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きみの靴の中の砂

みんな行ってしまった

 

 

 時折、読んでいて心地いい文章に出会う。読みながら、寛ぐ気持ちにさせてくれる一文だ。その理由は、句読点を打つ位置(文章の息づかい)や言葉の選び方が自分の方法と近い・似ているというところだ。

 昔、自分で書いていながら、その内容をすっかり忘れてしまったものがどこかの引き出しから出てきたりして、それを読む時もきっとそんな気持ちになるだろう。

 確かな共感があれば、原文を書いた人が昔の人かどうか、有名か無名か、男か女か、どんな教育を受け、どんな本を読んでいたのかなどは一切関係ない。

 文体が体に馴染む文筆家を見つけると、その著作のすべてを読みたくなる。そういう文筆家が、今、頭に四人浮かぶが、もう、みんな川向こうへ行ってしまった。
 
 

 
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