欧州連合(EU)は25日に開いた外相理事会で、シリア軍がトルコ空軍機を撃墜した事件について、「容認できない撃墜だ」と非難した. 事件は「徹底的、緊急に」調べる必要があるとして、シリアに対し、トルコの調査に全面的に協力するよう求めた. 対シリアへの経済制裁の強化を決めた合意文書の中で指摘したが、事件への直接の報復措置などは決めていない. 理事会ではEUへの渡航禁止や資産凍結の対象を追加し、計129人、49団体・企業とした. 理事会前、オランダのローゼンタール外相は「シリアへの軍事介入は問題外だ」と述べ、北大西洋条約機構(NATO)が扱う問題だと指摘した. NATOは26日、トルコの求めで緊急の大使級会合を開き、対応を検討する. (ブリュッセル=野島淳).
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます