ、弁当屋さんのようでしたけどもね。中等部もそうだったしね」
ひろ「そうか」
俺「翔太たち、時間あるときさ、この3人大学に連れてってよ。学食を食べて
来たら?」
ひろ「ひゃ~」
朝陽「いいですね。たけるも連れて行きますかね。二次の下見兼ねて」
俺「そうね。後期試験の頃はいいかもね。共通テストも終わってますしね」
翔太「そうしますよ」
ゆずる「たける、食べそうだねえ」
翔太「ゆずるも結構食べてますけど」
ゆずる「うっ」
俺「若いからね。でもさ、大学生になったら、少し節制しなさいよ」
翔太「そういうもんだよ。すばるくんもそうしてたみたい」
ひろ「そっかあ」

魁人「わ~せんせ~幼稚園始まったの~」
俺「そうだね。寒いけど、頑張らないとね」
遙人「はあい」
俺「4月からは、年長さんだものね」
魁人「うん。一番上のお兄ちゃんになるんだ」
晴「そっかあ。健之助たちが年少さんだもんね」
遙人「バスも一緒だよ」
晴「朔や琢が、6年生だしね。ちびリーダーさん、よろしくね」
魁人「はあい」
・・・・
晴「可愛いねえ」
貴「純粋だねえ。反抗とかわがまま言わないね」
ひろ「言えないんだと思うよ。自分もそうだったし、晴たちもさ、そうでない
のかなあ」
晴「そうかも。家では康と二人でもさ、こっちだと貴、雄いたしね」
貴「そうなんだよね。下もさ、穗高いたしね。プライドですかね?」
ひろ「それってあるね。おいらは一人っ子だけどもさ、竜馬たち来てからは
さ、わがまま言えないし、晴たちが下にいたからさ、確かに兄貴のプライドは
あったねえ」
晴「うんうん」
俺「そういう自己分析大事よ。ひろもさ、これから、発達心理学などもね、
学習していくからね。健之助たちもさ、保育園では、同年代はいるけどもさ
発達の差あるんだよね。健之助たちはさ、毎日、魁人たちのように歳が近い
兄ちゃんもいれば、朔や天太たちのように離れた兄ちゃんもいるけどもさ、
そこもいい影響なんだろうね。幼い関係だけで、終わらないでしょ?」
晴「なるほど」
ひろ「そうですよね。天太たちの方が、健之助よりは、大人の感覚というか
ルールもわかってますしね」
俺「時にはさ、晴はさ、もう大人で見ていると思うしね。散歩に行ってるから
さ、海里たちもさ、晴には慣れているからさ、そういうのは健之助たちもね
感じていると思うよ。兄弟だけでも、年齢差はあるけどもさ、兄弟ない関係や
年齢も幅広い異年齢集団がいいのかもね」
貴「ほ~ぼくらもそうして、育って来てますもんね」
ひろ「うん。小学生集団でもさ、中高生はいたしね。影響は受けてきてますよ
ね」
俺「そう思うよ。中学生くらいはさ、反抗期もあるんだろうけどもさ、うちは
さ健也ならさ、上に哲成や駿吾、孝美、晴、ひろといるけどもさ、兄ちゃん
でもあり、先輩でもあるから、反抗出来ないよね」
晴「そうですね。ひろくんや大くんには~ってあるかも」
ひろ「そうそう。玲央くんなんて、上の先輩って感じだったしね」
貴「そうだよね。自分は部活の関係はあんまりないけど、生徒会役員だから
そっちは感じてたかな」
晴「貴はそうかもね」
俺「思春期って子どもから大人に変化していく時期で、そこで反抗期もあるん
だろうけど、うちは早く大人の感覚になっていく感じするよ。中々ね、高校生
とね、こういう話しは出来ないもの。君らは大人だもの」
貴「そっかあ。そうなのかなあ」
俺「そうよ。しっかりしてますわよ。付属実習にさ、3年生で行くんだけども
校長は知ってるので、話すんだけど、うちの玲央や理も行ってたんだけどもさ
姿勢が違うって言われたよ。指導教官がさ、話すでしょ。メモをするくせって
うちはあるでしょ。それをすぐに改善しようとするそうなのね。理解出来ない
ことはさ、こうでしょうか?ってすぐ質問するしね。そういう姿勢の学生が
少ないんだってさ。ひろや晴、貴もさ、知らずにさ、コミュニケーション能力
や問題解決能力はね、身に付いて来てるのよね。ひろは推薦だったけどもさ
面接などで、ばれちゃうんだよね。そこでひろのさ、資質を見抜かれてしまう
からね。単に成績がよいから、優秀な学生とは限らないしね。なんとなく
滑り止め的な感じで受けるなら、他の大学行けばいいでしょ、とね。教員採用
の倍率も下がってしまうのはね、質の低下にもなるだろうと言われているんだ
よね。だから、推薦でも一般でも、教員になる意思が強い者を、大学側として
は、求めるわけね。学力などは、一定基準はそりゃ、求めないとさ、大学の
講義についていけないしね。国語専攻なら国語、社会専攻なら、社会科
貴なら、書道科だから、書道技術を持っていないと、ってことなのよ」
貴「そうですよね。光先生や空くんにも、よく言われますね」
ひろ「そうだよね。意識高くですね」
俺「うん。ひろが入学してもさ、まあ、上級生ともサークルなどは関わる
けども、専攻が違うとね、突っ込んだ話もするような、しないような感じも
あるのね。でも、うちはさ、国語科はさ、翔太たちは卒業しちゃうけどもさ
哲平、典夫、大といるしね。現役の国語教師もわさわさいるしね。大樹や
堅吾はよく来るしね。さっきの兄貴であり、先輩の話したけどもさ、同じこと
が大学生になってもさ、存在しているから、成長するし、意識も高まるわけ
なのよね。貴はさ、自分もそうだけど、貴雄がいるし、現役の光いるしね。
書道専攻の空いるしね。そういう環境って、あまりないと思うしね」
貴「そうですよね」
晴「社会科も玲央くんいるけど、色々と話ししてくれますしね。それは普通
ないことだもんな」
ひろ「兄ちゃんいてもさ、違う学部とかね、あるもんね。将一郎はさ、公志郎
くんいるけど、進路違うけどもさ、嵐くんたちもいるし、航くんたちともさ
よく話ししてるからね。そこがいいのかもよ」
貴「ですよね。いい環境にいるんですねえ」
俺「そう思うよ。斗真のようにさ、弁護士なんてうちにはいなかったけど、
齋藤たちが近くにいるからね。そこもいいよね」
晴「そっかあ。ふむむ」
ひろ「先生の話聞いてて、学ぶ姿勢って大事なんですね」
俺「教師になるなら、なんちゃって教師でもいいわよ。それでは、自分がさ
苦しくなるからね。だから、厳しくも言うことあるけど、ひろが憎くて言わな
いものね」
ひろ「はい。わかっております」

海信「給食袋~持った?」
結人「お支度したよ。なわとびもね、持って行くよ」
日向「体操着もだった~」
空「書き初め大会もあるので、お習字道具もね。3年生以上はね」
憲伸「はあい。用意したよね」
日向「中身点検もしてあるもんね」
空「雑巾も持ったしね。高学年はさ、お裁縫箱ね」
海信「チェックしたもんね。中等部でも使いますよね」
空「使うよ。あとはね、彫刻刀とかもだよ。切れ味は大丈夫かなあ」
ゆずる「湊が研いでましたよ」
空「そっか。さすが」
ゆずる「自分も出来るようにしよう」
空「技術科だしね。よろしくね。あと、絵の具もそうだよ」
草太「そっか。3学期はあんまり使わないかも」
空「春休みにね、中身点検して下さいよ」
天太「中等部のさ、体操着とか買うんだよね」
ひろ「説明会あるから、そこで注文するんだよね。制服もそうですよね」
空「採寸あるしね。がらっと変わるね」
海信「そうなんですね」
俺「制服や体操着はね、捨てるわけでもないよ。下の者の、替えで使用します
しね」
天太「僕らもそうでした」
ひろ「そうだよね。兄ちゃんたちもそうだしね」

ゆずる「色々と声かけることあるんだな。メモメモ」
俺「そうだね。空だってね、最初からああではなかったわよ」
翔太「そうですね。お間抜けだったよ。でも、経験だよね。学期始めやさ学期
終わりにすることはあるしね。でも、それって、ゆするたちもさ、されてきた
ことだからね。それを思い出して、客観的に見て、今度はする方に昇華して
いけばいいんでないの?」
俺「うん。翔太も今でこそ、なんでも出来ますけど、1年の時は、悩んでいた
ものよね」
翔太「はい。だって、4年にさ、たっくんたちいたしね。琢己くんとかもいた
から、マメな先輩多くてね。でも、そこから教わった感じだね。裁縫箱のさ
点検は茂実くんがしてたしね。そういうのはさ、見てたから、空もさ、言える
わけなのよ。空は書道専攻だから、習字道具は詳しいしね」
ひろ「ほ~そっか」
翔太「中高生の宿泊などはさ、経験しているしね。でも、小学生はさ、不安も
感じるしね。点検などもさ、大学生でもいいんだけど、時間あればだけども
中高生に頼むのもいいことだね。健也だったさ、危ない気もするけど、和とか
一緒ならさ、経験したことが、直近だしね。あてにはなると思うよ」
ひろ「そうなんですね」
翔太「遠足や校外学習などもね、あるからさ、そういう点は細かく見てあげ
ないとね。大学生がさ、親代わりのような立場だしね。でも、実習に行ってね
そういう感覚持ち合わせたのは、正解だったなって思うんだよね」
竜馬「なるほど」
俺「親の視点が完全には持てないけどもさ、翔太言うようにさ、生徒をさ
そういう視点でも見て行かないとね。学園教師には言うんだけど、生徒に対し
て、敏感な教師であれ、とよく言うよ。大雑把や適当な教師はいりませんと
ね。生徒に対しての視点も大事だしね。それに問題が起こったとき、事なかれ
でも困るのよね。大騒ぎしなさいってことでなくて、上の主任や主幹に報告
しつつ、対応していかないと行けないしね」
翔太「採用試験のね、面接でありましたね」
ゆずる「そうなんですか?」
翔太「あなたのクラスで、問題起こす生徒が出ました。あなたはどう対応して
行きますかってね」
ひろ「ほ=ありがちですよね」
翔太「ひろが万引き行動してます、とか。ゆずるが竜馬をいじめているよう
ですとか、そういう時ね」
ゆずる「うむ~」
俺「よくありがちが、ひろに対してとか、ゆずるの対応はとかなのよ。そう
なんだけど、まずは自分だけで解決出来ますかってことだよね。ゆずるとね
竜馬が違うクラスならさ、翔太だけの問題だけはないよね」
竜馬「僕の方の担任もいますもんね」
翔太「うん。まず学校として、解決方法を探るというか、対処しないとね。
主任、主幹を通してさ、学年として共通理解を図らないといけないよね。
だって、ひろもさ、国語は自分でも、理科は同じ学年のたすくの場合もある
から、たすくが知りませんではさ、駄目でしょ?」
ひろ「そうですよね」
翔太「生徒指導の先生もいますしね。それに管理職の先生にも周知しておく
ことだよね。保護者から連絡受けるのは、副校長先生とか多いしね。なのに
知りませんとか聞いてませんなんて、受け答えしたら、保護者の信頼感がさ
崩れてしまうものね」
俺「そこで、はい伺っています。と答えればさ、睦美も安心すると思うよ。
うちの子が何をしでかしたかって凄い不安になっていると思うしね」
ゆずる「そうかあ。深いなあ」
俺「さっきも話してたけど、して貰う側から、一歩成長して欲しいわけよ。
3人は教員志望だしね、ここにたけるも入るわけだしね。考えることはさ、今
までとは違ってくるのよ」
ひろ「はい」




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