諸々の事情でそのままになっていた知人のビデオ編集用ワークステーションの製作を行った。
主なスペックは以下の通り。
CPU:Intel Xeon E5450 3GHz ×2
M/B:SuperMicro X7DWA-N
電源:ENERMAX EGX1000EWL 1000W
メモリ:Transcend DDR2 FB-DIMM 2GB ×2
RAID:3Ware 9550SX-4LP
HDD:SEAGATE ST3500320AS 500GB ×4
VGA:ELSA EQFX570-256ER
ドライブ:BUFFALO BRHC-6316FBS-BK BD-R/RE Write
ケース:SOLDAM ALCADIA ZR3000
OS:Windows XP Professional SP2
これにカノープスのハイビジョン編集用ボード VELXUS500 を載せる。
Xeonマシンは今回で2回目。
サーバ/ワークステーション系のCPUやマザーボードは高価である。
特にCPUはこれ1個でノートパソコンが買えるくらいで、もうなんというか、笑ってしまう。
気を取り直して、まずマザーボードにCPUを載せる。
本来XeonのCPUクーラーはマザーボードを貫通して、ケースに固定するようになっている。
このケースはE-ATX対応ではあるが、クーラーを固定できるようにはなっていないので、マザーボードのオプション品の
バックプレートで固定する。
つまり、クーラーとバックプレートでマザーボードを挟むわけだが、このマザーボードの裏にはCEKスプリングという
板バネのようなものが装着されており、クーラーを固定した時にマザーボードにテンションがかかり過ぎないように
加重を吸収するようになっている。
ちなみに固定するネジはクーラー側に付属している。
以前は裏から適当なネジで固定しないといけなかったので、多少扱いやすくなっている。
いちばん緊張するCPUを無事2個装着、次にメモリを差し込むのだが、このメモリスロットは4チャンネルになっている
ようで、合計4GBにするなら1GB×4が最適らしい。
まあ速度への影響も多少のようなので気にしないことにする。
ちなみに使用するアプリケーションの都合上、Windows XP Proは32bit版なので実質3GBしか使えない。
メモリスロットが8レーンもあるのにもったいない。
ケースにマザーボードを固定、HDDや各種ドライブ、電源も組み込む。
今回RAID5で運用するため、ハードウェアRAIDカードを導入した。
HDDが出荷時1.5Gbpsモードになっているので、ジャンパピンを外して3Gbpsモードに変更する。
ひととおり組み込みが終わったところで、マザーボードに電源やインターフェースケーブルを接続する。
24Pinのメイン電源は問題ないのだが、8Pinと4Pin+4Pinという電源ケーブルの差し込み先がよくわからない。
いや、マザーボード側に8Pinと4Pinのコネクタがひとつずつあって差し込み先はわかるものの、どちらを利用するのかが
不明だ。
マザーボードのマニュアルも英語でよくわからないが、電源の方のマニュアルによると8Pinがデフォルトのようなので
接続する。
このENERMAXの電源、出力が1000Wもあるだけあって、ビデオカードを複数枚利用できるようビデオカード向けの
電源ケーブルがたくさん出ている。
しかし複数枚はおろか、消費電力の高いビデオカードは使用しないので、ビデオカード用の電源ケーブルは一切使用しない。
電源本体から直出しで外せないので、大変邪魔である。
また付属のS-ATAケーブルが短くて、BDドライブからマザーボードのコネクタまで届かない。
Windowsをインストールするので無理矢理接続したのだが、きれいにとり回しができないので後日長めの
ケーブルを購入しないといけない。
このケースはファンがかなり多く、7~8個くらいはあった。
とりあえず全て接続したので、電源を入れてみたところ、マザーボードのBIOSが正常に起動した。
RAIDカードの設定も問題なく、全てのHDDを認識していたので、4台でRAID5のアレイを作る。
別のPCでRAIDカードのドライバディスクを作り、Windowsのインストールを行う。
しかし別のPCがないとドライバディスクを作れないというのは不便だ。
SuperMicorもマザーボードのRAID機能を使う場合は付属CDからディスクを作った記憶がある。
まあこのサーバ/ワークステーション用のマザーボードやRAIDカードというパーツからして、はじめての自作PCと
いうことはまずないだろうから問題ないのかもしれないが・・・。
さてWindowsのインストールも無事完了、各種ドライバディスクも概ね問題なくインストールできた。
起動スピードは速いといえば速いのだが、RAIDカードの認識などもあるのかWindowsロゴが表示されるまでが若干長い。
タスクマネージャのCPUの項目が(当然だが)8個あるのには苦笑してしまった。
今日の作業はここまで。
後日内部のケーブル類を養生して、ハイビジョン編集のボードを入れる予定。
撮影:D300 + Ai AF Nikkor 35mm F2D
インテル Boxed Xeon 3.00GHz Cache12MB LGA771 1333 Active/1U Harpertown 80W BX80574E5450Aインテルこのアイテムの詳細を見る |
Seagate 3.5インチ内蔵HDD 500GB 7200rpm S-ATA/300 32MB ST3500320ASSEAGATEこのアイテムの詳細を見る |
ELSA ワークステーション向けグラフィックボード NVIDIA Quadro FX570 256MB PCIE EQFX570-256ERエルザこのアイテムの詳細を見る |
BUFFALO 内蔵ファイルベイ用 Blu-ray&HD DVDドライブ ブラック BRHC-6316FBS-BKバッファローこのアイテムの詳細を見る |