私の仕事は ≪ 家にいる事 ≫ と言っても過言ではない。
だって、家が職場だから。
しかし、たまにはお声がかかり日にちを調整し、できるだけ用事をまとめ上げ
尻尾を振って出かけていく。
大学軽音楽部の同級生から、「Funk&Soul Session」へのお誘いがあった。
そしてちょうど同じ週にカナダからDrew君が妻子を連れて来日し一緒にご飯食べようよという事になった。
サ高住に住む母の春物衣類や補聴器の様子も観に行かなくてはならない。
娘の家をハブ的存在にすれば2日間でそれらはこなせる、ビスミッラ!!
岡崎市のライブハウスへたどり着いたのは開始から1時間半過ぎていた。
宿泊客を送り出し掃除や次のお客様の支度を済ませ、何をしても器用で仕事の早い私でもやっとこさの時間だ。
同級生から、まるで軽音楽部の部室の如く怪しい店だから...と聞いてはいたが本当にそうだった。
恐る恐るドアを開けるとFBで私のプロフィールを見てくれていたらしく、高校の後輩です!!と笑顔で迎えてくれる人もいた。
同級生に至っては私を紹介するのがめんどくさいらしく「元カノ」で済ませ、なんでやねん!?と思ったが、そういう事にしてしまうとそれ以上誰も何も聞かないので、まいっかであった。
FunkやSoulの名曲が壁に張り出され、それぞれのパートのプレイヤーがエントリーシートに記入し、ここは3回リピートして、キーはこれでなどど簡単な打ち合わせで演奏が始まる。
曲ごとにメンバーがチェンジし、隣の席に座っているラッパ吹きさんが曲に合わせて吹いていたりし、3Dで演奏が聞こえてくる。
久しぶりの生音はすうっと体に沁み込んで誠に心地よいものだ。
ああああこんな風に演奏できたら、こんな仲間がいたら、そんなことを想像するだけでも楽しい。
しかしこれだけの演奏するには、問屋が簡単に下ろしてくれないらしい。
同級生は一日に2時間、多い日は8時間ピアノに向かっているという。
まだ現役女将の私には手の届かない時間だ。
でも本当は自分には演奏能力が無いって知ってるのさ。
娘の家に泊まり、翌日はカナダからくるDrew君の希望で「矢場とんの味噌カツ」店舗前で待ち合わせたが、数十メートルの行列に跳ね返され、お寿司屋さんへ向かった。
回らないお寿司屋さんは初めてと喜ぶDrew君、私だって数年ぶりだ。
カナダ人2歳児が茶碗蒸しと酢飯を頬張る姿は頼もしい、白米が大好きだそうだ。
私たちが話に夢中の間スマホに子守りをお願いすると、、、
この息子は
とか
こんな方たちのミュージックビデオに向かってじっと聞き入っている。
??
この頃うちの孫たちは、アンパンマン、パウパト、トムとジェリー、機関車トーマス系だったような気がする。
そういった子供向け動画は一切関心が無く、ひたすらMVを観る2才児。
ビクトリアには鉄道が無く、日本の駅で動く列車を始めて見て夢中になったのでプラレールデビューも近いかもしれない。
結婚式が12年前、その後一度会ってそれ以来数年ぶりの再会。
まだサスカトゥーンに住んでいた頃遊びに行ったが、ビクトリアに引っ越してからは行っていない。
会いたい人がいる幸せ、会いに行ける幸運をかみしめる日々です。