27,000円もするのに絶賛品切れ中の「AirPods pro」(ワイヤレスイヤホン)を全指麻痺の私が、返品覚悟で手に入れたので、レビューしていきたいと思います。2019年11月に注文、届いたのは2020年1月でした。 (奇しくも誕生日に・・・)
現在でも3週間待ちという人気っぷり。全指麻痺の無類の音楽好き、ガジェット好きの私との相性を記します!!
- 見た目
さすがアップル製品というだけあって、宅急便の段ボール箱を開けて、中からアップルマークのついた箱が出てきた時に、高品質ー!というオーラを感じました。
そして、いざ開封して、箱からイヤホン本体を取り出してみると、むむむむむ、これはカッコいい!! さすがアップル!!!
というファーストインプレッションでした。
2 . 着け心地
全指麻痺してる私ですが、音楽好きがこうじて、なぜかイヤホンは自分一人で着けることができます。特訓の成果です。
(チョコボールもなぜか摘んで食べることができます、、笑)
いざ、AirPodsを耳にはめてみますと、他の方のレビュー通り、心もとないホールド感です。こりゃ、すぐに外れるなと思っていたら、車に乗った時の振動ではもちろん、普通に座位で安定した体勢で使っていてもポローンと落ちます。まるで不意の涙のように・・・
このAirPods proには、「ノイズキャンセリング」機能が付いているのですが、こんなにホールド感なくてのこの機能はほとんど意味無しです。
たしかにオンにすると、エアコンやテレビの「サーーッ」というコンデンサーの音は聴こえなくなります。が!、それもこれも、耳から簡単に外れたら身も蓋も無いので、あまり嬉しい機能と感じません。
3. 使用感
耳から外れないかビクビクしながら使っているので、その時点で使用感はマイナス星3つです。
しかも、私みたいに一度耳からすってんころりん外れてしまうと、その度に人を呼んで、探してもらい、お腹の上に置いてもらい(出っ張っていて、物が置けるちょうど安定する場所なので)、心配され、、という事の繰り返しになってしまうのです。
操作方法は、耳につけた時に本体の電源がオンになり、全てアイホンやアイパッドの端末側から操作できるようになっています。ペアリングの切り替え、ノイズキャンセリングのオンオフ、外部音取り込みモードのオンオフ、音量調整、再生/停止、通話を受ける/切る、Siri 起動、もちろんこれらはAirPods pro本体からできますし、本体側から操作できたらこれほど便利なことはないのですが、全指麻痺の私にはここが問題なのです!!
それらのコントロールは、イヤホン本体側で行おうと思うと、上写真の赤枠の部分を「つまむ」必要があります。
お腹の上に置いたチョコボールや柿ピー、ポテチをなんとか指の間に挟んで口まで持って行ける私ですが、さすがに耳元にあるイヤホンの茎の部分のここを「つまむ」ことは2時間ほど試行錯誤して様々なやり方で挑戦してみましたが、残念ながら無理でした。。
最悪、グーで耳に無理矢理押しつけて、とやってみましたが、壊れそうですし、何よりそのはずみで耳から何度も落ちたり落ちかけたりしたので、オススメできません!!
ということで、イヤホン本体側からのコントロールは完全に諦めました。
さて、良い点はあまり見当たらないですけど、当たり前と言っちゃ当たり前の、他アップル製品との連携感ですかね。アイホンとペアリング(接続)すれば、アイホンの設定アプリ内に「AirPods」専門の設定項目が出てきて、そこでアクセシビリティ(操作方法をカスタマイズ、微調整)を結構細く変更できます。この辺はさすがにアップルさん、気が利いているというか、ユーザーの使いやすさ向上を考えていらっしゃいますね。
4 . 肝心の音質と、ワイヤレス品質
いろいろレビューを読むと、総じて「旧AirPodsより、格段に音質が良くなっている。他社製品よりも・・・」という高評価なのですが、
私は旧AirPodsは未経験で、他社製品もこの左右分離型でノイズキャンセリング機能が付いたこの高価格帯のモノは初めてなので、比べようが無いのでした。
ということでのレビューだと、音質はまあまあ。音楽なら、軽く聴く(イージーリスニング)程度には良いのでは?という感じです。ガッツリのめり込んで聴こうにも、(くどいですが)耳から外れる心配が付きまとい、まず集中が難しい。音質だけでいうなら、これは全ワイヤレスイヤホンの弱点ですが、やはり低音域が弱すぎる。と思います。
通話や朗読を聞いたり、言葉を聞き取る分には、このくらい音質が良ければ十分といった感じです。音質は、可もなく不可もなくといったところです。
ワイヤレスの品質なのですが、使用中に音が途切れたり、接続が不安定になったり解除されたりといったことは一度もありませんでした。ノイズが入ったりということもほぼ無いですね。
【総評】
全指麻痺の自分にとっては、とても扱いづらく、この機種の機能性(ノイズキャンセリングのオンオフの簡単な切り替え等)や音質を堪能できませんでした。指が動いて使ってなんぼという製品ですね。
旧型であれば、本体ボディをタップして、通話の応答や音楽の再生、Siriの起動などができたのですが、Proのこの''ステムの先をつまむ''動作は超難儀です。
約30,000円も払って、楽しみ3分の1ならば、他の安価なワイヤレスイヤホンで良いでしょう。
【総合点】★★☆☆☆
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