【物件名:グランドール M】
戸建て物件の入居者様から、「トイレの換気扇から異音がしてうるさい」と連絡がありました。
早速、訪問すると、確かに換気扇を回すと「ゴー」っという音がします。
これは本体交換コースです。
カバーを外して中を確認すると、、、、
分かる方には分かると思いますが、やっかいな取り付けがしてあります。
上から、①下地木枠、②石膏ボード、③換気扇の取り付け耳 の順番に取り付けられていれば簡単に換気扇を交換できるのですが、今回は、上から、①下地木枠、③換気扇の取り付け耳、②石膏ボード の順番になっていて、取り付け耳が石膏ボードで覆われてしまっています。
故障時の交換を全く考えていない取り付け方に、怒りが込み上げてきますね。
(某超有名ハウスメーカー建築です)
これまで他の物件でもこのような取り付けになっているものがありましたが、どうやって交換するのかわからず、このパターンのときは業者に交換を頼んでいました。
知恵の輪のように上手に取り外す方法があるのかと色々考えていたのですが、やはりボードを壊すしかないとの結論に達し、それなら自分でもやれそうだったので、今回は自分でやってみることにしました。
多少、失敗しても化粧カバーでカバーできそうですし。。。
石膏ボード用のノコギリを使い、頭から石膏粉を浴びながらボードをカットしました。
換気扇の取り付け耳が出てきたので摘出して、新しい換気扇を取り付ければ完成です。
・・・・って、実はそう簡単ではありません。
このまま同サイズの換気扇を取り付けると、今回、穴を広げた石膏ボードの中に化粧カバーがハマり込んでしまうのです。
そのため、1サイズ大きい換気扇を購入し、更に既存の木枠も撤去して大きな木枠に作り直す必要があります。
新しい換気扇のサイズに合わせた木枠を作り、下から木ネジで固定しました。
ここまで出来たら、やっと新しい換気扇への交換作業となります。
まず、ダクト用アダプターを先に取り付けます。
その後、本体を挿入します。
ピッタリ木枠に収まりました。(換気扇のサイズに合わせて木枠を作ったので当然ではありますが。)
配線を行い、化粧カバーを取り付けます。
ギリギリ、化粧カバーが収まりました。
動作確認をして終了です。
まったく我流のやり方ではありますが、無事交換することが出来ました。