京野ゆり

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ヴァン・ヘルシング』

2014-06-12 03:29:06 | 日記
かねてからあまり評判のよろしくないこの映画ですが、実際に見てみると、う~んなるほど、確かにまともに見ると面白くない! しかし映画ファン的に邪な目で見るみると、これはスティーブン・ソマーズ監督の華麗なる自己満足映画のような気がしました. というのも『ハムナプトラ』シリーズや『ザ・グリード』など、とにかく世界の魔物がお好きな感じのこのスティーブン・ソマーズ監督. おそらく監督自身もそういう類の映画やヒーローもの映画もかなりお好きなんでしょうね. いろんな映画を連想させるシーンが数多くありましたよ. 例えばオープニングでいきなり登場したハイド氏はほんとに『リーグ・オブ・レジェンド』の時とほぼ同じ造型. 途中でドラキュラ伯爵の繭がたくさん登場するシーンはまんま『エイリアン2』でしたね. 主人公ヴァン・ヘルシングは世界を救う行動をしているのに人々から誤解を受けて嫌われているのも『バットマン』の初期の設定と同じですし、同行した奇才科学者(? )カールは『007』のQっぽい感じ. ケイト・ベッキンセールが出演していることもあってか、より吸血鬼vs狼男という構図が『アンダーワールド』を連想させます. またカールが開発した閃光を放つ謎の武器もまんま『ブレイド2』にあったものと同じでしたし、ヴァン・ヘルシングが変身してドラキュラと決闘するシーンもなんとなく『ハルク』っぽい. モンスターケーブル あともう一つ加えるなら、二本の塔が立ち並ぶドラキュラ城を斜め上から撮るカットは『ロード・オブ・ザ・リング二つの塔』じゃないですか~!! まさにクエンティン・タランティーノ監督みたいに自分の好きな要素をこれでもか!!と詰め込んだ感じがして、ヴァン・ヘルシングという魔物ハンターがドラキュラと対決するという分かりやすい物語も、全然描ききれていない人物描写もそっちのけでひたすら「あぁ~このシーン、どっかで見たことある~」の繰り返しでした. たまにこういう映画を見るのも楽しいもんですね. 深夜らじお@の映画館 はバカ映画を見ることも大好きです.

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