すっかり朝晩の寒さが身にしみる秋・・・・・・
音楽を聴くのも夜、という感じが多くなってきました。
本日は、秋の夜長を楽しむ一枚・・・・・・かな?(笑)
SCOOBIE DO
『MIRACLES』
ロックバンドなのに、ソウルフルでポップネスに溢れた稀有な存在であると確信しているスクービー・ドゥーがニューアルバムをリリースしました。
相変わらずグルーヴィな演奏にグッときます。
タイトで力強いモビーのドラム、良く歌う端正なジョーのベース、ドライヴする気持ち良すぎるマツキのギター、という鉄壁のアンサンブルに乗せて歌うコヤマの粘る声・・・・・・・実にゴキゲンな音が詰まってる。
今回は、ブラックボトムブラスバンドのホーンも何曲か加わってて、華やかさも感じられて。
しかし、今回のアルバムで一番感じたのは、サウンドがイイ意味でマイルドになり、メロディが普遍的になっている事。
とてもキャッチーでポップなのに下卑た感じがしない。
ベタな要素も残しつつ、エッジが立っててクールさも漂わせる。
サウンドは、モータウンっぽいオールドテイストだけど、古臭いモタッとした感じは無くて。
音はシーンによって変化したり、受け取るリスナーの感じる気持ちも変わっていくんだろうけど、いいメロディはずっと残っていくんだろうな・・・って感じられるのが嬉しい。
全10曲、40分強という古のLPレコードを思わせる密度の濃いパッケージも絶妙です。
全部の曲を大切に聴きたくなる。
類型的で金太郎飴みたいな音しか鳴らせない(自称)ロックバンド(笑)とは一線を画す、ホントにカッコいい音楽をこれからも作り続けて欲しいと改めて思いました。
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YouTube: SCOOBIE DO / ミラクルズ (MIRACLES)



